- 火曜日

撮影・大村洋介薬を飲み始めてからもう1週間以上。
毎日きちんと時間を守って、夕方に飲んでいます。薬を飲み慣れないので、まだ緊張しちゃって(笑)。でもホルモン剤の副作用も今のところ何もなくて順調です。 気になっていためまいも治ったし、胸のほうもあとひと息という感じ。薬を塗ってから治りが早くて、胸のまだら模様も垢がとれるようにボロボロ落ちてどんどんきれいに。まだ胸を張って人にお見せできる程じゃないけど(笑)。 そしてついに先週は伊豆で泳ぎました! 日焼け禁止なので長袖のTシャツを水着の上に着て。主人と一緒にガボガボ泳いで、イカも捕って。やっと夏に間に合ったという感じでうれしかった!振り返ってみれば、最初は「乳がんです」と言われたショックよりも「よし、何とかしよう、頑張るぞ」という前向きな気持ちのほうが強かったんです。でもだんだん体力が回復するに連れ、かえっていろいろと不安になってくるものなんですね。術後に張り切りすぎて過労で倒れたときも「あっ、私はがんだったんだ」と思い知らされたし。自分の体を過信しないで大切にしなくちゃいけないんだなと、つくづく思いました。
私は乳がんを手術でとったけど、今後も再発の可能性はあるわけです。だからこれから検診を受けようという方と立場は一緒。私は乳がんになりやすいということがわかったのだから、今後も毎年マンモグラフィーの検査を受けていきます。やはり大変な病気だったのですから。入院中や放射線治療を受けているときは必死だったけど、いざ治療が一段落したらあれこれ考えるようになりました。先日、病院の意見箱に投書したのもそのひとつ。もちろん病院の先生やスタッフの方々が一生懸命治療してくださっているのは十分わかっています。ただ大病院だから仕方ないと思いながらも、ときどき患者と病院スタッフとの温度差を感じることがあったのです。
例えば主治医は1人と決まっているけど、看護士さんやスタッフの方は何人も替わるわけです。患者はそのたびに傷口を見せたりすることになり「私はいったい何人に見せるんだ」と86人まで数えたけど、その先は止めました(笑)。これだけの人数の方に入れ替わり立ち替わり、傷口を診てもらわないと治らないのかしら。でもそんなことを言うのも良くないなあと思ったら、スタッフの方に「病院への意見は何でも意見箱に入れてください」と言われました。
思い切って今まで感じたことをいろいろ書いて入れたところ、病院の統括マネージャーの方から丁重なお返事をいただききました。医療スタッフがきちんと治療してくださるのはわかった上で、今後もやはり意見は意見としてきちんと伝えていこうと思っています。入院経験のある友人や知人に聞いても「そうなのよ。でも私たちは言いにくいから邦ちゃんが代表して言って」とみな口をそろえて言います。やはり私と同じようなことを思う人は多いんですね。ですから自分のワガママではなくて、前向きな意見は今後も伝えていこうと思っています。主人も最近すごく元気になってきました。最初は主人もどうすれば良いのかと思い悩んで具合が悪くなってしまって。でも先生の話を一緒に聞いてくれているのがすごくよかった。私の具合が悪くてご飯を作れない時もちゃんと理解してくれて「きょう、晩御飯はどう?」「調子悪かったら、外で食べようか」とメールをくれるし。前以上に優しくなりましたね。
自分がこうなって驚いたことは、周囲に同じ病気をした人がたくさんいたこと。経験した人の話はとても参考になったし、有り難かったです。
そして読者の方からもたくさんのお手紙やメールをいただき、大変励みになりました。本やお守りを送ってくださった方もいらっしゃいました。ありがとうございます。この場を借りて御礼を申し上げます。その中から一部をご紹介したいと思います。
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●「邦ちゃんのおかげで私も乳がんを発見できました。女性自身を読んで、私もお風呂上がりに触ってみたら、コリっとしたものがあって…。翌日すぐに病院で検査を受けたら早期発見できました。8月に手術を受けて、これから放射線治療が始まります。邦ちゃんを見習って私も頑張ります。邦ちゃんは私の命の恩人。ありがとう!」(群馬県/S・Kさん・49歳・主婦)命の恩人だなんて。でも私も嬉しいです。見つかって良かったですねえ。これからもがんばってください。
●「邦子さんがこの連載を始めたころ、ちょうど私も左乳房の温存手術を受けました。今、放射線治療を始めたばかり。とても参考になるので毎週読みながら励まされています。私も胸がチクチクするし、赤く日焼けしたような感じ。本当に元通りになるのかととても心配。再発や不安なことも多いけど、邦子さんを見習って前向きに治療をしていこうを思っています」(東京都/M・Yさん・42歳・公務員)
大丈夫、治療が終われば絶対に胸のただれは取れます。お風呂でゴシゴシ洗ってはだめだけど、ちゃんと石鹸つけててのひらでぐるぐると洗って。シャワーをかけて清潔にしてください。
●「私も昨年、乳がんの手術で右胸を全滴しました。治るなら乳房なんて無くなっても良いと思ったけど、やはり女性としてコンプレックスを感じます。ブラもあたると痛かったり、両方の胸を同じようにするのが大変です。もっと良い下着があるといいのに……。でもテレビで元気な邦ちゃんを見ると私も頑張らないと、と励まされています」(埼玉県/T・Rさん・39歳・主婦)
下着の少しの縫い目もあたると痛いんですよね。でも今は乳がん用の柔らかなレースを使った下着などもあります。私も最近いろいろとお店を見て歩いて知りました。
「ブラがもうつけられない」と思わずに「乳がんになっても、こんなに可愛い下着があるんだ」という方向に考えたほうが良いと思います。やっぱり女性はお洒落をするほうが元気になれるから!●「先月、左胸の全滴手術を受けました。リンパも取ったので腕もあがりません。不安で泣いてばかりいます。相談できるお友達がたくさんいる邦子さんが本当に羨ましい。私の周りには同じ病気の人がいないので、相談相手がいません。邦子さんの日記にいつも励まされています」(山形県/H・Tさん・45歳・主婦)
誰にも相談できないのは可哀想。不安ですよね。でも、自分がちょっとおかしいなと思ったら、先生によく相談するといいと思う。皆さん、いろいろな先生と向き合っていると思うけど、先生の顔を見ただけで元気になるような信頼関係を作っていくことが大切です。そしてくよくよしないこと。先生に遠慮しないで、いろいろ相談してみましょう。
●「乳がん告知から3カ月。いよいよ手術を受けることになりました。手術の後は抗がん剤の治療が待っています。とても怖いけど、私も邦ちゃんのように頑張ります」(埼玉県/F・Eさん・41歳・主婦)
この方は私より若いんですね。でも私の周りにも抗がん剤治療を受けて治った人がたくさんいます。だから、大丈夫。一緒にがんばりましょう!
(*手紙は抜粋して紹介しました)
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この病気をしてから今までいろいろな方たちのお世話になりました。今度は私がみんなのために活動をしていかなければと思います。10月は『ピンクリボン運動』のパネルディスカッションや、トークショー、チャリティなどさまざまな催しがあります。私もピンクリボンの仲間になったわけですから、出来る限り協力していきたいと思っています。
私もこれから5年、8年とホルモン剤の治療を受けていきます。まだ治療が終わったわけではないので、気を引き締めていかなくては!
今まで読んでいただいてありがとうございました。また機会があれば、経過をご報告したいと思います。






