ニュー・アルバム『LIFE BOWL』を引っさげて全国ツアーに繰り出した怒髪天。2月3日、渋谷AXにてツアー・ファイナルが行われました。今回は番外編、怒髪天のライブ・レポートです。
思えば2006年1月21日、渋谷AXにて行われた怒髪天のワンマン・ライブも雪でした。
今回も雪で足元が大変悪いなか、会場には続々と怒髪天ファンが集ってきました。
皆、雪にもめげず、Tシャツ&タオルで熱気と発汗の準備は万全の様子。
なかには今ブログにて増子の名調子を読み噺家と思っている人がいたり、劇団員と勘違いしている人もいるので、一応、ひとこと添えておきたいのですが、増子直純が在籍する怒髪天はロック・バンドです。
そして怒髪天は北海道出身のバンドです。
ですから、雪の日のライブは彼らにとって最高の演出といえることでしょう。
ちなみに雪に関しては、「俺らが降雪機を購入して降らせた」(増子MCより)とのこと。
会場に入りまず目を引くのは、ステージに勇ましく掲げられた大きな旗。
交差する日本刀の上に『怒髪天』の文字というシックなデザインで、この日のライブの象徴としてピリリとした存在感を放っていました。
ライブの幕開けは、アルバム『LIFE BOWL』と同じく、「不惑 in LIFE」から。
立て続けに、「好キ嫌イズム」、「青の季節」、「ドンマイ・ビート」などアルバムからのナンバーほか、「欠けたパーツの唄」、「枯レ葉ノ音」ら新旧織り交ぜたセットリストで楽曲を披露。
なかでも、ライブ・チューンの「ロクでナシ」、「宿六小唄」、「酒燃料爆進曲」を演奏すると、観客も拳と歓声でメンバー以上に熱く応戦。
ギターの上原子がアコースティック・ギターに持ち替えて演奏したのが、新譜からの楽曲「3番線」。
ストレートな熱さとは違う、じわじわと染み入る温暖効果がフロアに広がりました。
また、アルバム『吉田拓郎トリビュート~結婚しようよ~』(2008年2月2日発売)より、怒髪天がカバーした拓郎の名曲「落陽」を演奏。
「歌詞に出てくる"苫小牧発 仙台行きフェリー"は俺らがいつも乗っている船。だから俺らが歌うしかない!」(増子MCより)とのことだが、フォークとR&E(リズム&演歌)の交わりは、また格別の「落陽」の味わいを醸し出していました。
昨年夏にリリースしたシングルのカップリング「ヘベレ・ケレレ・ヨ~」では、巧妙なステップを踏みながら歌い踊る増子。
それが災いし、ズボンの大事な箇所が破れてしまうハプニングも勃発。
すぐさま内股で柔軟に対処しつつ、次の曲では新しいズボンに履き替えて登場。
最後の曲は「サスパズレ」。
オーディエンスが両手を挙げ右に左に揺らしながら応えるこの曲で、増子は客席に乱入。
マイク・コードをギリギリまで引っ張り、ついには会場後方のPA卓にまで。
この増子の暴走に会場はますますヒートアップ。
ここで、この日が節分ということもありメンバーによる豆まき大会を開催。
ピーナッツを方々に投げながら「鬼は外!福は内!」のコールで、ほのぼのとしたムードが漂う会場。
最後は、増子の音頭による威勢のいい一本締めでライブは終了しました。
・・・しかし。
ここでライブは終了の予定だったのにも関わらず、いつまでも鳴り止まぬアンコールの声に答えメンバーが再度登場。
ハード・チューンの「美学」を1発ぶちかますという嬉しいサプライズ。
曲が終わると、余韻覚めぬ観客に向かって「ありがとう」と何度も頭を下げるメンバー。
増子の涙目に胸打たれた観客からも「ありがとう!」の声が飛び交い、客席は笑顔と泣き顔、酔い顔でいっぱいになっていました。
この日のライブはDVD化が決定。
感動を余すことなくパッケージしたDVDだけに発売が待ち遠しい限り。
詳細は怒髪天オフィシャル・ホームページ、またはインペリアルレコード・ホームページにて。
