ライブではすっかりお馴染の楽曲群ですが、はたしてどんな想いが込められた曲なのでしょうか?
―DISC2―
■M-1 酒燃料爆進曲
作った当時はこんなに歌い続けることになると思わなかった。
もう、この曲演らないとライブが終われなくなったぐらい、定番中の定番。
多分この10年、ライブでこの曲を演らなかったのって、2、3回ぐらいしかないと思う。
定番曲になったのは、やっぱり楽しいからだろうね。
お酒の歌って、これまで演歌やブルースに取られていたけど、ロックで歌うのも楽しい。
酒は好き、みんな好き。とにかく酔っ払って騒ぎたい!
■M-2 ドンマイ・ビート
日々の哀愁を笑い飛ばす曲。
実は哀しい曲なんだけど、ライブ向けだし、アホっぽくて楽しい。
こういう泣き笑い的なものって自分の中でも大事なんだよね。
ライブ中のダンスは、もちろんジョン・トラボルタの映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のキメポーズから拝借。
最近は、いわゆる「80thダンスビート」を若いバンドがお洒落に再構築してやっているけど、実際に80年代を体験した俺らが作るとこうなる。
要はダサイ!
このダサさこそが80年代。
■M-3 はじまりのブーツ
1年に何回か、スタートラインに立つことがあるよね。
正月とか入学式とか。
行事として、そこから仕切り直しするタイミングはあると思うけど、個人的な仕切り直しのタイミングは自分で決めていいんじゃないかな、と思って作った曲。
これは「ブーツ」にしたのがこだわり。
バッシュとかシューズとかスニーカーじゃダメで。
ブーツじゃないと、俺が歌っていて力が入らないから。
■M-4 トーキョー・ロンリー・サムライマン
歌詞の冒頭が「真夜中 駅裏 ラーメン屋」だからね、駅裏のラーメン屋って!
すでに一回飲み終わってシメのラーメンを食べるシーンから始まる。
そのダルい中で思うこと、誰もが思うことを歌っている。
この曲もこんなに長くライブで演るとは思わなかったな。
しかし、「タリラリラリラリラ~」って酔っ払った雰囲気出てるよね。
赤塚不二夫的な状況で、いいお酒といい馬鹿具合が出てる。
ビールって不思議な飲み物だよね。
生きてて良かった、と思う飲料なんて他にない。
いくら高級なフカヒレのスープ飲んでも、ビールほど「生きてて良かった」とは思わないぞ。
ニュースで見たんだけど、「ロシアでビールがついに酒の分類に入った」って!
それまで一般食品だったのか、ビックリ。スゴイ国だ。
■M-6 ありがとな
俺が東京に来て良かったなぁ、と思えるのは、自分の仲間がいて東京で新しく友達ができる喜びがあるから。
昔、ラフィン・ノーズがイベントをやってて。
お客さんはいないし、来ているヤツらは数人だけで友達ばっかりだし、朝方はほとんど全裸だし、アニソンかけながら、全裸に塗ったケーキを舐めあうようなバカバカしいイベント。
そのイベントが終わったあと疲れた体で新宿を歩いていたら、同じく疲れたオカマとすれ違ってお互いに失笑。
そういう楽しい時間が共に過ごせるいい仲間に恵まれて、俺は幸せだと思うよ。
俺のまわりは俺も含めて馬鹿な友達ばっかりだし、なんの足しにもならないような友達なんだよ、互いに。
でも、そういう仲間がいるのは人生の宝物。
たとえバンドがうまくいってなかったとしても、その仲間がいれば生きてきて良かったと思えると思う。
ライブ中、歌っているとグッときちゃうけど、自分でグッとこないような曲を作ってもしょうがないからね。
■M-7 俺達は明日を撃つ!
これはいい! いい曲ができた! 絶対くるぞ!って。
結局、こなかったなぁ。
だからこそ、今でもライブで演るんだよ。
知らしめてやろうと思って。
今回のツアーで会場限定発売したシングルに「男達のメロディー」(SHOGUN)のカバー曲を入れたんだけど。
この「俺達は明日を撃つ!」は、「男達のメロディー」へのアンサーソングでもある。
歌詞の「誇り守る為に胸に喰らった弾丸の」部分なんかがそうだよね。
俺たちが影響を受けた曲への恩返し。
明日って未知だから恐い。でも必ず来る。
そういう恐いものに対して向かっていく勇気を歌った曲。
■M-8 男は胸に...
ライブでは、「俺たちは渡したから、お客さんたちに持って帰って欲しい」という気持ちで歌っている曲。
男って基本的には駄目なんだけど、それでも、だからこそ、強がっていくもの。
自分の駄目さを知らないと何もできない。過信するべからず。
■M-9 宿六小唄~ダメ男に捧ぐ~
俺は男に生まれてきて良かったよ、この「おとこうた」を歌えて。
こればっかりは男じゃないとね。
ちょっと寅さん的な部分って男ならみんな持っていると思うんだよ。
そういう男のダメっぷりを歌った。
■M-10 ロクでナシ
「ROCKでない奴はロクデナシである」という格言。
「ロックはろくでなし」と思う人もいるかもしれないけど、価値観の転換。逆転の発想。
まぁ、これは強がりだな。
■M-11 つきあかり
俺が今まで作った曲の中では、「俺の葬式に流してくれソング」のNO.1。
自分でもバランス良くできた曲だと思う。
たいがいは歪つなものが出来て、その歪つさも好きなんだけど、何年かに1回ぐらいあるわけ、すごくシンプルに言いたいことがまとまる時が。
「サムライブルー」もそうだったけど。











