女性自身

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今後ともよろしくお願いいたします。

小堀優子

2016年3月21日 22:22

卒業式

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皆さまご機嫌よろしゅうございます。

3月と言えば卒業式のシーズンですね。

道を歩くと袴姿の学生が多くみられる時期になりました。

先日ミスパリビューティ専門学校の

卒業式に列させていただきました。

ミスパリ専門学校はエステの専門学校です。

ミスパリ専門学校ではおもてなし・女性の振る舞いを

学ぶ一環として茶道を指導させていただいております。

ミスパリの理念として

「美しく聡明で品格あるプロフェッショナルの育成」

とあります。

 

「美しく」とは心も体も美しくあること。

心が美しいとは心が明るく積極的であること。

そして素直で感謝できる心があること。

身体が美しいとは無駄が無く健康であること。

 

美しいことは外見だけを磨いても美しくなりません。

内面を磨くことで内面から湧き出てくる美しさ、

それはまさに茶道が持つ思いやりの心だと思います。

ミスパリの学生は非常に元気がよいです。

卒業式の際に一人一人のお名前が呼ばれた時も

「はい」と大きな声ですっと姿勢よく立ちあがる姿に、

この学校で学んだ内面から湧き出てくる自信を感じました。

 

「聡明である」

ミスパリでは相手がしてほしいことを理解して

気の効くサービスを提供することとあります。

 

茶道では相手がどういう感情をもっているのか

相手の気持ちを察するところから始まります。

緊張しているのか、リラックスしているのか

相手の好みは何であろうか?

そういったことは通じていると思います。

「品格」

とは礼節を重んじ、義理、人情を尊び、

人を信じ自分も信頼される人間になることとあります。

学生生活で出会った友人は人生で

かけがえのない友達になると思います。

切磋琢磨した仲間を大切にしていって

社会でも頑張って頂きたいと思います。

今回卒業式に参列させていただき、

自分自身の卒業式・入学式を思い出しました。

私の母校では国家・校歌に続き

「金剛石・水は器」という歌を歌います。

 

このお歌は昭憲皇太后より明治20年(1887)3月18日

華族女学校「女子学習院」へ賜わりました。

金剛石・水は器のお歌を御紹介いたします。

「珠のひかりはそはざ(わざ)らむ(ん)    

人もまなひ(び)てのちにこそ

まことの徳はあらは(わ)るれ   

時計のはりのたえまなく  

めく(ぐ)るかこ(がご)とく時のまの

日かけを(げお)しみてはけ(げ)みなは(ば) 

いかなるわさ(ざ)かならさ(ざ)らむ(ん)」

 

金剛石とはダイヤモンドのことです。

中学校に入学する際の入学式で

私たちはダイヤモンドの原石ですと言われました。

ただ、ダイヤモンドは磨かなければ輝きません。

ただの石ころです。

輝くためには一生懸命努力して

自分自身を磨きなさいと教えられました。

また水は器については

「水はうつは(わ)にしたかひ(がい)て 

そのさまさ(ざ)まになりぬなり 

人はましは(じわ)る友により 

よきにあしきにうつるなり 

おのれにまさるよき友を  

えらひ(び)もとめてもろともに     

こころの駒にむちうちて   

まなひ(び)の道にすすめかし」

水は器に従って良くも悪くにも

変化するという歌詞です。

これはこれから交わる友達によって

良くも悪くにも変わるという事です。

物事に一生懸命になれてお互い磨きあげられる

友達を見つけて切磋琢磨しなさいという意味です。

 

改めてこのお歌の歌詞を見ると、

とても身にしみる物がありました。

いまでも学生時代に作った仲間は仲良しです。

ただ仲がいいだけではなく時には喧嘩もします。

まだ部活を通してできた仲間ほど

心が通じる仲間はいません。

友を大切にし、私も日々精進し

自分に磨きをかけていきたいです。

 

2016年3月14日 17:16

「若者能」

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皆様ご機嫌よろしゅうございます。

今日はお能についてお話します。

茶の湯とお能、お花などの芸能は

同時代に昇華された芸能と考えられています。

庶民の芸能から昇華され、

室町時代には足利将軍家の力を得て

社会的地位を獲得したと言われています。

その頃に茶の湯も侘び茶が大成し、

発展していきました。

江戸時代には、お能・茶の湯共に武家社会の

嗜みとしての地位を確立していった歴史があります。

小堀遠州はお道具和歌や名前をつけたことで

有名ですが、能や狂言からも

お茶のお道具に銘(名前)をつけています。

またその精神性においても村田珠光の言葉に

「月も雲間のなきは嫌にて候」
とあるのを、室町後期の能役者・金春禅鳳が

「珠光の物語とて、月も雲間のなきは嫌にて候。

これ面白く候」と語っているように茶の湯の

「侘び」と能の「幽玄」の世界には

似ている点が多くございます。

そういった面からも茶の湯のお道具には、

お能に由来する銘が多く見受けられるのです。

お能の銘がつけられることによって、

お茶の世界にもお能の世界が広がります。

 

さてそんなお能。

知っているけれど見に行く機会が無かったり

難しいと考えがちですよね。

そんなみなさんに「」のお知らせです。

若者能とは、大学生実行委員による解説や、

体験コーナー、そして若手能楽師による

舞台を通してお能を楽しんでいただく催しです。

喜多流の塩津圭介さんがお能をいろんな人に

楽しんでいただけるようにと考えていらっしゃいます。

今回の演目のテーマは「雷」。

「雷」とはどんなものなのか?

怒り?火事?電気?

お能を通して昔の人にとっての

「カミナリ」を感じられる演目「雷電」です。

初心者の方でも大丈夫です!

若者能では、演能中に日本語と英語で

twitterの解説もしてくれるそうです!

 

伝統を守り伝えていく塩津さんの

お能に対する取り組みは大変勉強になります。

かわいいチラシと共にみなさんも

是非お能にチャレンジしてはいかがでしょうか?

ちなみに若者能の雷電のシテ(主役)を務める

塩津圭介さんは、今年、遠州流茶道の稽古照今点初めに

いらしてくださいました。

点心のお席で皆さんに向けてお祝いの謡を謡って頂き、

お席が一気に賑やかで華やかでおめでたいお席に替り、

お能の持つ、そして塩津さんのお声のもつ力に感激しました。

みなさんも本物を是非、体験されてください。

 

日時 2016321日(祝)

   開場1300 開演14001630

会場 十四世喜多六平太記念能楽堂

料金 一般3500円(当日4000円) 学生 1000

 

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皆さまご機嫌よろしゅうございます。

森さんのブログ読んで、

「おかやま晴れの国大使()」に任命されたことをしり、

http://blog.jisin.jp/morisaki/

遠州流とご縁の深い岡山について

私もお話させていただきます。

私の先祖は御存じのとおり小堀遠州です。

小堀遠州は茶人として皆さまにご紹介しておりますが、

「庭をつくらせてよし、城を築けば名人」

といわれたほど作庭・建築に才能を光らせた人でした。

岡山にある松山城の再建に携わり、

父の後を継いで備中国奉行となった遠州は

この寺を仮の住まいとしておりました。

備中松山城は日本三大山城の一つで、

現存天守閣のある城としては

最も標高の高い場所にあることで有名です。

「天空の山城」とも呼ばれ、

秋から冬にかけて雲海が現れることが多く、

大松山展望台から眺めると

まさに天空に浮いているかのようなお城なのです。

 

中でも岡山県高梁市にある頼久寺の庭園は

小堀遠州が手がけた庭として有名です。

小堀遠州はお庭の樹木に手を加え、

「大刈り込み」とよばれる手法で

青海波(せいがいは)をあらわしたお庭を作りました。

青海波とは、波を扇状の形に描き表す幾何学模様で、

どこまでも広がる大海原に

絶えず繰り返される穏やかな波のように、

平穏な暮らしがいつまでも続くように

という願いを込めた吉祥文様です。

青海波という名前は、

源氏物語にも登場する雅楽の舞曲の

名前から付けられたとも言われています。

 

頼久寺の庭園は愛宕山を借景とした

蓬莱式枯山水です。

枯山水は、

水を用いないで山水の風景を表現する手法で、

白砂石組みだけで構成されています。

絶妙な配置の石組みやサツキの刈込など

が特徴で、国の名勝に指定されています。

 

この備中松山城の本丸で

今年の529日にお家元による

お献茶式も予定されております。

皆さまも岡山に行く際には

是非頼久寺によってみてください。

小堀優子

遠州茶道宗家 13世小堀宗実家元の次女として生まれる。幼少より祖父12世宗慶宗匠と父宗実家元より、茶道の手解きを受ける。学習院大学法学部卒業。在学中よりラクロスで活躍。日本代表として活躍するとともに、後進の指導にあたる。平成22年より、父宗実家元の内弟子修行を始める。


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