女性自身

映画監督の最近のブログ記事

2011年3月10日 17:08

ようやく、トイレの修繕!

あれれ〜、もう3月、と思たら、何や、10日ですか〜happy02 早過ぎますなあ、時間がたつのがっsign03

母との生活は、時として、ゆったりとして、バミューダ•トライアングルのように、同じところをグルグル回りながら、吸い込まれている感あり、だけど(いや〜ウマイ表現、と自画自賛しちゃうっsign01)フト、気が付けば、3月は、もう3分の1、オシマイか。

実は、2月28日、久し振りに(「戦場の女たち」以来じゃ〜)テレビに生出演しちゃったのよ。 NHKだったんすが、この辺りは、次回に書かせてね。

今日のホットな話題は、トイレの修繕っす〜母にもアタシにも、最も大事な懸案ざます〜

トイレが、壊れて、母自身が、「トイレ、入るべからず」の張り紙をしたのが、1月24日だったと思う(って、今、自分のブログをチェックしたよっ!)

それ以来、我ら親子は、2階のトイレをずずずずず〜っと、使ってきたのであった。何とラッキーなことよ、トイレが、2つあってイガッタ〜good

その後、知恵をつけて頂き、介護保険が適応される可能性ありってコトで、早速ケアマネの西迫さんに相談すると、トイレの段差が、バッチリ介護保険適応の住居変更になるっつうコトで、バリアフリーのトイレを目指せることになったっす〜upイエ〜イsign03

で、本日、メデタク、トイレの修繕日、とあいなりやしたっsign01ヤレヤレ、ざんす。

修繕中のトイレ.jpg
新しい便器が入っている段ボール箱.jpgとっころが、母は、大パニックなんす。

いやあ、床を引きはがし、段差をなくし、それから新しいトイレを備え付ける・・・結構、大掛かりな工事になっちゃったからね。

お金の心配で、心臓が、停まりそうなんだと・・・介護保険で、床の部分は、カバー出来てるから、大丈夫だよ、と100回ぐらい言ったけれど、母の心配は、アタシが、払わなければナラナイ便器代の約10万円のコト。

今の母にとって、10万円は、1千万円のような感覚だもの。

アタシの感覚?10万円で1千万円の価値が、あったらいいなあ〜と完璧にモーソーの世界だよっsign01映画が、完成できじゃん。bleah

とにかく、階下でトイレに入れるのは、ありがたや〜scissors

お母ちゃんどころか、アタシも朝なんて、オシッコ、漏れそうで危なかったぜ、2階まで行くのはsign03

ただ今、夕方の5時40分、工事は、まだ終わらず。明日に持ち越されるのかな・・・

閑話休題。

お陰様で、スッバラシイトイレとなりやした〜。手すりもつけてもらったし、これで、自分の部屋の次に多くの時間を過ごす母にもチョー快適だと思いまーすsign01(って、2、3回は、二階のトイレに行っちゃった母でしたが・・・)

新しいトイレ.jpg












2011年2月20日 23:59

Mou Dieu= My Lord!

ひょんなことから、2007年の仏映画「エディット•ピアフ〜愛の讃歌」のメイキングを見ちまった〜heart04scissors

アタシャ、オーストラリアで、公開時にちゃ〜んと映画館で観た大好きな映画ですがな〜good(チト、尺は、長かったっすけど!) 

英語の題は、フランス語で 「La Vien Rose=バラ色の人生」。

こりゃ、もちろん、かなり皮肉だな〜think

だって、ピアフは、その歌声で名声を得たけれど、人生そのものは、バラ色からは、ほど遠かったもんねえsign01coldsweats02

でも、だから、彼女の歌声は、人々の胸を打ったんだね〜shine

で、メイキングにハナシを戻すと、当然ながら、監督であるオリヴィエ•ダアンや、主演でピアフを演じたマリオン•コティヤールのインタビューが、あるの。

それは、もちろん、ふむふむ、と思わせる内容なんだけど、さ。

例えば、あの老けメイク•アップに5時間かかった、とかー。それは、そっか〜ダアン監督が、クローズ•アップにこだわったんか〜flair

La Vien Rose 4.jpgしっかし、アタシが、知りたかったのは、唯1点のみっsign01

恋人のマルセルが、飛行機事故で死んだと告げられ、ピアフが、取り乱す、あのシーンざんすよっsign03

これは、ねえ、最近の映画では、One of The Best なシーンじゃなかろうか・・・5分に及ぶ、1カットシーンだぜ〜coldsweats02sign01

長~い部屋の廊下の最後が、舞台になってんだけどね〜shineshineshine

コティヤールの見事な演技、見事なストーリー、そして、見事な撮影、という三位一体のシーンだよっsign01どれ一つ欠けていても、あのシーンは、出来なかった、と思うんだわさ。喜びから始まって、悲劇で終わる、でも、長回しをしたかったから、っつうシーンじゃないのよ〜長回ししでしか、あそこのシーンは、表現出来なかったんだな〜up

ダアン監督によると、あまりリハは、せず、コティヤールの動く場所だけに目星をつけておいて、後は、すべて直観的にやったんだって〜wink 5テイクだけで、撮ったっすよ。スゲッsign01

La Vien Rose 3.jpg中でも、ステディカム、つまり、カメラの動きが、チョー•スバラシイsign03

ほんでもって、あ〜た、撮影監督は、永田鉄男さんっすよsign01この映画の撮影監督として、セザール賞もらってんのよ。海外で頑張って仕事をしている永田さんを同じ日本人として、とっても誇らしく思う。

それにしても、ヨーロッパの撮影方法は、陰影が、あって、とってもスキ。ホンマ、撮影監督は、光のマジシャンだね〜

ところで、永田さんは、実は、松井久子監督の「レオニー」の撮影監督でもあるの。永田さんのインタビューを読んだら、「ヨーロッパで使うカメラが、日本にはない。」と言ってますがな。どんなカメラなのかな〜???? 知りたい、知りたい、知りたいsign03

あああ、アタシが、大好きなピアフの歌が、Mou Dieuなの。

heartMon dieu,Mon dieu、Mon dieu. 
レセルモワ、オンコール アンプー モナムルー

ああ〜神様、どうか、もう少し彼を私の元に残して置いてください・・・heart

彼を自分の元に呼び寄せたために、飛行機事故に遭って死んでしまう・・・ひゃああcrying

でも、そんな悲劇に身を狂わせながらも、ピアフは、長い廊下の末、舞台に出て行く。ピアフには、歌うことしかない、というシーン・・・なのよう weep

映画って、本当にイイわっsign01





チョイ、時間は、さか上って、1月のハナシざんすが・・・


1月25日、米映画芸術科学アカデミーが主催する第83回アカデミー賞のノミネートが発表された際、アタシは、思わず飛び上がっちゃったよん。happy01 だって、オーストラリアのベテラン女優、ジャッキー•ウィーヴァーが、助演女優賞にノミネートされちゃったんだもんね〜good downwardright


Aussie Oscar Nominees Lunch in LA .jpg

 オーストラリアの役者って、さ、国内であまり多くない仕事の機会よりも、海外に仕事を求め、結果、アメリカやイギリスで活躍する人達が、多いのよん。今回、他にもオスカー・ノミネートされた オーストラリア人のニコール・キッドマンや、ジェフリー・ラッシュを見ても分かるざんしょ。


でも、ジャッキーは、ずうっとオーストラリアの国内だけで活躍して来たのよ。ジャッキー自身、生粋のオージー(オージー英語発音だぜ!)で、オージーのいいところをすべてもっている人なんす〜scissors

 

何で、こんなこと書くかっちゅうと、実は、アタシが、オーストラリア国立映画学校の監督科で勉強をしていた頃(今から20年以上も前の話しだ〜coldsweats02)、監督のためのアクター・フォビア=役者恐怖症というワークショップにジャッキーが、招聘された役者の一人だったんよ〜ほんでもって、アタシのチームになり、アタシが、初めて演出を試みた役者が、ジャッキーだったっつう、スゲエ関係sign03bleah

 

きっと、ジャッキーにとっては、監督の1人に過ぎなかったアタシのコトなど、記憶に残ってナイだろうけど、アタシのジャッキーの印象は、トテモ強烈だったなあ。


彼女に<演ずる>ということは、どういうことなのかを叩き込まれた、と言っても過言ではないのだよ。

 

映画は、監督と役者の共同作業であること役柄(キャラクター)を徹底的に議論し合うこと、人間の心理を理解することの重要さ


彼女には、心理学、中でも臨床心理学を勉強しなさい、と言われたっす〜。つまり、ジャッキーの言葉を借りれば、演ずるということは、<人物(キャラクター)の肌の下に潜り込んで、世間的にどんなに極悪というレッテルを貼られても、その人物に共感出来るところ探る>ということなのねほんで、常にオープンであること、真摯であること、世間的な価値観に囚われないこと等々。

 

ジャッキーは、ワークショップで与えられた役柄でも、手を抜かずド迫力だったことが、今でも忘れられないな〜up

 

今回、ジャキーが、オスカーにノミネートされたオーストラリア映画Animal Kingdomは、メルボルンの暗黒街を牛耳る犯罪一家の話しなの。ジャッキーの役は、犯罪一家の頂点に立つ優しい祖母であるとともに、母親という役どころ。


Animal Kingdom.jpg

    (C) ソニー・ピクチャーズ・クラッシクス


実は、さ、この映画、昨年6月にオーストラリア国内で公開されて以来、facebook内でも大騒ぎしてたっす〜オーストラリア国内の映画賞をすべて総ナメにしたからねsign01lovely 


お陰で、アタシも主役の一人、ジャッキーの息子役をやったベン・メンデルスゾーン(写真左側)とfacebookで、オトモダチ関係になってるし、さっheart02 うっひゃっひゃ〜

 

それは、まあ、置いといて、ジャッキーのインタビュー記事ナンカ読むと「撮影に入る前に、友人の臨床心理学者に聞きながら、反社会的な人の脳裏を勉強してみたの。」と相変わらず、熱心に役作りをしたことが、分かるなあ。


ナニナニ、異常なまでの優しさが、犯罪者である息子達を一層、横暴にする・・・う〜む、こういった理解と解釈が、とってもスバラシイわ〜flairshineshineshine


J. Weaver in Animal Kingdom.jpg

アタシが、ワークショップ以降、人間の心理とその行動に深く興味を持つようになったのは、まさしく、ジャッキーのお陰!ジャッキー、サマサマだよ〜note


実際、このことは、現在撮っている母の新作「此岸、彼岸」の中で、母を理解するコトにとっても役に立っているわさ。

 

さあさあ、オスカー賞受賞式の227日、テレビの前でジャッキー•ウィーヴァーのことを応援するぞ〜sign03

 

 

 

 

 

 

やっと朝晩は、秋ら〜しく(?)なって参りやした〜scissors 

こうして、アルツハイマー病の母と暮らしながら、そんな母に向かってカメラを回しながら、ふっと我が人生を振り返ったりするざます〜happy02

いやあ、良くも、悪くも <晴天の霹靂>の人生を生きているなあ、って思っちゃう。

顕在意識では、映画監督になるとは、夢にも思わなかった人間が、こうして今、世には、映画監督として出て、取材なんぞして頂いている身分。信じられな〜いsign03

コレ、本音っす。bleah

ナニが、どうなって、この天職と出合っちゃったのか。

ここまで、やって来るには、本当に色々な人達にインスパイアーされ、応援され、時には、踏みつけられ、差別され、でも踏みつけて、差別してくれた人達にも深〜く感謝だよ。インスパイアーして、応援して下さっている人達には、足を向けて寝られませんっsign03

アタシの人生に関わって下さった皆さん全員は、アタシの人となりの形成に大きく役立ったもん。

ああ、アタシの人生、修羅場は、とっても大切ざんす〜

シュラの人生=アタシ=艱難、汝を玉にする、だ〜ね!

でも、とってもステキなコトが、アタシの映画人生の始まりにあったんだ〜heart04

今まで書きませんでしたが、アタシの映画人生の扉を開ける(コジ開けて下さった)のを助けて下さったのは、何を隠そう、亡くなられた川喜田かしこ夫人なのでーすsign03 downwardright

川喜田ご夫妻.jpg
(C) 川喜田記念映画財団

かしこ夫人は、夫であり、社長の長政氏とともに、東和映画株式会社の副社長として、数々の名作を日本に紹介され、その後、外国映画の輸入から、日本映画の海外普及へと移り、私財を投げ打って日本映画の名作の収集と保存をされたんだよ〜up

ベルリン、カンヌ、ヴェネチアを初め、国際映画祭の審査員を26回も務め、マダム・カワキタの名前は世界中の映画人に親しまれているの。
 

そして、話しは、1980年代中半、アタシは、第1回監督作品「戦場の女たち」を作るべく、パプア・ニューギニアでフィールド・ワークをしながら、もがき苦しんでいた時に、オーストラリアの配給会社の人からかしこ夫人を紹介されました。

かしこ夫人は、かくもお忙しいご身分だったのに、学生に毛が生えた程度のアタシにも会ってくださり、「戦場の女たち」の構想をじっくり聞いた後、「是非、おやりなさい。」と激励してくださったんだ〜 heart 

いよいよ、日本を離れ、またパプア・ニューギニアに戻るという数日前、かしこ夫人の秘書だった青山さんからお電話 telephone を頂いた。

「何じゃろな〜」なんて軽〜い気持ちで、かしこ夫人の、とても品のいい銀座の仕事部屋を再度、訪れたアタシは、いやあ、驚いたの、何のって!

今だってその時の気持ちを鮮明に思い出すことが、出きる位だよ〜

晴天のヘキレキ、ビックリ仰天ってこのコトだあああsign01

かしこ夫人は、アタシに30万円を手渡して下さったのですsign03「取材の役にお立てなさい。」とおっしゃりながらー。

これって、まだ映画になるかどうかも分からない時ですよ〜

つまり、監督になる前のアタシに、ですよ〜

しかも、領収書もない、かしこ夫人のポケット・マネーですよ〜

weep 今思い出しても、感涙しちゃう・・・sweat02

当時の30万円は、大金で、受け取った手が、震えたことも覚えている。 confident

でも、ね、30万円という大金もさることながら、かしこ夫人の心からの応援が、ジ〜ンとアタシの心に響いたんだ〜。

アタシは、大感動し、「戦場の女たち」を絶対に何があっても、何年かかっても作るぞ、という並々ならぬ覚悟が、その場で出来たんだよ〜

今、振り返っても、このかしこ夫人の行動が、いかにスゴイことか、分かる。

映画の始めって、本当に誰もお金、出してくれないもの。これって、映画監督の宿命だ〜ね。

1989年、遂に「戦場の女たち」は、完成した。(丸5年かかった!)かしこ夫人は、東和の試写室で見てくださり、絶賛、チラシにもコメントを寄せて下さった。海外で数々の賞を取った時も、とても喜んで下さった。

そう、アタシの映画監督人生を後押してくださった第一号の川喜田かしこ夫人のご恩は、生涯忘れられませんっsign01だから、映画監督は、天命、死ぬまで続ける所存ですっsign03

ああ、アタシも少しでイイから、かしこ夫人のようにありたい、と心より思います。

だから、50歳を過ぎた今、若き映画人の卵たちを応援しなきゃ、って思う。(でも、万年金欠っす、ゴメン。その代わり、アタシの気持ちと知識と体験は、惜しみなく晒して与えますから〜そう思って、オーストラリアでは、いつだって本気で真剣に全力で、大学でも映画学校でも、教えてきたんだ〜お陰で、教え子達は、世界中におりやす。good 日本でもそういう場が、あったらいいな!)

こんな風に、ややセンチメンタルに過去を振り返り、考えるのも、秋だから?

ま、そういうコトにしておきましょ。coldsweats01

プロフィール

sekiguchi

関口祐加 最新作 『此岸 彼岸』

1957年5月、横浜本牧生まれ。
フト気が付けば、すでに在豪28年目、日本に住んでいた時よりも長くなり、唖然。映画を作り始め20数年たつが、母親は、今に至るまで私が、何をしているのか全く分からず。だって、今回の「THEダイエット!」で、やっと監督作品3作目と超寡作。最新ドキュメンタリー映画作品「此岸、彼岸」は、そんな母を被写体に2009年9月に撮影が始まったばかり。更には、<衝撃的な>初劇映画作品「嘘をつく女」をメノポが、ヒドクなる前に作るのが、大きな夢ですっ!「戦場の女たち」「When Mrs. Hegarty Comes to Japan」「THEダイエット!」(原題:Fat Chance)ともに、内外で受賞数多数。

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