女性自身

2010年3月アーカイブ

今回も引き続き、増子自ら曲を解説。
大人の醍醐味を味わえるアルバム『オトナマイト・ダンディー』を語ります!


■M-4「オレとオマエ」

IMG_1590.jpg去年、一番最初にバンド組んだベースのやつと十何年ぶりかに会ったんだよ。
ソイツのお姉ちゃんにスターリンとかルースターズとか教えてもらったんだよね。

大人になればなるほど旧友と会う間隔が長くなってしまうけど、喜びも一入で懐かしくて。
こういう再会って大人ならではの贅沢だよな。
そんな実体験を基に気持ちを書いた曲。

サウンドは「ベストヒットUSA」的な80年代をイメージ。
ソイツとの思い出の時代も80年代だし、俺らの青春のサウンドだからキュンとくる。

友康がキーボード買って弾いてるんだよ。
歌詞だけじゃなくて音も、その曲の世界観に近づけたかったんだよね。

「オ~レとオマエ~」の部分とか、無理やり日本語を乗せている感じも80年代なんだよ。
違和感のある言葉の乗せ方。
ベタな80年代歌謡曲風を意識したんだ。

こんな音をつけられるのも贅沢なこと。
写真に音をつける、というか、映画に近いような感覚。

軽やかなサウンドに仕上げたのは、「またそのうち会おうぜ!」という気持ちを込めて。
しっとりと懐かしむ曲にはしなかった。


■M-5「俺ときどき...」

IMG_1602.jpgこの曲は、ほとんど安全地帯。
だからこそ「予感」というキーワードが外せない!

古い言葉で言うと"アンニュイ"な感じ。
そしてちょっとお洒落。
俺らが昔、抱いていた"東京"とか"大人"って、こういうアーバンなイメージがあるんだよ。

このコード進行は俺が一番苦手とするパターンなんだよね。
こういう気持ちになること、俺にも、ある。たまには。少ないけど。
なんともやりきれねぇーなぁ、満たされないなぁ、という気持ち。
嬉しいときは嬉しい曲、哀しいときは悲しい曲。
しかし、なんともないときの曲もあっていい。
つぶやきに近い、劇的ではない曲。
でも、それを表現しようとしたらこういう曲じゃないとダメ。

曲の完成度がめちゃくちゃ高かったから、挑戦して面白かった。

絶対、この曲は俺が歌わないほうがいいよ。
誰か歌謡曲として歌ってくれたほうがいい。
友康の曲のアレンジ、楽曲の素晴らしさが分かる曲だと思う。

Bメロの「~ひと雨くる予感~♪」のとこ、素晴らしくいいよ、グッとくる。
やっぱりさ、歌謡曲はBメロなんだよ。
Aメロで落としてBメロでひいてひいて、サビにパーンとなるという歌謡曲セオリー。
歌謡のマナーを完全に守った一曲だ。

この曲は俺とシミ(清水・ベース)が選んだ曲。
友康が「できるか? 大丈夫?」と心配していたけど。
「まぁ、ダメだったら友康が歌ってよ」と言っておいた。


■M-6「武蔵野流星号」

IMG_1618.jpgいわゆるラブ・ソングってこういう世界だと思うんだよね。
そんな劇的なことばっかりじゃないし。
でもさ、終電なくなってチャリンコで駆け付けるだけでも、二人にとってはドラマチック。

この曲は、周囲の人が意外と「いい」と言ってくれるから、困るよ。
すごい困るし、照れるわ。
うん、とにかく困る!
「こういう曲はちょっと・・・」と言われたほうが良かった。
意外とすんなり通っちゃったなぁ。



いよいよ3月3日、怒髪天のニュー・アルバム『オトナマイト・ダンディー』が発売になりました!
増子自ら、存分に語ります!


■M-1「オトナノススメ」

IMG_1595.jpg俺が書く歌詞で、俺の声で歌ってしまうと、キャラクターに押されてどんな曲も怒髪天になってしまう。
でも、今回は傍からみた"怒髪天らしさ"にこだわるのはやめた。

今回のアルバムでは、(上原子)友康(ギター)のメロディ・メーカーとしての力を全面に出したかった。
だから、友康が持ってきた曲の中からメンバーが各自やってみたい曲を選んで持ち寄って曲を決めたんだよね。
そうすると、今まで作らなかった曲が満載に。
"らしさ"だけではない作品に仕上がった。

半年ぐらいかかったけど、正直、今までのアルバム作りで一番楽しかったな。
作り甲斐があったし、職業作詞家としてのチャレンジもできたし。

アルバム・タイトルの『オトナマイト・ダンディ』の意味は"大人爆弾"。
『ダンディ』という言葉もいまどき誰も使わんでしょう。
ゲッツか、昔からやっている理容院か、俺らしか使わない言葉だ。

昔から、『ダンディ』というとカッコいい大人の男のイメージがあるんだよな。
チャールズ・ブロンソンとか、ルパンとか。
昭和的男臭さをちょうど表す言葉は『ダンディ』しかない!

俺はダンディさに憧れるけど、ダンディさがまったくない。
でもあれだな、昔に比べたらヒゲが生えるようになった!
ハットやトレンチコートが似合うようになったのもダンディと言えるだろう、うん。

オープニング曲は「オトナノススメ」。
この曲しかない!
音的にもすごく開けた音だし、オープニングとしてドーンといくべき曲。
アルバムのタイトルも『オトナマイト・ダンディ』だから、「オトナノススメ」で幕明けないと。


■M-2「ヤケっぱち数え歌」

これはすごい歌。
世界的にみて、ハードロックにこの歌詞を乗せるのは俺らぐらいしかいない。
ハードロックの持つ良識の馬鹿らしさや、大袈裟な感じ、ステージ映えするようなイメージ。しかし歌詞がボヤき。しかも数え歌。
このアンバランスさが聴きどころだな。

よくさ、海外のハードロックって、外国語だから意味分からず聴いてる場合があるよね。
その歌詞の意味を知ってビックリすることがあるじゃん。
だから、この曲も海外の人が聴いたら、歌詞の意味も分からずカッコイイと思うかもしれない。
洋楽を聴いてカッコイイと思うってこういうことなんじゃないかな?と。
意味も分からず洋楽を聴いているヤツらへの、ちょっとした当てこすりの意味もある曲。


IMG_1637.jpg■M-3「ド真ん中節」

エンディング向きの曲であることは確か。
でも、俺ら自身の中では、シングルで「ど真ん中節」を作った時より進んでいるから、ラストではなく3曲目に持ってきた。
序盤で聴かせていい。

「オトナノススメ」と「ド真ん中節」、この2曲を離したくなかったから3曲目にした、という経緯もある。
この2曲は決意表明だから、決意表明は早めにやっておかないと。

この曲は、シングルで出した段階で、当時一番、俺らのすべてを集約した曲になっている。
まさにド真ん中。
でも、まだまだ、できる! 
まだできるからね! 

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ナニワ珍遊道

ブログプロフィール

「増子が論ずるのだ!」とばかりに、怒髪天のボーカルにして男の中の男・増子直純が語り尽くす「現代日本の問題点」。今の世の中、男でいきるることは難しい…しかし、俺たち男としてしか生きられない。女子たちよ、真の男の姿を知れ。王子だ、貴公子だという前に「男の心」を見つめようぜ!
怒髪天オフィシャルHP
怒髪天テイチクエンタテインメント/インペリアルレコードHP

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