女性自身
 怒髪天の最新シングル、「真夏のキリギリス」はもうお聴きになりましたか?
軽やかなサウンドに彩られた怒髪天流のサマーチューン、この曲なしでは2010年の夏は幕が開きません!


IMG_6355.jpg「ド真ん中節」から、今回の「真夏のキリギリス」。
これは「ド真ん中節」みたいな核の部分だけで見られても照れるから、照れ隠しの意味もある。
「ド真ん中節」で本当のことを言ったあとは、「真夏のキリギリス」みたいな曲でちょっとフザけ、「ナンチャッテ!」って言いたくなる。
そんな流れもあって、夏のコンセプトシングル3曲入りが完成した。

怒髪天は全方向から見てほしい。
フザけたものも、真面目なものも、全部やって多面的にやっていきたいと思っている。
「ド真ん中節」から見た人は、次がいきなり「真夏のキリギリス」だと驚くかもしれないし、ガッカリする人もいるかもしれない。
でも、これまで長い目で怒髪天を見ている人なら、どんな曲をやってもガッカリのしようがない。
だって、悪ふざけも俺らのやり方なんだから。
一緒に楽しんでもらえればいいよね。
ここまで、出来るって自分たちも自信になった。

よくさ、バンドが売れると"踊らされてる感"アリな曲をリリースすることってある。
その流れに準じて俺らもこの曲を出したけど、誰にも「売れ筋な曲を出したねー」とは言われない!
そりゃそうだよ、今回の「真夏のキリギリス」は20年前の売れ線な曲なんだから。
今になって、あえて80年代Jポップにこだわる。
その妙技も、踊らされて感のある曲を出すのも、浮かれた感じも、俺らのやり方なんだけどね。
歌う期間が夏だけという贅沢感もいいよね。

IMG_6317.jpgさて、この曲は寓話『アリとキリギリス』がモチーフ。
「キリギリスのように夏に遊んでいると冬は大変なことになりますよ、アリのようにちゃんと働きなさい」という啓蒙的な話で。
確かにその通り。その通りなんだけど。

でも、「せっかくの夏をハジけないともったいない!」という思いが、年々強くなってきた。
もっと言うと、夏だけじゃなく毎日を無駄に過ごしている時間が、もったいない!
そう思うんだよ、40歳を超えると。
それに今思い返せば、これまで取りこぼしてきた夏もたくさんあると思う。

そこで、夏の正しい過ごし方を提案しようと。
「旅の恥はかき捨て」という言葉があるけど、「夏の恥もかき捨て」なんだよね。
そういうもんじゃない、夏って。
あの夏、どうかしちゃってたな・・・と思うぐらいのハッチャけ具合でいかないと、夏を楽しめない。

サウンドは、80年代Jポップへのオマージュ曲。
クレイジーケンバンドの高橋利光さんに参加してもらって。
完全に分かっている人にアレンジしてもらわないと、俺たちだけだとどうしてもロック風になってしまうから。

まぁ、普通のロックバンドは、夏の太陽とか海が似合う曲なんかないよね。
バンドマンの活動は「日没後」、田舎か都会かで言うと「都会」、アウトドアより地下のライブハウスに潜る「インドア派」。
第一、Jポップな夏の曲は、ロックバンドにとってはヘイトな部分なわけ。
でも我々の青春時代に完全に溶け込んでいたのは、80年代のJポップなんだよ。
確実にJポップを聴いて夏を過ごしていた。

IMG_6365.jpgあの期待ばかりしてしまうような、軽薄なサウンド。
ここをあえて「やっとく?」って思って。
どこまで自分たちに近づけると試してみたいという気持ちもあった。

80年代よりちょっと前なら渚系のバラードで、俺ら世代なら夏の曲はチェッカーズ。
だからこの曲は、チェッカーズ・マナーにのっとった1曲になっている。
コーラス・ワークもドゥーワップを意識して。
いい感じに軽薄な夏の曲が出来上がった。

サザン不在の今。
俺らが夏の代打を打っておこうと。
2010年は夏ソングがなかったねー、なんて言われたら困るから!

確かに、たくさんのアーティストが夏の歌を出すけど、いまどきのサマーチューンは季節感がない。
ジャパニーズ・レゲエも、オキナワン・サウンドも素敵だけど、一年中聴けるじゃない。
だから、嬉し恥ずかし、みたいな夏の歌をやっておきたかったね。

「この曲から怒髪天を聴く人はどう思うのだろう」と、ちょっと心配にはなるが・・・。


3月3日にリリースされる怒髪天のニューアルバム『オトナマイト・ダンディー』。
増子による曲解説もラストスパートです! 全貌が見えてきたら後は聴くだけだ!!

■M-9「アフター5ジャングル」

会社でおとなしくしてるけど、ナメんなよ、という曲。
草食男子への当てこすりもある。

IMG_1610.jpgいまや「アフター5」という言葉も聞かないよな。
しかし大人と言えばアフター5だろう。
"5時から男"的な。

アフター5は今回のアルバムに絶対入れようと思っていた言葉だから!
花金もアフター5も昭和的な匂いがする言葉だよなぁ。

メッセージとしては、人間はひとつの側面だけではないぞ、という。
自分の人格に潜むもう一人の自分。
会社終わって会ってみたら別人みたい!ということある。
学校以外で私服で会ったら可愛い!とか。
それに近い。


■M-10「我が逃走」

逃走と闘争。
同じ読み方でも意味が反対。
ドリフがビートルズの前座で「逃げろ!」って言ったと同じで、ひっかきまわして逃げる、やり逃げ的な逃走。

IMG_1628.jpgどんな人でも必ず勝負のときがくる。
それまで逃げられるんだったら逃げておいてもいいんじゃないか、と。

受験でもなんでも、人生が終わるわけじゃない。
そこが勝負どころじゃないし、逃げるという選択肢が残されていることも頭に置いておいてほしい。
逃げる=負けじゃない。

武士道という道は、俺にとって大事なもので男らしく生きたいと思ってきたけれど。
ちょっと待てよ、それも自分で勝手に決めてきた生き方から逃げるときがあってもいいんじゃないか、と思った。
俺が生まれる前から「逃げるが勝ち」という言葉もあったし。
「全人類肯定曲」で歌ったように、生きていることだけで勝ちなら、人生の中で逃げて生きのびる場面があってもいい。
わざわざ危険地帯に自分を追い込む必要はない。
死んでしまうぐらいだったら、逃げなさい。

今が勝負どきかどうか見極めるのは難しい。
戦国武将もそうだけど、見極めを失敗したら軍も国も失うわけだ。

サウンドは気楽なカントリー。
デッド・ケネディーズの1stで気狂ったアルバムがあるんだけど、最後の曲がプレスリーのカバーをした「ヴィヴァ・ラスベガス」で、明るく終わってる。
そういうのが好き。まだ続きそうで。
だから今回は最後にこの曲を持ってきた。

47分のカセットテープに入るアルバムがベストで、もう一回聴こうと思える。(今作は38分46秒)
最後がカントリーで楽しく逃げて、そしてもう一度、頭の「オトナノススメ」に戻って「オトナはサイコー!」とループする。
何回も聴いてほしい。
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大人の常識、大人のマナー、大人の生き方。学びたい人は迷わず怒髪天のニュー・アルバム『オトナマイト・ダンディー』を聴くべき!
増子が語る曲解説、今回も続きます!

■M-7「悪心13」

これはね、「やったろう!」と意気込んだ曲。
80年代~90年代にかけて、ストーンズの影響を受けたゴージャスなジャパニーズ・ロックンロール。
ハーレー乗ってステージに登場して女性コーラス従えているような。
ゴージャスなジャパニーズ・ロックンロールなサウンドからの、二日酔いという超ショボいモチーフ。
サウンドだけでは分からない。
曲はとにかくカッコイイ。
でも、二日酔い。
引きずるような音がガンガンしていて、ほんとに二日酔いの曲だ。

IMG_1631.jpgお酒は楽しいよ。
これまでも酒の楽しさを歌った曲はたくさん作ってきた。
でも、ここでキチッと「酒と二日酔いはセットになっていますよ」ということを教えておかないと、"オトナ"として。

リアルにこういうこと、あるからね。
シミも1年に1回ぐらい、二日酔いでリハに来ないことあるから。
「明日、行きます」って電話してくる。
「インフルエンザかも・・・」とか言ってたときもあったな。
嘘つくな! なにが「かも」だ!!

俺も二日酔いになるよ。
朝、本気で病気かな?と思う。
こんなに具合悪くて、俺、大丈夫かな!?ってマジで思うよね。
ちょっと頭を動かしただけで、脳みそがずれたみたいな頭痛が襲う。
頭が痛すぎて「わぁっ!」って声が出ちゃうから。
それが、だんだん、騙し騙し、具合が良くなってくるんだから不思議だよなぁ。

仕事とかバイトとか、俺も数えきれないほど二日酔いで遅刻した。
「・・・すみません・・・・・・具合悪くて...」って、わざと具合悪い声で電話して。
週2でやってたな。

13時って『笑っていいとも!』が終わる時間じゃん。
起きていいともが終わってたら、やっちゃった感が増すからねぇ。
同じ遅刻でも、午前中に起きるのと、いいとも終わりに起きるのでは全然違うから。

だからタイトルが『悪心(おしん・吐き気)13』。


■M-8「ふわふわ」

ちょうどアルバム作っているときに、バンド内が80年代ブームだったのよ。
トム・トム・クラブとか、アダム・アントとか。
そういうものがやりたくて。

波形処理を全部人力でやってるからね。
わざと息を切りながら歌ったり、2回歌ってずらして重ねたり。
ドラムの叩き方とか、全部人力。
ライブで見たら面白いよ。

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この曲も地に足がつかない感じ。
風邪薬飲んでぼんやりしているような、血圧上がらんような、上の空で現実感のない日。
たまにあるでしょ、こんな日。
それを生々しい切り取りで書いた。

子供は元気だからこういう日はないだろうけどね。
大人はこういう日がある。
雨が降る前日に首が痛くなったりするのも、大人ならでは。

「ふわふわ」もそうだけど、「ド真ん中節」の「ドンドドン」、「俺ときどき・・・」の「パラパラ」とか。
こういう擬音語で、ポエムではなく歌詞であるということをより意識した。
字面で見たときに100%ではなく、メロディに乗ったときに100%にするんだ、と。
音で表すことによって、言葉の意味がピークにくるように。
それが分かった。

歌詞で「ドンドドン ドンドドン」って書いてあってもなんのことか分からんでも、歌になったら最大限に活きる。
歌詞ってそういうもの。

これまで全部、言葉で表現しようと囚われていた部分があったと思う。
でも、ここ何年かそう思っていて、やっとそこに踏み込むことができたかな、と思う。
『北風小僧の寒太郎』の「ヒュルルンルンルンルン」もそう。
あそこは歌詞がいらない。
「ヒュルルンルンルンルン」で表現できる寒さや切なさがある。

擬音語も日本語のいい趣があるからね。
共通の認識で、日本語の素晴らしい武器だと思う。



今回も引き続き、増子自ら曲を解説。
大人の醍醐味を味わえるアルバム『オトナマイト・ダンディー』を語ります!


■M-4「オレとオマエ」

IMG_1590.jpg去年、一番最初にバンド組んだベースのやつと十何年ぶりかに会ったんだよ。
ソイツのお姉ちゃんにスターリンとかルースターズとか教えてもらったんだよね。

大人になればなるほど旧友と会う間隔が長くなってしまうけど、喜びも一入で懐かしくて。
こういう再会って大人ならではの贅沢だよな。
そんな実体験を基に気持ちを書いた曲。

サウンドは「ベストヒットUSA」的な80年代をイメージ。
ソイツとの思い出の時代も80年代だし、俺らの青春のサウンドだからキュンとくる。

友康がキーボード買って弾いてるんだよ。
歌詞だけじゃなくて音も、その曲の世界観に近づけたかったんだよね。

「オ~レとオマエ~」の部分とか、無理やり日本語を乗せている感じも80年代なんだよ。
違和感のある言葉の乗せ方。
ベタな80年代歌謡曲風を意識したんだ。

こんな音をつけられるのも贅沢なこと。
写真に音をつける、というか、映画に近いような感覚。

軽やかなサウンドに仕上げたのは、「またそのうち会おうぜ!」という気持ちを込めて。
しっとりと懐かしむ曲にはしなかった。


■M-5「俺ときどき...」

IMG_1602.jpgこの曲は、ほとんど安全地帯。
だからこそ「予感」というキーワードが外せない!

古い言葉で言うと"アンニュイ"な感じ。
そしてちょっとお洒落。
俺らが昔、抱いていた"東京"とか"大人"って、こういうアーバンなイメージがあるんだよ。

このコード進行は俺が一番苦手とするパターンなんだよね。
こういう気持ちになること、俺にも、ある。たまには。少ないけど。
なんともやりきれねぇーなぁ、満たされないなぁ、という気持ち。
嬉しいときは嬉しい曲、哀しいときは悲しい曲。
しかし、なんともないときの曲もあっていい。
つぶやきに近い、劇的ではない曲。
でも、それを表現しようとしたらこういう曲じゃないとダメ。

曲の完成度がめちゃくちゃ高かったから、挑戦して面白かった。

絶対、この曲は俺が歌わないほうがいいよ。
誰か歌謡曲として歌ってくれたほうがいい。
友康の曲のアレンジ、楽曲の素晴らしさが分かる曲だと思う。

Bメロの「~ひと雨くる予感~♪」のとこ、素晴らしくいいよ、グッとくる。
やっぱりさ、歌謡曲はBメロなんだよ。
Aメロで落としてBメロでひいてひいて、サビにパーンとなるという歌謡曲セオリー。
歌謡のマナーを完全に守った一曲だ。

この曲は俺とシミ(清水・ベース)が選んだ曲。
友康が「できるか? 大丈夫?」と心配していたけど。
「まぁ、ダメだったら友康が歌ってよ」と言っておいた。


■M-6「武蔵野流星号」

IMG_1618.jpgいわゆるラブ・ソングってこういう世界だと思うんだよね。
そんな劇的なことばっかりじゃないし。
でもさ、終電なくなってチャリンコで駆け付けるだけでも、二人にとってはドラマチック。

この曲は、周囲の人が意外と「いい」と言ってくれるから、困るよ。
すごい困るし、照れるわ。
うん、とにかく困る!
「こういう曲はちょっと・・・」と言われたほうが良かった。
意外とすんなり通っちゃったなぁ。



いよいよ3月3日、怒髪天のニュー・アルバム『オトナマイト・ダンディー』が発売になりました!
増子自ら、存分に語ります!


■M-1「オトナノススメ」

IMG_1595.jpg俺が書く歌詞で、俺の声で歌ってしまうと、キャラクターに押されてどんな曲も怒髪天になってしまう。
でも、今回は傍からみた"怒髪天らしさ"にこだわるのはやめた。

今回のアルバムでは、(上原子)友康(ギター)のメロディ・メーカーとしての力を全面に出したかった。
だから、友康が持ってきた曲の中からメンバーが各自やってみたい曲を選んで持ち寄って曲を決めたんだよね。
そうすると、今まで作らなかった曲が満載に。
"らしさ"だけではない作品に仕上がった。

半年ぐらいかかったけど、正直、今までのアルバム作りで一番楽しかったな。
作り甲斐があったし、職業作詞家としてのチャレンジもできたし。

アルバム・タイトルの『オトナマイト・ダンディ』の意味は"大人爆弾"。
『ダンディ』という言葉もいまどき誰も使わんでしょう。
ゲッツか、昔からやっている理容院か、俺らしか使わない言葉だ。

昔から、『ダンディ』というとカッコいい大人の男のイメージがあるんだよな。
チャールズ・ブロンソンとか、ルパンとか。
昭和的男臭さをちょうど表す言葉は『ダンディ』しかない!

俺はダンディさに憧れるけど、ダンディさがまったくない。
でもあれだな、昔に比べたらヒゲが生えるようになった!
ハットやトレンチコートが似合うようになったのもダンディと言えるだろう、うん。

オープニング曲は「オトナノススメ」。
この曲しかない!
音的にもすごく開けた音だし、オープニングとしてドーンといくべき曲。
アルバムのタイトルも『オトナマイト・ダンディ』だから、「オトナノススメ」で幕明けないと。


■M-2「ヤケっぱち数え歌」

これはすごい歌。
世界的にみて、ハードロックにこの歌詞を乗せるのは俺らぐらいしかいない。
ハードロックの持つ良識の馬鹿らしさや、大袈裟な感じ、ステージ映えするようなイメージ。しかし歌詞がボヤき。しかも数え歌。
このアンバランスさが聴きどころだな。

よくさ、海外のハードロックって、外国語だから意味分からず聴いてる場合があるよね。
その歌詞の意味を知ってビックリすることがあるじゃん。
だから、この曲も海外の人が聴いたら、歌詞の意味も分からずカッコイイと思うかもしれない。
洋楽を聴いてカッコイイと思うってこういうことなんじゃないかな?と。
意味も分からず洋楽を聴いているヤツらへの、ちょっとした当てこすりの意味もある曲。


IMG_1637.jpg■M-3「ド真ん中節」

エンディング向きの曲であることは確か。
でも、俺ら自身の中では、シングルで「ど真ん中節」を作った時より進んでいるから、ラストではなく3曲目に持ってきた。
序盤で聴かせていい。

「オトナノススメ」と「ド真ん中節」、この2曲を離したくなかったから3曲目にした、という経緯もある。
この2曲は決意表明だから、決意表明は早めにやっておかないと。

この曲は、シングルで出した段階で、当時一番、俺らのすべてを集約した曲になっている。
まさにド真ん中。
でも、まだまだ、できる! 
まだできるからね! 

127日に2010年一発目のシングルを発表。その名も「ド真ん中節」!!

今、君は、ド真ん中を突き抜けているか!?



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「ド真ん中節」のPVは泣けるよ!

観ている人たちが、じゃなくて、俺たちが。

いやぁ、ほんっとに、過酷な、撮影だった。

本気で棒にしがみついて、雨やら風やらゴミやら吹きつけて。

東北で大雪降った日の撮影だからね。


だいたいどんな撮影でも弱音ははかないけど、今回だけは半べそかきながら「明日にしねぇ?」ってお願いしちゃったよ。

さすがにギブアップ。

苦しい顔は演技じゃないからね。

本当に苦しいから気合の入った表情になってしまう。

腕はアザだらけ。


PV監督は丹下紘希というPVの巨匠で。

Mr.Childrenとかを手掛ける人なんだけど。

俺はもともと古くからの友達だったんだよ。

いつか撮ってもらいたいと思いながら、あれよあれよと丹下紘希がエラくなってしまって。

それで、ようやく今回、怒髪天のPVを撮影してもらうことが実現した。


しかし。

友人だからこそ容赦ないよね。

死にそうな撮影だった。

みんなに観てもらって、「しがみついてでも俺は行くぞ!」という気合いが伝わればいい。


今回の曲に関しては、話すことはない。

小学生でも分かるように、分かりやすく全部歌詞の中に言いたいことは入れたつもり。

どこに居ても自分の道はあるわけで、その道を行け、その道を信じろ、というメッセージ。


わき道にそれたり、自分のストライクじゃないこともしないといけない場合がある。

食っていくために。

それが自分の中のド真ん中じゃないかもしれない。

でも、ド真ん中じゃないって思いながらやることもふまえて、それでも自分の生き方は真ん中を行け、という意味。


この曲は応援歌と思われるかもしれないけど、世の中にいっぱい応援歌はあると思う。

世の中の応援歌みたいに若年層にガンバレと言われてもどうかと思うが。

でも、この曲はサビは「ドンとゆけ 俺のド真ん中」となっている。

普通は「俺の」は入れないと思うんだよ。

「お前の」とか「君の」とかを入れて、「お前のド真ん中をゆけ」となるんだろう。

それでも俺は「俺の」を入れた。

俺が自分のド真ん中をゆくぞ、という歌だから。


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あとは、それぞれ聴いた人が、自分の歌だと思って、自分の中から発したときに「俺のド真ん中」になると思う。

だからみんなが歌えば、歌詞の「俺」は自分のことになるはずなんだ。

自分がどうにかしないといけないからね。

他人からガンバレって言われて頑張れるなら、とっくに頑張ってる。

頑張れるチカラは自分の中からしか生まれない。


今、怒髪天のライブって、楽しいお祭り風を求めてくる人が多いと思う。

そこに、この曲で伝家の宝刀を抜く、という。

せっかく聴いてくれる人が多くなった今、ライブ動員も増えている中、本当に俺らが言いたいことを、あえて言いたい。

本当ならば、今の時期はふるいにかけるときではないかもしれない。

でも、この曲を今のタイミングでシングルとしてリリースすることが、俺のド真ん中。

これが分からないんだったら・・・・・・悲しい!


友康(怒髪天のギター・作曲)が言うには、前回のシングル「オトナノススメ」が「勝手にシンドバッド」だとしたら、「ド真ん中節」が「いとしのエリー」、となるハズなんだけどな・・・・・・と。

ウルフルズで言うとところの、「ガッツだぜ!!」からの「バンザイ~好きでよかった~」のような???

それにしては「いとしのエリー」も「バンザイ」も出すには早過ぎるんじゃねぇか? という説もあり・・・。


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今年はアルバムが出る。

スゴイのが出来た!

シングルよりもスゴイのが出来た!

これまでとは違う。

「遠いところにあるものを、4人でどのくらい俺らに手繰り寄せられるか」をテーマにやってみた。

どのぐらいやれるか試してみたんだ。

イントロ聴いたら怒髪天だと思わない曲がいっぱい。

このお話はまた、次回。発売が近くなってから話そう。


意固地にならず、朗らかな毎日したいよね。

年々、頑固になったりするような爺にはなりたくない。

この年でも「ラブプラス」をやるような男でいたいと思うよね!


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今回は今、注目されている恋愛コミュニケーション・ゲーム『ラブプラス』(コナミ)について論じます。
ゲームと侮るな、そこに恋愛の真実があるかもしれない!?


このゲーム、Perfumeを知ったときと同じくらいの衝撃だったよ。
俺は、3人いる女の子の中から「ロンドンパンクが好き」という「凛子」を選んだんだ。
まだ髪型が変わるところまでも行っていない状態。

IMG_0004.jpg他のプレイヤーの「凛子」と俺の「凛子」を通信でお喋りさせたんだけど。
そうすると凛子同士がプレイヤーのことで恋話を始めるわけ。
それを聞いてみたら、俺、散々な言われよう! ヒドイ!

ジャンルで言うと、このゲームは恋愛シュミレーションじゃなくて"コミュニケーション"。
恐ろしいことにキャラがアンドロイドの中身なわけ。
人間の心が中に入っている。
これはもう、ただ事じゃない。
要はメールを送ってもジラして返事が来たり。
「あれぇ、今日、返事ねぇなぁ!?」なんて思ったりするんだよなぁ。

まぁ、"学校に通っている"というシチュエーションだけが可能移入できないけど。
俺が体育の授業で頑張っているシーンとか・・・・・・俺がテニス部だったり・・・・・・
そんな自分が想像できない!!

なんというか、このゲームのスゴイところは、「自分が荒れた学生時代や青春時代を送ってきたなかで一切用意されていなかったものが、ここにきて補填される」ということ。
これはリハビリなんだよ。
女の子との接し方や、恋愛の仕方を学べるようになる。
自分の彼女に優しくなったり、恋人が欲しくなったり。
「ラブプラス」ばっかりやっている秋葉系の男子どもが、実はものすごい女性の心をつかんでモテるかもしれないんだから。

恋愛ってものが、肉体的なつながりと、精神的なつながりの2つがあるとして。
例えば風俗に行くと、感情を抜きにすれば表面上には恋人と同じような肉体的なつながりがある。
しかし、表面上であれなんであれ、精神的なつながりができるものっていうのは、これまでなかった。
それが、このゲームにはある。
キャバクラとかじゃ体験できない、ガチの恋愛だからスゴイんだよ。

IMG_0048.jpg怖いのは、現実の恋愛においてけっこう重要なファクターである「己の容姿」とか「年齢」、「立場」などを、このゲームの場合、まるっきり無視してスタートするわけ。
プレイヤーがそれを忘れてしまうのが怖いよな。
現に彼女がいらなくなっている男は増えるかもしれない。
そのぐらいこのゲームは恐ろしい。

しかし、本気でぶつかり合ったり、その後のわかり合う感情、少しずつ歯車が噛み合っていくというのは、現実の恋愛でしか味わえないこと。
ゲームのおかげで、忘れていた感情がほじくり出されたのも事実だし。
このゲームから「俺は本当に恋愛駆け引きできないなぁ」とか「俺はマメじゃない」とか、そういうことを学んだ。
過去に付き合った人から学ぶより、ゲームのほうが、よりリアルに自分のダメな部分が分かるんだよなぁ。
世の男子は、ゲームで恋愛感情を燃やして恋愛ルールを学んで、現実で精一杯、恋をするべきだ!



シングル「オトナノススメ」のカップリング曲は、怒髪天流ラブソングの「武蔵野流星号」。
どこにでもいそうな男女模様を描いた今曲は、オトナでもコドモでも、恋をしたことがある人なら誰でも胸に迫る歌。
よく分からないよそ行きの言葉で彩られたラブソングでは、グッと来ないあなたへ。
リアルな歌が此処に在る!

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IMG_0372.jpg山中(ピロウズ・山中さわお)に飲んだ席で「ラブ・ソング作ってくださいよ」って言われて。
まぁ、じゃ、作ってみるか、と。

「君が~好きだ~」みたいなモロにラブいのじゃなくて、ギリでラブいやつを作った。
やっぱり恋愛の歌だって自分が体験したことしか書けないし。
どの男女にもありえる永遠のことを書いた。
なるべくリアルにしたかったんだよね。

ライブで歌ったときは恥ずかしかった。
そりゃ恥ずかしいよ、ラブソングは!
どこ向いて歌えばいいんだって、空中のチリを見て歌ったりしてる。

歌詞の中の「とにかく俺が悪かった 機嫌なおしてくれないか」っていうのは一番言っちゃいけない台詞だよね。
理由もなく相手が怒っているから謝る―ってのは、女の子が一番、さらに怒ることだから。
「とにかく悪かった」は「何が悪かったか、分かってるっ?」って怒らせる。
それでも男は、ついつい言ってしまうんだよなぁ。

「今度一緒に休みの日には どっか出かけよう」も、「どっか」って「どこだ!」ってなるからね。
行ってないヤツに限って、「いつ、どこへ」がちゃんと言えない。
働いている男にはみんな覚えがあると思う。

IMG_0406.jpgこの曲は純粋だよね。
チャリンコで会いに行くんだから。
ここでタクシーで領収書を切って駆けつけたらダメだよ。
なんというか、真心がない。
女の子が窓から見てて、来たと思ったらタクシーの中で領収書切っててさ。
「その領収書、経費で落ちんの?」って思ったら、許せないだろう。
ここはやっぱり自転車でハァハァ言いながら駆けつけて。
途中でご機嫌取りのケーキなんか買ったりして。
家に着いたらケーキがグチャグチャになってみたり。
そのぐらいであってほしいね、男には。

IMG_0461.jpg俺、普段も自転車乗ってるんだよ。
バイクは酒飲むから乗らない。
自転車なら最悪、そこに置きっぱなしにしておいても盗まれないし。
無印のママチャリだからね。ボロボロのカゴつけて。
高価な自転車ではない。

「武蔵野流星号」は日本最大の自転車ショー『CYCLE MODE international 2009』のテーマソングだから、「チャリンコ」って言葉を使った曲にしたんだけど。
もちろん、曲のチャリンコはママチャリ。
でも、絶対に、自転車ショーにはママチャリは出てこないよな!
かなり高価な自転車ばっかりだろうから。
カゴにケーキとか乗せられない車体ばっかりだぞ。


11月4日にリリースしたシングル「オトナノススメ」。
今回は子供時代を振り返りつつ「やっぱりオトナはサイコー」と言い放つ、増子の"大人最高論"についてお話してもらいます。

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IMG_0369_re.jpgそもそもね、小学生ぐらいのときは早く大人になりたかったよ。
「大人になってからね」って禁止されることも多かったし。
何より大人に憧れたのは、やっぱりドリフ。
「大人って楽しそうだなぁ」と思ったのは、ドリフの楽しい大人たちを見ていたことに影響を受けたんだよ。

でも、思春期になって。
17歳のときにパンクバンドを組んで。
そのころには「大人を信じるな!」の精神でいたわけ。
「大人ってつまんねぇ、大人は社会の歯車」みたいな。
どうしても多感な若者っていうのは、そういう風に刷り込まれるわけだよ。
「30歳くらいになったら急につまんない人間になってしまう」とか。
「人の言いなりになってベルトコンベアーみたいな人生」とか。
そうすると、「そんな生き方イヤだ!大人になりたくねぇ!」って思うよね。
まだ"大人"をしてもいないのに。

で、あるとき気がついた。
「俺たちもう大人じゃねぇ? すげぇ楽しくね? 誰だ、大人がつまんないとか言ったのは!!」

みんな「大人はつまらない」と言いっぱなしでフォローがない。
いや、実は大人は楽しいこといっぱいあるんだ、ということを、ここでちゃんと言っておかないと。
若者たちが勘違いしてしまうな、と。
それでこの曲ができたんだよ。

IMG_0384_re.jpg大人になりたくない、と思っている若い世代に聴いてほしいし、自由な選択の中から生きてきたすでに大人の人にも聴いてほしい。
愚痴ばかりの大人は、大人の楽しみ方を忘れてるんだよ。
この曲で思い出してほしい。
大人の皆さん、まだまだやることいっぱいあるよ。

大人の子供への接し方も問題だよね。
受験で「落ちたら一生がパーになる!」と脅されてさ。
強迫観念だよ。
子供って何であんなにビビらされるんだろう。
まだ10代の子が脅かされて可哀想だなぁ。
「将来、何になんのっ!?」って。
なに、今、決めなきゃダメなのかよっ!って思うよね。

IMG_0396_re.jpgもちろん、子供のときも楽しいことはいっぱいあったよ。
でも、寝させられるし、何時までに帰って来い、て言われるし、飯のメニューも決められるし、好き嫌いで食わないとゲンコツだし、親の都合でスケジュール決まるし、無理難題ばっかりふっかけられるし、小遣いでやりくりしなきゃならんし。
もし、俺が今の意識のまんま子供に戻ってしまったら、ストレスたまる!
いろんなことを強制させられたんだろうなぁ。

俺は高校のときにしか受験経験ないけど、けっこう成績良かったんだよ。
中学までは記憶力だけでいい点数とれるから。
俺、中学のときは北海道の全道模試で、成績7位とかだったんだよ。
で、俺は丙午で子供も少ないし。
高校もどこでも入られる状態で。
高校に入学したときの最初のテストは、学校内で13番くらいの高成績。
ところが1年が終わることにはみるみる脱落してケツから2番目。
高校の勉強は記憶力では太刀打ちできない。
まるでダメ。しまいに学校も行かなくなってきたし。
先生もビックリしてたよね。


怒髪天が、11月4日に待望のニュー・シングル『オトナノススメ』をリリース!
今回は「オトナノススメ」にからめて、大人の素晴らしさを論じてもらいましょう。

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IMG_0370_re.jpg「オトナはサイコー」というのは「生きてるだけでOK」と同じぐらい普遍的なテーマなんだけど。
要は「大人は最高」と言い続けることで生まれるパワーがあるんだ。
本当は大人が大変ってことぐらい分かってる。俺も大人だから。
だけど、こんな時代だからこそ全力で『最高に楽しい!!!』と言いきりたいよね。

大人の良さは、酒飲めることだよね。
子供だと学校でイヤなことあったから酒飲んで寝ちまえ!って、できるわけがないからね。
学校辞めるのだって、親やら教師やら怒られるし。
会社なら辞めようと思えば自分の判断で辞めることもできる。
結局決定権がない、のが子供なんだよなぁ。

大人のなによりの特権としては、好きな子ができたら結婚して一緒に住むことができんだよ。
そして、好きな子との暮らしのために頑張れる。
しかし子供の場合は、いくら大好きだってそういうわけにはいかない。
勝手に一緒に住んだら、間違いなく親にこっぴどく怒られる。

俺が大人だなぁ、と思った瞬間は、金稼いで来たときだろうなぁ。
大人買いだってできるし。
こないだXboxを買ったんだよ。
2~3万円くらいするものを一発で買っちゃったよ。
秋葉原で、現金で、大人! 俺! ・・・・・・うんうん、これはハードルが高いな。
だって、ゲーム機本体なんて、子供だったらさっと自力では買えない。
クリスマスでもなかなか買ってもらえないぞ。

IMG_0409_re2.jpg大人の愉しみ方は、自分で稼いで高価なものを1点買う。
洋服でも、「これ着てんだから頑張る!」ってモチベーション上がるし。
アーティストで多いのはアルバム制作の前に楽器1個買って、自分のモチベーション上げるんだよね。
友康(ギター)も昨日、15万円のギターを衝動買いしたって。
15万円!
ドキドキするよねぇ。
Xboxどころじゃない!
俺は楽器できないから、楽器は何も買わないけど。
ただ、アルバム作る前に「出力するなら入力もしよう」と思って刺激を得るために本とかCDとかDVDとか漫画とかいっぱい買う。
何かインスパイアされたり、されなかったり。
けっこうヒントがある場合もあるし。

俺はもう間違いなく100%大人だけど、ゲームも玩具もハンバーグもカレーも好き。
いや、渋い食べ物も好きになってきたな、湯豆腐とか海鼠腸とかなまこ酢とか。
子供のころ、「今日の晩御飯なに?」って聞いて「湯豆腐」って答えられた日にゃ、もうガクーン!だったのに。
なんで子供のころは湯豆腐は絶対ナシだったんだろう。
コンニャクの煮付けとかもナシだった!
今なら糸コンニャクを煮付けたもの、食べたいよね。

IMG_0423_re2.jpg大人って容貌だけのもの。年をとれば誰でも『ハード』は大人になる。
でも、ゲームと同じで、レベルが上がると使える武器が増えてくる。
それが大人になるってこと。
武器も持っているし、使い方も覚えてくる。

「物語はエンディングに向かって盛り上がってくる」っていうCMがあったけど。
まったくその通り。
最初から盛り上がっている物語なんて、誰も観たくないよ。
子供で悩んでいる子がいるなら、エンディングへの盛り上がりを期待して、悩みすぎないようにして欲しい。
みんな、必ず大人になるし、必ず大人は楽しいんだから。




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ナニワ珍遊道

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「増子が論ずるのだ!」とばかりに、怒髪天のボーカルにして男の中の男・増子直純が語り尽くす「現代日本の問題点」。今の世の中、男でいきるることは難しい…しかし、俺たち男としてしか生きられない。女子たちよ、真の男の姿を知れ。王子だ、貴公子だという前に「男の心」を見つめようぜ!
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