女性自身

映画鑑賞の最近のブログ記事

昨日、そう言えば、母の介護認定は、ど〜なってんの、と思い、お世話になっているケアマネの西迫さんに連絡。頼りになる西迫さんは、即、区役所に電話してくれ、返ってきた返事は、かようなモンだった・・・coldsweats02 

すでに、8月上旬に書留で介護保険証とともに、送られているsign03 ガッビーン〜down

母は、もっちろん、忘れている。それよりも、本人に聞いても分からないだろうし、イヤン、影も形もナシだわっsign01

ここら辺りが、ムズカシイとこだね〜 お上は、アルツハイマー病の本人宛に郵便を送らねばならぬ、っつうツラさ、かい?まあ、プライバシーナンかも絡んでくるんだろうし。さ〜て、どうすっぺ。

と、まあ、取りあえず、母が、トイレに入っている間に、母の部屋に、コソドロのように侵入し、パパパパパッと見渡して、書類の山、手紙の山から見つけたっ!!この間、5分もかからず〜good手紙の封は、切ってあったけど、そのまま置いてあった・・・きっと意味が、分からなかったんだろうなあ。

介護保険とともに、介護認定書を見れば、要介護は、5段階の中の3で、思っていたより、悪かった。いやあ、そりゃあ、初期だろうとナンだろうと、アルツハイマー病ですからー。しかも、ここのところこの酷暑で、一段と記憶障害と混乱が、悪化していると思います、ハイ。bearing

それでも、母の部屋にいる時は、ちょっとしたスパイ活動でもしている気分だったよ〜wink

で、本日、アンジェラ・ジョリーの「ソルト」見てきやした〜(と、やっと、ここに話しが、つながった!!) 

もうっ、アンジー、カッコよ過ぎだわ〜 scissors

以下(C) Columbia Pictures

salt-movie.jpg実はね、アタシ、アンジー&ブラピ、大スキなんす〜lovely 日本で言ったら、謙さんと果歩チャンカップルみたいやん。ナンツーか、あんだけイロイロと書かれても、クールで、我が道を行く、ってのが、いいですなあ。それに、社会貢献もたくさんしてて、とってもイイ感じだわ〜

そりゃあ、演技は、お二人さん共に、超演技派、とはイカナイけど、ブラピの前妻、ジェニファー・アニストンなんかより、ずうっ〜とイイざんしょ! 

今回の来日パブには、アンジーは、子供4人を連れてきて、本当かどうか、知らんけど、成田空港で子供の一人が、おふざけしたら、アンジーは、ピシッと叱ったらしいさあ。いいお母ちゃんしてるね〜 scissors

アンジー来日.jpg実は、前述の渡辺謙さんが、レオナルド・ディカプリオと一緒に出演している話題作「インセプション」と天秤にかけていたんだけどさ〜

やっぱり、ソルトに決定!!いや、ね、そんな大それた理由じゃないんだけど、ね。

最近著しくおっさん化して、なんだかシリアス一辺倒のディカプリオを見るより、そして、夢の中に入ってアイデアを盗むというコンセプトは、オモロいけど、その分、エラクCGを駆使した映像を見せられるだべさ、と思ってやや引いちまった〜いや、そのうちに「インセプション」だって見るさ、そのうちにだよっ!

で、「ソルト」なんすが、コレ、オーストラリアのフィリップ・ノイス監督作品なの。アクションものが、お得意のおっちゃん監督。まあ、久しぶりに役者が、体当たりして臨場感いっぱいのスパイ活劇でした〜堪能しましたぜ。ノイス監督の十八番じゃん。

プロットは、米ロの2重スパイ、ソルトの復讐劇ってコトでしょ〜か。21世紀らしく主人公が、女性でアクションもガンガンあって、人もガンガン殺していく。いや、いいんスよ。悪くない。悪くないンだけど、この"They took everything from me."という復習劇は、かなり古いような気がする。しかも、オトコからみたオンナの復讐劇、っつう匂いが、プンプンしてるっsign01正確に言うと、おっちゃん監督から見た女の復讐劇っつうシナリオだわさ〜(ちなみにノイス監督は、60歳。ゲッ、見かけ、エラク老けてまっせ〜!!)

Angelina+Jolie+Filming+Salt+Washington+C+-jdaa6YvVzDl.jpgそ〜いやあ、本当は、ソルト役は、トム・クルーズだったとか?いや、<ボーン・シリーズ>は、超えられないっしょ。だから、設定を女に変えたのか?

アタシだったら?って余計なコト考えるけど、ロシアもアメリカの大統領も両方とも殺害するだろうなあ。どうせヤルなら、過激にヤリタイもんっす。だからって、話しのストーリーもプロットも考えてませんが〜happy01

それにしても、アンジーは、ホンマ、カッコよかったよん。こんなにキレイで、セクシー、でも自分と言うものをしっかりと持っている女優は、他には、いないんじゃないかと、アタシ大絶賛。

gallery-3782391.jpg超娯楽で、アンジーを見に行くための大作「ソルト」は、思わせぶりな終わり方なんで、これで、アタシらが、見に行き興行収入が、スゴッつうことになれば、シリーズ化されるでしょ。そうそう、リーヴ・シュレイバーら、脇役の男性陣も悪くなかったですよ〜

ただ、一つ文句、あんの。横日本語字幕、映像にカブッチャって、醜いし、見にくいっsign03pout 縦字幕にしてくれや〜って思うんだけど、どう?

Angie b:w.jpgうっふっふ、それと、最後にドンデン返しが、あんのよ〜是非、映画館で見てちょ。 paper

















マジっすか〜今日は、もう7月30日sign02 wobbly 7月は、セキララな呟きは、夏休み〜というくらいブログを書きませんでした〜ゴメンチャイ。

いや、ね、7月後半は、しっちゃか、めっちゃか、てんやわんや(ナツカシ〜)の騒ぎでしたんねん。だから、まったりしてたワケじゃないのよ。それは、7月20日に始まったのであります。coldsweats02

朝起きてみると、母が、ぽつねんと首を垂れて、台所の椅子に座っているではないかっsign01

アタシ「おっはー、ど〜したの?」
母「(聞き取れないような声で)おっは〜
(こういう時の母は、とっても可愛らしいんだわ。彼女のココロの状態が、すぐ分かる!!

母は、おもむろにテーブルの上の細長い紙を指差す。そこにあったものは、6月と7月の水道・下水道使用量のお知らせだった。

どれどれ、と手に取ってみると、アタシの眠気は、いっぺんに吹っ飛んだ〜

アタシ「ナ、ナンじゃ、これは〜
sign03
母は、ただ、黙って頷くのみ。水道代の請求が、114,848円と書かれており、口座振替が、8月13日(母の年金支払い日)となっていた〜 
shock

水道代A.jpgこれぞ、晴天の霹靂だわさ。母が、意気消沈するのも無理ない。

ここで、オカシかったのは、母の言葉。「バアサン一人が、住んでいてこんなに水を使う訳が、ない。」だと。そう、母と暮らして6ヶ月、アタシの存在は、まだ認められていないんだね〜coldsweats01

が、母と一緒に意気消沈している場合じゃねえ!エライこっちゃ。

早速、アタシは、横浜水道局に電話してみると、漏水の可能性あり、ということで、漏水検査に来てもらうことになった。翌日の午前中、9時から12時に間に来てくれるとのこと。

が、ヤレヤレ、が、ヤレヤレじゃかったんだよ〜 翌日、待てど、暮らせど、横浜水道局、現れずsign03pout

ああ、ああ、かわいそうな横浜水道局!!パスポート事務所に引き続き、アタシの口撃をくらうハメになっちまった〜結局、電話受付した女の子(でしょ、アタシの年から見れば!)が、日にちを間違えて、技術部門にFAXしたんだ。そう、横浜水道局は、まだFAXを使って大切な情報を流しているんっすよ〜皆さん!

はからずも、FAXの垂れ流しという方法で、流した情報を技術部門と確認しない、ということが、判明した横浜水道局。これだから、役所仕事はペケって、言われるんだぜ〜bearing

平身低頭(声だけは!)、それでは、明日の7月22日の午前9時から12時の間に再度、お伺いします、と電話の向こうの声。それを「いえ、そちらのミスですから、9時から10時の間に来て頂きます。」とアタシ。

うっふっふ〜さあ、さあ、マニュアルには、ない応対をしなければならないぞよっsign01(あ〜あ、イヤなオバサンだぜ、アタシってさ。)しっかし、こちとら、10万円以上の支払いが、かかってんだ〜。

これがね、またモノの見事にパスポート事務所と同じ対応だったんさ〜ビビった電話の向こうのネエちゃん「上の者に聞いて参ります。」だと〜アキレたけど、ここまで来ると、マジで感動モンだぜっ、同じよーな役人根性に対して、ね。っつうか、このマニュアル対応、何とかならないっすかねえ。bearing

アタシ「それでは、一旦、電話を切ります。貴女が、上の方に聞いている間の電話代は、持ちたくないので。」 とまあ、どこまでもイジワルなオバサンのアタシ。

ビビりまくりのネエちゃんは、10分後電話をかけてきて「そ、それでは、明日9時から10時の間に技術者が、伺います。」というコトになった。

好き好んで、イジメている訳じゃないんだよ〜チョッピリでいいから、さあ、もっと人間らしい応対してくんないかなあ。(って、ムリだろうけどさ。)

翌朝、技術者の男2人(初老と若者)が、9時55分にやって来た!いやあ、この時間の絶妙さ!!お見事!そんでもって、漏水を特定すんのに随分、長〜くかかって、最後は、挨拶もせず帰っていった。これもお見事!!

でも、ね、ココから先は、民間会社で、とっても早かったよ。漏水修理の見積もりを2社に出してもらったんだけど、アタシは、1社に決定。この会社は、7月23日の午前中に漏水検査に来て、午後には、もう修理してくれたんだ。

downwardright  修理中のオニイさん

水道工事中.jpg

新しい水道管.jpg
今回の漏水は、お湯の方で、白い管を取り付けまひた。黒い方は、すでに数年前に水の方が漏水していて、母が修理したんだね〜

とにかく、漏水事件は、どうにか終結した〜。

そして、今週の28日(水)に横浜水道局から☎が、かかってきて、水道代の引き落としは、13182円に減額!!

あ〜あ、ここで、やっとヤレヤレですわ。

そして、安堵したアタシは、昨日、夏休み中の姪っ子と一緒に「借り暮らしのアリエッティ」を見に行ったぜ〜scissors

ま、いいんじゃないっすか〜という出来ですかね。宮崎駿監督(今回は、企画と脚本のみ)のテーマは、一貫して、子供に、コレからの山あり、谷ありの人生にエールを贈り、その純粋なココロを忘れるな、というコトだと思うんだけど、この映画の終わり方には、続編ありっ?てカンジた。でも、宮崎さん、ややお疲れじゃない?あんまり冒険がなくなってきているみたい。オープ二ングもA→B移動という同じパターンだったし、ねえ。

アタシ的には、宮崎監督は、「千と千尋」でクライマックスに到達しちゃったよね。ただ、アニメは、いつもながら躍動的でディテールにこだわり、素晴らしかったですよ〜   (C) ジブリ

アリエッティ.jpg何よりも、姪っ子が、大喜びだったので、それが、一番!

で、突然ですが、飛躍してfacebookのハナシっす。

実は、facebookは、ツイッター、mixiより、ずっ〜と後になって始めたんだけど、今や700人を超える友だちの友だちは、友だちさ〜っつう輪の広がり状態なんす。コチラは、英語オンリーでやってんだけど、ガーナの人ともつながったリして、とっても楽しいっす。

もちろん、アタシ自身も色々とコミュに誘われ、入ったりしてんだ〜 その中でも二ヤっと笑って、即入っちゃったのが、コレbleah

Miss me yet?.jpg
そうで〜す!ブッシュ元大統領のコミュで、この写真が、コミュ写真なの。コミュの名前は、「うんにゃ、アンタのコトなんぞ、思い出したくもない」

ま、このコミュに入っちゃったら、共和党支持で、バリバリの保守の人とは、もう<おトモダチ>になれないかも知れないけど、こ〜ゆ〜ところが、facebookのいいところだよっ。そ、WHO CARES? っつう態度ざんす。

先日は、クリントン元大統領とアフリカのとある国を訪問した、ジョージWクン。アフリカの人と握手した自分の手をすぐ前に立っていたクリントンのシャツで拭いたところを撮られて、YouTubeにアップされちまったんだぜ。スゲ。

http://www.youtube.com/watch?v=0DtwkTS9mq8feature=player_embedded

でも、真相は、例えば、このアフリカの人の手には、ネバネバの粘着物が、ついていたのかも・・・かねえ?大統領でなくなっても、話題提供をし続けてくれておりますがな。で、こんなコミュが、出来ちゃってんだ〜ね
paper

と、まあ、スンマセン、2週間分のブログをまとめて書いちゃいました〜

さ〜て、8月は、母と我が人生、何が、起きるのか。

でもさ、考えてみりゃ、映画制作って、上手くイカナイことだらけだから、ドラマばっかりの人生、慣れてるっちゃあ、慣れているんだよね〜 
scissors









2010年7月16日 23:14

THE COVE 鑑賞!

お久しぶり〜っすsign01ああ、言ってもショーナイけど、暑い、暑い、暑いわ〜sun これまた、久しぶりの日本の夏に、バテバテのアタシだわん。sweat01 母も相当参っていて、我が家は、二人でグデングデンの状況ざんす。coldsweats02 

日本の夏は、湿気があああああ、ああ、耐えられん!bearing 去年の7月は、「THEダイエット!」公開時に合わせて帰国したけど、こんな暑かったかいな? ま、滞在が、2週間と短かくて、あんまり記憶に残ってないんだけど、さ。

さ〜て、これまた久しぶりに映画のハナシをいたしやしょう。(ってアンタ、一体ドコの人?)いや、実はさあ、ホントは、韓国映画の「息もできない」をずうっと、ずうっと、見たい映画ナンバーワンだったのね。横浜のシネマ、ジャック&ベティでやってたし。ああ、でも、哀しや、やっていたっつう過去形になりましたがな〜weep 

だって、さあ、母との生活は、毎日、何が起きるか、全く分からない。撮影の予定が、あるようでなく、ないようで突然撮影開始、みたいな状況で、予定は、常に未定状況なんす〜coldsweats01 気が付けば、「息」の公開期間は、とっくに過ぎていたという有様だった。ガガガ〜ンだわさ。 downpunch

で、最近、映画館に行ってまで強烈に見たい映画もないしなあ、なんて思っている時に、先輩の浜野佐知監督(ピンク映画300本以上監督をした猛者で、とっても個性的な自主映画制作を続けている尊敬する大先輩!scissors)をインタビューするという機会に恵まれたの。浜野監督のドキュメンタリー論は、とってもオモシロかったんだけど、今は、映画鑑賞のハナシなんで、ここでは、パスするねっsign01

その時、浜野監督から「THE COVEは、すっごく面白かったから、見なきゃ。」と直々聞かされ、突然にそっか、じゃ見ようかって初めてココロが、動いたんだ〜アタシ一人だけだったら、見たかって?うーん、ビミョーかなあ。sign04

The Cove-1.jpgいやさ、申し訳ナインだけど、この映画の倫理問題やら、上映禁止活動なんて、あんまりアタシの視野には、入ってなかったのよ。そんなコトより、こういう環境問題のテーマで活動家が、主役の映画って、見る前から、答えが分かっちゃってるじゃん、というのが、今一つ、アタシの気が進まなかった理由だったのね。ま、時間のある時にでも、DVDで見るっべさーって考えてた〜 happy01

The Cove 2.jpgでも、浜野監督は、「いや、この主人公のアメリカ人のおっちゃん、奥崎謙三並みに狂信的で、オモシロイんだよ。」と言うではないかsign03 ナニナニ、奥崎謙三(ゆきゆきて、神軍)みたいにクレイジーだって?へええ、と突然に、興味が、ムクムクっと湧いて来た。

ドキュメンタリー映画のエッセンスなんて、とってもシンプル。客を引っ張ってイケル被写体が、いるかどうかだよっsign03 good

という次第で、梅雨rain は、どこなんだ〜というカン照りの昨日の午後、横浜伊勢佐木町の映画館に足を運びました〜(せっかくだっちゅうに、この映画館の写真telephoneを撮り忘れたっ!コレも暑さのセイさ〜)

午後3時の上映回だったんだけど、ありゃりゃ、というぐらいまばらって、アンタ、そりゃあ一般ピープル(コレも浜野監督語だよ〜ん!)は、働いていますがな。wink そんでもって上映反対の熱も冷めちゃったみたいだったしね。ちょっと残念だわ〜 gawk

結論から言いますとね〜アタシャ、感動して泣いちゃったんだぜ〜。crying そして、笑っちゃったりもしたんだ。つまり、「ザ・コーブ」は、アタシのコトをキチンと笑わせて、キッチリ、泣かせてくれた映画だった、というコト。極上のサスペンス映画仕立てになってましたね〜scissors

今の日本国内の議論は、イルカの追い込み漁は、日本の文化だからとか、アメリカ人のスタッフは、隠し撮りをしたとか、そういうことで上映禁止運動が、どこかでは、起こっているざんしょ?

確かに、そ〜ゆ〜倫理のハナシは、とってもよく分かる。でも、個人的には、飽きちゃった。だって、アタシ、映画を作る同業者、同じ穴のムジナ人間だからさあ。

我が師、原一男監督も「スミマセン、スミマセンねえ。」とココロで手を合わせつつ、土足で人の家に上がっていくのが、ドキュメンタリー映画、いや、そう言い切っちゃダメっか。だって、多分、そんな野蛮なコトしない、とっても<良識的な>映像作家の方が、多いだろうから、さ。でも、それをしちゃう、出来ちゃう監督が、面白いドキュメンタリー映画を作れる、と言ってるワケだよ。

ただ、主役のリック・オバリーは、奥崎謙三には、適わなかったなあ。かなり、メラコリックでセンチメンタルな中年のおっさんでしたがな。全世界の人気者になった、あのイルカの「フリッパー」を飼育し、テレビ番組に協力したコトを深く後悔し、さらに、現代の巨大産業であるイルカ・ショーを作り出してしまった罪悪感にさいなまれた上での行動なんだ〜。自分が生み出したものを破壊しなけりゃ、という使命感だけが、彼をつき動かしている。そう、彼の懺悔の心の旅が、テーマなんだよね。そんなリック・オバリーが、情熱と命を賭けて止めさせたいのが、和歌山県太地町のイルカの追い込み漁、というワケ。

いや〜やっぱり、映像の力は、スザマシかったですよ。入り江が、イルカの死骸で真っ赤に染まっていく。そして、監督は、そのことを効果的に観客に突きつけてくる。衝撃以外のナニモノでもないよ〜、やっぱり!

この血の海の前には、日本の文化もクソもミソもない、と思わせるように編集でキッチリ、つないで見せてくる。つまり、アチラは、ワレラ観客を説得しにきているんだよ。ここは、ノルか、ソルか、なんだ。そりゃあ、アメリカ人だって、アタシらだって、ブタだって、牛だって食べるだろう、という議論になるんだけど、さ、議論は、やっぱり議論でしかないの。この血の入り江の映像の力の前には、全く無力な議論だ〜ね。

ここで、ドキュメンタリー映画は、公平、かつ客観的に見せなけりゃイケナイっていうお方も多いざんしょこれにもねえ、ゴメンチャイ、飽きちゃった。少なくともアタシは、公平、客観性を建前としているジャーナリストじゃないんだからさ〜勘弁してくれ〜って気分ですな。shock

アタシの映像作家としての立場は、とっても明確。ストーリーテラー、語り部なんす。だから、ストーリーを語るためには、色々な手段を駆使するのも厭わない、とまあこうなりますがな。

この「ザ・コーブ」でも監督の決定は、<隠し撮り>だったんだよ。だって、<隠し撮り>しなかったら、この監督が、作りたいと思う映画が成立しないからね〜そんで、<隠し撮り>するための段取りが、この映画のストーリーにもなっている、というワケ。そ、アタシら、最低の人間でしょ〜がsign01ナンとでも言いやがれ〜だよっ。

ただ、さあ、アタシが、この「ザ・コーブ」が、ガゼン、面白かったのは、BIG PICTUREを考えさせられたコトだった。何とかイルカ漁をカバーアップしようとする日本政府とその役人達(農林水産省だね)。特にあの、お役人さん。捕鯨問題でも必ず出て来る、あのおっさん。とっても理知的で、ま、確かに毎朝鏡の前に立って、髪の毛をキチンと整髪する時間を割いているんだろうなあ、と思わせる人。(笑っちゃいました、スミマセン!)

カリブ海の島々の人々から日本に賛成投票してもらうために、巨額な国民の税金を使って、魚の水揚げ波止場を提供するも、現実には、鶏の保存庫としてか使っていない、という事実・・・

う〜ん。そこからツラツラと考えたのは、日本国の捕鯨・イルカ問題は、かなり歪んだナショナリズムの表現なんじゃないか、っつうことだ。太平洋戦争中の国威掲揚の発動に似たようなモンが、捕鯨・イルカ問題に出ているんじゃないか?

思えば、太平洋戦争に突入したのも、<お前ら西洋だって植民地主義をやってきてんだろ〜が、俺たちが、やってどこが、悪い>みたいなゴリ押し的な、ちっぽけな島国の、さらにちっぽけな陸軍軍部のプライドの誇示だわさ。(あれ〜そー言えば、環境問題の中国という国も同じような発言してるねー。)

アタシは、見終わってそんなコトを考え始めたんだ〜

そうね、それと、もうちょっと、リック・オバリーの人物像のプライバシーに迫って欲しかった、と思ったかな。やや物足りなさが、残ったね。

そして、一番、知りたいのは、プロダクションの予算だよ〜。数億円にいってるべ〜どーやって集めんたんだよおおおおお?環境保護団体は、やっぱり、金があんのか?

ま、は、ともあれ、「ザ・コーブ」一見の価値あり、だよん〜批判、批評は、見てからだね!!

最後に、この映画を映画館で見ろ、と言ってくれた浜野監督には大感謝だよん。
good

The Cove.jpg 






5月29日、デニス・ホッパーが、74歳で逝った!(May17 '36 ~ May 29 '10)  weep 前立腺ガンだったらしい。downwardright この写真は、痩せる前のモノだけど、70代になっても、渋くてカッコイイなあsign01結婚歴も5回!!しかも最後は、5回目の奥さん相手に離婚訴訟中だったらしい・・・ご苦労サンっす。

Dennis Hopper.jpgデニス・ホッパーと言えば、やっぱり、アメリカン・ニュー・シネマの到来と話題になった「Easy Rider」ですな。コレは、1969年の作品。さすがに、アタシは、70年代に見たんだと思うな〜。公開時は、お子チャマだもんね!

「イージー・ライダー」は、ピーター・フォンダらとの共同脚本で、ホッパーの監督デビュー作品。でも、その後、監督作品を作っていないことを考えると、きっと「イージーライダー」は、自分たち青春の集大成で等身大の映画だったんだなあ、って思う。そんな親近感が、あったもの。薬<ヤク>でも、本当にヤッテンだろ〜なと思えるような真実みが、あった、と記憶していますがな。

この映画からは、その後ジャック・ニコルソンが、大活躍したけど、ホッパーとピーター・フォンダは、ソコソコっつう印象ですかね。役者デニス・ホッパーは、いつ だって何演じてもデニス・ホッパー!!いわゆる大根役者なんだ〜ね。happy02 あんまり演じる<テクニック>は、なかったんじゃない?でも、出ているのを見ると、ついつい、二ヤって笑っちゃう、そんな俳優だったと思う。アタシは、キライじゃなかったよん。good

Easy Rider.jpg今回あんまり言われてないんだけど、2008年にデニス・ホッパーは、「エレジー」(Elegy) という映画に出てんの。ペネロペ・クルスとベン・キングスレー主演でホッパーは、キングスレー演じる大学の教授の親友っつう役どころ。この時のホッパーは、文句なく、イカッタですよ〜ナンか、ふうっと力が抜けてて、とっても自然体の演技だった。突然に倒れて死んじゃう役だったんだけどね!

                   downwardright 以下全部 (C) Samuel Goldwyn Films


Elegy.jpgナンでこの映画のハナシをするかっつうと、まあ、デニス・ホッパーの話題もあるんだけど、これは、スペインのイサベル・コイシェ監督作品。そ、言わば、女性監督が見たオトコの、しかも中年オトコの恋愛観の作品だったんだよ〜 bleah  そんなヒネリに興味があって、わざわざ劇場に見に行ったんだけど、映画のデキとしては、イマイチだった。あ〜あ、ヤッパリそこに帰着しちゃったか、みたいな失望感が、あったよ。

でもね、ホッパーは、光って shine いましたっ。ただ、それ以上にスゴかったのは、ペネちゃんね〜最近、スゲエですね、ペネちゃんは!このポスターの彼女の目つきを見よsign01「ナイン」でも一番よかったらしいし、さ。(スンマセン、ナインは、見てません!!)

エレジーのポスター.jpgほんでもって、乳がんの役だからさあ、惜しみなくオッパイも出してんのよ。 ああ、キレイなオッパイでんな〜 

ペネロペ・クルスのおっぱい.jpg女のアタシが、見てもキレイだなって思っちゃう。heart 色気あって、でも切ないシーンなの、ココは。明日、乳ガンの手術で乳房の片方を摘出するのね。で、キングスレーが、写真を撮るために上半身裸になったペネちゃん。

ただ、役柄としては、スペインいや、メキシコ系だったかな? とにかく、エキゾチックな女子学生というステレオ・タイプ的な役だった、とは思うな。

そうだなあ、ベン・キングスレーは、かなり辛気くさかったから、デニス・ホッパーに主役の大学教授役をやらせた方が、オモシロかったかもねっ!! bleah ああ、合掌。 

でも、映画のハナシは、アタシを本当に元気にしてくれるsign01heart04  


2010年5月27日 22:05

Miss Divine M

昨晩、いや、今朝早く、と言った方が、正しいなあ。午前2時過ぎのコト、まだ起きている様子の母を気にかけつつ、アタシは、自分の部屋のテレビ tv をつけてみた。こう言う時って、大体NHKのBSですね。1970年代から80年代のいい映画をやってんからさあ〜

ジェーン・フォンダの「ジュリア」や、レッドフォードとホフマンの「大統領の陰謀」もBSで見ちまった!しかも嬉しい事に字幕スーパー。古いアタシは、吹き替えは、イヤsign01役者のナマの声が、聞きたいじゃん。

で、今回は、何とベット・ミドラーの「ローズ」ざんすよっ!!今ここで挙げた作品は、全部公開時に映画館で見ているな〜で、この「ローズ」は、1979年公開でした。確か監督は、「黄昏」のマーク・ライデルですな。これは、ベット・ミドラーのデビュー作で、うわあ、こんな迫力のある歌手、と言うより Show Girlが、いるんだ〜と圧倒された事を覚えている。good その後 ミドラーのことをMiss Divine(並外れてステキな) Mと言う事も知りました〜scissors

downwardright このレコード、まだ持ってんだよ〜 

The Rose A.jpg残念だったのは、もう映画の終盤だったのね。ローズが、皆が待っている野外コンサート会場にフラフラになりながら(薬中毒だ〜ね。)到着して、左のレコードジャケットにあるように、"Stay with me" を熱唱して、舞台でコト切れてから、ああああ、<The Rose> の歌が流れ始める〜 note

そして、アタシは、信じられないことに<オエツ>だよ〜sweat02この歌のマジックは、消えていなかった・・・そして、歌詞もスラスラ出て来ちゃって、嗚咽しつつ、歌っちゃったんだよ〜我ながら、かなりアブナイなあ。


                                          Some say love
           It is a river
           That drowns the tender reed
                                     Some say love
                                     It is a razor
                                     That leaves your soul to bleed
                                           

                              

人は言う 愛は弱々しい葦を飲み込んでしまう川の濁流のようだと       

人は言う 愛は冷たい刃のように人の心を容赦なく切りつけ血を流させると


ま、これは、冒頭だけですが、'アタシと一緒にいてよ〜'と歌いながら舞台で死んでしまうローズが、静かにバラード調で愛の本質について歌い始めると、エンド・クレジットが流れ出して、グッとくるんだよなあ。weep


でもさあ、アタシには、この<愛>は、今の母の<愛>の本質にも思えちゃってねえ。だって、本人は、これからどんどん過酷になっていくアルツハイマー病の本性を知らない、とも解釈デキルんじゃない?何だかすべて、そうやって結びつけて考えちゃう。


しかも、よしゃあ、いいのに、ついでにMiss Divine Mの大ヒット映画作「The Beaches」もYouTubeで見ちゃったんだよ〜happy02 http://www.youtube.com/watch?v=oiS8YokFzeY&feature=related leftright チェックしてね!


The Beaches.jpg

upwardright こちらは、1988年の公開ね。実は、この映画は、かなりお涙チョーダイで、あんまり好きではないの。しっかし、また、メインテーマの曲「The Wind Beneath My Wings」に泣かされるハメに〜crying いやあ、これぞ母のアタシに対する愛の歌〜ってさ。ホント、読んでいるだけで涙が、出てきちゃう・・


So I was the one with all the glory,
while you were the one with all the strength.
A beautiful face without a name for so long.
A beautiful smile to hide the pain.

Did you ever know that you're my hero,
and everything I would like to be?
I can fly higher than an eagle,
'cause you are the wind beneath my wings.


そう、私がいつも栄光に輝いている時に、あなたは名もなく、でも美しい顔をしていたわ。あなたの微笑みが、心の痛みを隠すの

本当は、あなたこそが私のヒーロー。私が、望み描く姿のすべてだと知っていた?

そう、私は鷲より高く飛べる。だってあなたが翼を支える風になっていてくれているのだから。

やっぱりどこかで母のアルツハイマー病診断にヘタレているんだなって思うな。こんなに精神的に引きずるのは、意外と言えば、意外。でも、敢えて映画に泣き、最後は映画に癒されるのは、アタシらしいですな。


さっオエツしたら、サッパリだぜ〜!!happy01 明日は、母を外に連れ出せるといいんだけど。5月18日の脳神経外科以来、引きこもっているからね〜












 

前回同様、映画の話し続きで、スンマセン!さ〜て、あちらこちらで勝手に原一男監督は、 我が師と喋りまくっているアタシ。happy01 心やさしい原監督は、アタシのことを同志、と言ってくださいましたが、いやいや、アタシなんかは、監督の足元にも及びませんっsign01paper (原監督は、アタシよりちょうど一回り年上の大先輩。監督、暴露してゴメンナサイ。) coldsweats01

とまあ、はたまた手前勝手に原監督の ことを熱く語るには、理由が、あるのどえ〜すsign03 横浜のミニ・シアター、ジャック&ベティで原監督の全作品が、一挙公開となるのよ おおお。5月1から14日まで。プログラムの詳細は、 下記URLまでどうぞ。
                        http://www.jackandbetty.net/harakazuo.html

ジャック&ベ ティでの原監督の紹介文は、以下のごとくざんす。good
  • 至高のドキュメンタリー作家であり、日本映画界の異端児。
  • 映画の枠をこえて、社会に衝撃を与え続けてきた原一男の全監督作を一挙上映!

そう、原一男は、日本映画界の異端児で、社会に衝撃を与え続けてきた監督、なんデス。ここにアタシが、原監督を師と呼ぶ理由が、あんの。原監督ご自身と監督の作品からは、ドキュメンタリー映画を作る<覚悟><姿勢>をアタシは、学んだんだ。いや、他にも立派な作品を作られた先人の監督たちは、います。そして、もちろん、尊敬している。でもね、原監督は、そんな先人監督たちと同じコトをしったってしょーがない、何か自分だけが、作れる映画は、と考えたんだね。この姿勢ってとっても大切なことだと思う。影響は、受けるけれど、自分だけにしか作れない作品を作る覚悟、だよね。いや、ホント、他の監督と同じコト、してたってショーガナイじゃんsign01

downwardright  <さようならCP>                 以下スチール写真のすべては (C) 疾走プロダクション

さようならCP.jpg

downwardright <極私的エロス>   原監督から去った妻の出産シーン。生まれてくる赤ちゃんは、原監督の子供ではありません、あしからず。                                                   

極私的エロスー出産シーン.jpgしかし、ここでムズカシイ課題は、センセーショナルが、目的の映画になっては、アカン、ということなんだ〜 confident アタシが、もう一つ原作品から学び、深く共鳴するのは、複雑怪奇な我ら人間を描く、それには、人間の心の闇の淵だけでもいいから覗いて、人間とは、何ぞや考えてみたい。そして、そういうストーリーの展開を見せたい、っちゅうことなの。ここら辺りの領域が、かなりオーソドックスな記録映画とは、違ってくると思う。原監督は、監督であり、ストーリーテラー(Storyteller)でもあるんだね。で、それこそが、アタシが、目指していることなんだわっsign01

原監督の映画に被写体として登場する人物は、皆とっても魅力的で、過激で、アジテーター。言わば監督にそういう<選球眼>が、あるということだよね。この被写体を追えば、きっと何かが起こる、次いでに、何かが起こるようにチョイと仕掛ける・・・ 原監督の被写体全員が、監督のそんな思惑に拮抗できる人たちなんだよ。そりゃあ、監督と被写体のせめぎ合いになって、絶対にオモシロイストーリー展開になるわさ〜 happy02  

downwardright  出ましたっ!<ゆきゆきて、神軍>の奥崎謙三!!「自分の正義のためには、暴力も厭わない。」隣りの奥さんの表情が、すべてを物語る!!奥崎さんは、2005年死去。

ゆきゆきて、神軍.jpg原監督は、よく<エンターテーメント>という言葉を使われます。これは、確かにドキュメンタリー映画では、誤解を招きやすい言葉なのかも知れない。人の不幸が、エンターテーメントなる〜?例えば、私の新作の被写体、母と母の認知症もエンターテーメントになるのか。でもね、原監督が言うエンターテーメントは、作り手である私たち監督の姿勢のことなんだと思う。お金を払って見に来て下さるお客さんを楽しませる技を監督は、持ち合わせていなければイケナイ。一般的に記録映画だと、どうしてもお客さんを<啓蒙する>という方向性にいっちゃうんじゃない?あるいは、ホームビデオっぽくて作品すらにもなっていない、とか。これは、NO, NOだよねっ。プロだったら、絶対にやっては、イケマセン。 

downwardright  原監督語録「井上光晴は、チンポコの先まで小説家だった。」この意味を知りたい人は、是非<全身小説家>を見てちょ!!

全身小説家.jpgここまで原監督作品のすべてを大絶賛してきましたが、最新作で劇映画の「またの日の知華」だけは、見ていないんだ〜 happy02 今回、ちゃんと映画館で見なけりゃ。もちろん、お金払って見ますからね!


またの日の知華.jpgさて、原監督とアタシの師弟(妹!!)間には、まだ解決していない問題があんの!!な〜んて意味深に書くほどのコトもないだけどさ。それは、<ドキュメンタリー映画って何?~ What is documentary?>という命題の議論が、完結していない、ということ。実は、何回か師とメールでやりとりは、したんですが、まだまだ、アタシ、大消化不良状態デス。

新藤兼人監督(98歳!)は、「劇映画もドキュメンタリー映画も同じである。」と断言されているんですね。この言葉は、とっても含蓄のある言葉で、いつかこのことを師とじっくり話し合い、そして、日本語と英語で書いてみたい、というのが、アタシの密かな(もう密かじゃなくなった!)人生の目標の一つ。でも、こんなこと書いたって誰も読んでくれないか〜 happy02

とにもかくにも、最後になったけれど、原監督、小林プロデューサーのトークがありますっ!もっちろん、アタシも駆けつけま〜す。原監督の全作品を見る絶好の機会です!!是非、是非、皆さん、我が愛するホームタウン、横浜(まただよ!)のジャック&ベティ・ミニシアターまで足を運んでね〜 heart04 


原監督トークA.jpg                                            ミニ・シアター ジャック & ベティ

                

                                       〒231-0056 横浜市中区若葉町3-51

                                TEL.045-243-9800 / FAX.045-252-0827

                                       ◆京浜急行線 黄金町駅下車 徒歩5分

                                       ◆横浜市営地下鉄 阪東橋駅下車 徒歩7分

                                       ◆JR線 関内駅下車 徒歩15分

Jack & BettyA.jpg







2010年4月21日 18:50

第9地区!

本日は、水曜日って当たり前だけど、今日水曜日は、映画が、レディス・デイのため¥1000で見られる〜(だって、もっか定職ナシのオバ監督は、いっつもピーピーと金欠!!) wobbly  で、見たかった<第9地区ーDistrict 9> を見てきました〜sign01(映画なんかに金使うなよ〜ってかい?)

District 9A.jpgピーター・ジャクソン製作、新人のニール・ブロムカンプ監督の作品。ちなみにブロムカンプ監督は、南アフリカの出身だよん。SFで、そんでもって、アクション満載なのに、ちゃんと泣けるんだよ〜 sweat02つまり、物語りとキャラクターの設定が、しっかりしているんだね。とっても感心したなあ。

エイリアンを難民として描き、ネコ缶がスキなんて、おちょくってんのか〜と思われそうだけど、脚本の確かさは、アタシたち観客をキッチリ、エイリアンに同情するように持っていく。まあ、考えてみれば、これは、南アの<アパルトヘイト>を想像させるし、監督自身も人種差別の中で育ってきているワケで、映画に反映されて、当然だよね。

物語りは、エイリアン課担当のフツーの官僚、ヴィカスが、ヒド〜イ目に合い(コレは、言わぬが華、じゃない?)最初は、渋々、最後は、心底ヒーローになっていくんだな。それにしても、ヴィカスの役割は、第9地区というスラム化している地域に住んでいるエイリアン達を強制立

District 9 その3.jpgち退きさせることっていう発想が、スゲエ!!この奇想天外なストーリーをアタシ達観客にごもっとも、と思わせなきゃならない。これが、何度も言っちゃうけど脚本の力なワケよ!ブロムカンプ監督が、ピーター・ジャクソンに目をかけられたという幸運もあるけれど、アタシが、一番注目したのは、脚本家と監督のコラボレーション。今回は、監督もシナリオ・ライターで、別にもう一人脚本家もいるというやり方だったんだ。

まず、シナリオを仕上げる前に2ヶ月間程、登場人物の設定、物語りの進行などを徹底的に(アタシもダイ、ダイ、大好きな!!)白版に書き出していき、ジャクソン監督も交えて意見を出し合ったんだって!そして、それから2手(監督と脚本家)に分かれて、お互いにアイデアを出し合いながら、脚本を書き上げたんだ。あああ、これぞアタシが、理想!!と考えているやり方なんだよ〜lovely  しかもプロデューサーは、ピーター・ジャクソン監督ですからなsign01あっぱれ、若い30代の若い監督の後押しをするジャクソン監督!!ま、本当に映画がスキで、面白い映画を製作して世に発表していこう、という姿勢が、バッチリ分かるなあ。だから、コトと場合によっちゃあ、自分が監督しなくたってイイっちゅうことだわさ。

そこで、フト振り返る我が監督人生。今までアマリにもヒド〜く、オーストラリアでは、プロデューサーに恵まれてこなかったアタシ、であった。う〜む。think 誰かプロデューサー的視野を持っている監督さんにプロデューサーをお願いする方が、いいのかねえ。ナンだか、いいヒントをもらっちゃったような気がする。

さてさて、もう一つ、この映画の特筆すべきことは、スターなしsign01これは、前にも書いた「ハート・ロッカー」もそうでしたな。それでもヴィカス役のシャルト・コプリーは、ドンぴしゃはまっていた。(監督の長年の友人らしい。)で、これも大切なこと。スターがいなくたって、オモシロイ映画は、作れるし、興行収入もバッチリ!どして?くどいようだが、脚本の力なのだよ〜 wink

今回の終わり方は、続編もアリかな?って思わせるなあ。District 9、文句なく☆☆☆☆☆sign03 ここのところ、アタシが、見たい映画のデキは、スバラシイもんばっかりですな。コレってもしかしたら、主流が、やれ3D、CG (って前からだけどさ)使いまくりの娯楽大作ってことも関係あるんじゃない? そのお陰で、「ハート・ロッカー」やら「第9地区」みたいな無名の役者を使って、良質な物語りを語るチャンスも出てくるってコトよ。今もう一本見たい映画は、韓国映画の「息もできない」デス。これは、東京のロードショーに間に合いそうもないんだけどねえ。

Breathless_Poster-thumb-thumb.gif実はさあ、新作の「此岸、彼岸」の後のアタシの野望は、初劇映画なんだ〜アタシも自分のアイデアを叩き台にして、プロの脚本家とのコラボ、そして、さらに大きな欲として、監督を経験しているプロデューサーが、欲しい、欲しい、欲しいよ〜sign01(実は、心当たり、アリなんすけどね happy01)とまあ、毎日、母と暮らしながら、そんな妄想に生きているアタシ、ざんす。母娘、二人して認知症ワールドだよねっ! coldsweats02









2010年3月24日 15:34

Holy Fucxxx Shxxx!!

遂に昨日、「ハート・ロッカー」を見てしまった。聞きしに勝る出来映えの映画で、文句なしの★★★★★sign03 っつうか、まだ今日もその衝撃度に茫然自失と戦慄が止まらないっ!スゲエ映画だ。英語で言うと Holy Fucking Shit!!! (Please excuse my language...という気分っす。wobbly

今回は、初めて横浜に出来た109シネマズに行って見て来ましたよん。実は、地元にも松竹系の立派な映画館、ムービックスがあるんで、普段は、横浜駅周辺にも出かけない、という無精な地元生活なんすっ! coldsweats01  ま、映画館のコンプレックス事体には、そんなに驚かなかったけれど、いやあ、単館の映画館は、大変だよなあ、とは思ったなあ。シドニーだって、ほとんどが、ゲームセンター付きの映画館コンプレックスだもんね。109シネマズは、ゲームセンターのみならず、レストラン付き!ま、ここに来たら1日遊んでいってね〜というコンセプトな訳ね。

109 横浜シネマズA.jpg横浜駅東口から歩いて7分らしいけど、例によって方向音痴なアタシは、みなとみらい線で新高島駅で歩いて2分コースを選択!新高島駅付近には、アンパンマン・ミュージアムやら劇団四季のキャッツ・シアターが、あるらしい。へえええええ、そーなんだ。ね、横浜って文化的でしょー? 

とまあ、そんなアタシの郷土愛なんぞ、ど〜でもよろし。で、本題の「The Hurt Locker」ですが、何が、そんなにスゲエかと言うと、アタシを戦場に引き込むような臨場感sign01主役のジェレミー・レナー(ウィリアム・ジェームズ2等軍曹)と一緒に爆弾処理をしているような緊張感をずっと強いられる。でもさ、アクションとサスペンス満載なんだけど、もっちろん、それだけじゃないんだよ〜、アタシが、震撼とさせられた理由は!!

ジェレミー・レナー.jpgHL 爆発.jpgどういうことかって言うと、まず、映画の冒頭で引用された言葉に注目!「戦争での高揚感は、時として中毒になる」(クリス・ヘッジズ 〜ニューヨーク・タイムズの戦場特派員) 'War is a drug' ということだ〜ねsign01gawk で、この引用を下地に書かれたキャラクターが、ジェームズ2等軍曹なんだよね。

アタシが、心底身振るいしたシーンが、あるの。このシーンは、女性監督だから sign02 って思えないこともナイ。ブラボー中隊の任務が明けた(=365日間生き残った)ジェームズ2等軍曹が、本国のアメリカに戻り、離婚した妻の間に出来た男の子赤ちゃんをあやHL本国 .jpgしているシーン。そこで、まだ言葉を話せない赤ん坊に向かって「オマエもいつかは、このおもちゃが、ただのブリキであることや、ぬいぐるみは、単にぬいぐるみでしかなく、特別な存在ではないことを知る時がくる。」って告白調で言うんだよ〜sign03 catface 彼にとっては、戦場で死と隣り合わせの爆弾物の処理をしている時だけが、<生きている>って感じられるんだ・・・だから、スーパーでシリアルの買い物をしたり、屋根の樋に詰まった落ち葉を取り除いたり、息子をあやしていても、そんな人生にHL爆弾5つ.jpgは、ちっともコーフン出来ない。挙げ句の果て、赤ん坊にしか告白出来ない孤独な偏愛・・・で、最後のシーンは、また次の任務で爆弾処理用のスーツを着用して、爆弾装置に向かって歩いていくシーン。アタシは、しばらく、イスから立ち上がれませんでしたね。ハア〜 despair


とにかく、頭の中は、色々な思いでイッパイだったんだ〜 think ベトナム戦争以降、アメリカが関わってきている戦争は、すべて志願兵によって、だね。これって、とっても重要な事実だよ。ここが、イラク戦争とベトナム戦争が、根本的に違う点だ。マイケル・ムーアの映画にも出て来たけれど、マリーン海兵隊の2人が、下層階級の地域に出向き、いわゆる求職活動をするんだな。今や、お国のため、と言うより失業/下層階級を抜け出して食うために兵士になるっつうことだ。

ここで直ぐに思い浮かべるスーパーでのワンシーン。ローカメラ・アングルでシリアルを画面いっぱいに映し出す。シリアルは、資本主義の象徴以外の何モノでもない!!何百という種類のシリアル。ここまで数のあるシリアルは、バカげていると感じさせる監督の確かな演出によるショットだ。もっちろん、ジェームズ2等軍曹が、日常生活に適応出来ないという意味の場面でもある。そして、アタシに最も大きな戦慄が走った瞬間でもあるんだ〜

アメリカは、すでに資本主義のクライマックスに到着し、今は、この信望してきたキャピタリズムのせいで自力では、格差社会を是正することが出来なくなってしまっている。よって、ジェームズ2等軍曹のような職業軍人を養っていくためにも戦争は、絶対に放棄するコトが出来ないんじゃないのー そう考えれば、あのブッシュ大統領によるこじつけイラク侵略も分かるし、アフガニスタンだって続けなけりゃならん。 戦争は、アメリカという国にとって麻薬 = War is a drug for the United States of America!!なんだよ。shock アタシが、「ハート・ロッカー」にド肝を抜かれたのは、そんな理由からなんだ〜

巷では、この映画に関して映画評論家、ジャーナリスト、そしてドキュメンタリー作家のどエラ〜イ先生方が、色々と書いていますが、誰が何と言おうと、アタシは、キャスリン・ビグロー監督に敬意を表す次第ですっ sign03 (あ〜あ、今回のブログは、力が入って、チカレタぜ。)

HL砂漠で演出.jpg
ハート・ロッカーポスターA.jpg★そうそう、シャーロック・ホームズの方も見ましたがな。(かなり前)まあ、2人の優秀な役者の掛け合い漫才を見ているみたいで楽しかったよ。アタシの感想は、と言うと、ガイ・リッチー監督、マドンナと別れてやっと映画が、作れるようになったね〜、よかった、よかった、でしたっ!★





2010年3月 7日 21:54

感謝、感激、雨、あられ!

有り難いことに、ここのところ、「THEダイエット!」の上映会が、続いているのだ〜!! slate 映画は、ホント、お客さんに見て頂いてはじめて完成するのだ、とつくづく思いますよん。そして、そのことを観客の皆さんと一緒に何回も追体験出来るアタシは、果報者でーす! wink

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      映画「THEダイエット!」クライマックス 〜台所の母と娘<私>の会話

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で、今回は、東京の行政、北区と港区の上映会、そして、プライベートでカラダにイイものを食べながらの上映会、と3つの上映会にご招待でした〜 happy01 scissors すべて東京で、すべて大盛況!!full この場を借りて、心より感謝申し上げマス。

もちろん、映画館での上映もグーですが、こういった上映会は、我ら監督にとって、来て頂いた観客の皆さんと上映後に話せるので、とても勉強になり、刺激的なのでありま〜す!!さらに、日本では、コメントまで書いて下さるという大サービス sign01(オーストラリアじゃ、全然あり得ない!)まさに、監督と観客の距離が、グググっと縮まる貴重な体験でしたsign03 heart04 

さてさて、ここで、港区の上映会に来て下さった方々のコメント大披露しまっす。そりゃ、監督本人を目の前にして、キビシいことを書くのは、難しいだろうなあ、と知りつつ、やっぱりウレシイもんですって、アタシには!このブログで、返事を書いちゃいますね。深〜い感謝の意を込めて・・・

                                                shine          heart02         shine

「全てさらけ出して映しているのがとても良かった。なかなかここまで映せないと思うので、すばらしいと思いました。関口さんの人間の持つ明るさが人を元気にしてくれると思いました。」
ありがとうございまーす。体張ってガンバリました。これも映画のため、です。happy02 <ヤっパリ!>


「内容もドキュメンタリー撮影のプロセスも監督のユーモアも最高でした。ありがとうございました。」
〜過分なお言葉です。ありがたいです。ユーモアは、私の最大の強み、です! confident <神妙>




「暴食しているシーンを見て私と同じだと思いました。ダイエットは私にとって永遠のテーマです。とても考えさせられました。監督のユーモアが素敵だと思いました。ダイエットとリバウンドを繰り返しているので肥満になるのが怖いです。自己受容が出来るようになりたいです。」 
〜大丈夫です。自己受容は、年齢とともに出来るようになります!トークでも言いましたが、考えることが出来るのは、スバラシイと思います。あなたと同じ頃のアタシは、な〜んも考えていませんでしたっ!ただ、暴食は、なぜ暴食してしまうのか、を考えてくださいね!
 delicious <おお、我が同士よ!>

「主人公の女性がダイエットを通じて、自分探しをしていらっしゃることがとてもよく伝わってきて本当に深い映画だと思いました。初めはダイエットの方法などを教えてくれる映画かな?くらいの気持ちで参加しましたが私と同じひとりの女性の素敵な生き方のためのノウハウと人生やその人の本質をみつけるとてもすばらしい映画だったと思います。実際の監督を拝見すると映画の中のお姿よりもずっときゃしゃでいらっしゃって美しく可愛らしい方で何よりとってもお若かったのでとても意外でした。」 
〜 おおお、思わず、大文字ボールドにしちゃったぜ!!華奢で美しく可愛いなどと3点セットで言われたのは、生涯でも初めて〜!!まじっすかああ? 
それだけ映画の中のアタシは、ヒドイ、ということだわね。とにかく、映画のメッセージをた理解して下さり、本当にウレシイです。happy01 <デへ、照れる〜>

「ドキュメンタリーは好きでよく見ますが、楽しいドキュメンタリーは初めてでした。」
〜そうですよねえ。ドキュメンタリー映画=真実=マジメ=正義、みたいなモンが、多いんでしょうか・・・ねえ
 
think <考えちゃう>




「『笑える』ドキュメンタリーっていいです!」
〜単純にウレシイですっ!今回「THEダイエット!」で自分に課したチャレンジは、コメディーだったから! 
smile <イエ〜イ!> 

ここで、大サービス!YouTubeの「THEダイエット!」予告編を貼付けちゃいますね。
何と!見て下さっている方々が、2000人を超す、という大快挙!どうぞご覧下さい。






皆様〜
sign01本当に 感謝、感激、雨、あられ  という気持ちでイッパイ〜です!! ありがとうございました。m(_ _)m (って、コレ、誰が言ってましたけ?寅さん? どなたかご存知?)


これは、ネルソン・マンデラ氏が、27間囚われの身として監獄で過ごした時に、いつも励まされたウイリアム・アーネスト・ヘンリーの詩の最後の1節。私は、我が運命の支配者、我が魂の指揮官 そう、本日、クリント・イーストウッド監督最新作<インビクタス〜負けざる者たち>を鑑賞してきましたっ happy01  

実は、今のアタシは、我が運命の支配者とも思えず、ましてや、我が魂の指揮官なんぞ、ほど遠い。それより、魂が、あっちゃこっちゃ、さまよっちゃっているんす。五木寛之の「親鸞」上下を読み終わったばかりだったので、余計そんな思いだったのね・・・認知症の母との生活は、始まったばかりだというのに、すでに、心配だらけで心は、重い。さらには、そんな母を冷徹に被写体と見られず、よってカメラを回せない状況。これって、作品に対するプレッシャー、でもあるんでしょうかね。gawk

しかし!INVICTUSは、そんなアタシに勇気と元気をくれましたあああああああああ!!!まさしく、不屈の魂、やね!実に王道、ま直球の映画で、そう意味では、ややクリント・イーストウッド作品らしくないかも。ただ、これは、マンデラ役だったモーガン・フリーマンが、イーストウッド監督に持ち込んだ企画らしいから、ああ、そうか、と頷けないこともない。あたしゃ、<親鸞>を読んで泣きましたが、本日も泣きましたよ〜でも、今日は、堂々とした大感動の涙。sweat02そして、それが、どんなに気持ちイイかってこと、しばらく忘れてましたっ sign03 

マット・デイモン、とってもイカッタ。ちゃんとボーア人、オランダ末裔(?)の南アフリカ白人に見えたもんね。それに引き換え、モーガン・フリーマンは、やや肩に力、入っちゃったかなあ・・・ つまり、入ってないように見せる演技に力が、入っちゃったような気がする。ネルソン・マンデラ役の重責は、大変なモン、と見た。

でも、この混沌とした、先の見えない世の中に<かくありたい>と思わせる人物が、この地球上にまだいるというのは、素直にありがたい。日本で、オーストラリアで、アメリカで、そんな人物が、いるだろうか。特に、政治家で!!(小沢、インビクタス、見ろよ〜!!punch

loveletter 最後に手前ミソなラブレターをクリント・イーストウッドに heart04

我が敬愛するクリント・イーストウッド監督様


クリント・イーストウッド監督.jpgあなたの映画のすべては、本当にLESS IS MOREを体現していると思います。あなたの監督としてのスゴさは、色々なことを知った上で、そのすべてをそぎ落として監督していることだと思います。時には、他の監督が、手を付けないようなテーマにも果敢に挑み、私を唸らせますが、決して大上段から説教するのではなく、あくまでもストーリー・テラーに徹する。監督として自分の才能に溺れず、甘えず、しかし、ユーモアは、忘れず、今のあなたには、まるで何かが<降臨>したかのようです。

今年の5月で満80歳になられますね。今回の「インビクタス」は、ご自分に残された時間をやや考えた上での決断だったのか、と思ったりしました。私は、監督という末席を汚す身として、あなたを心より尊敬申し上げています。

ああ、クリント・イーストウッド組で働けたらなあ、いや、そんな大それた考え!来日した時に、通訳としてでもいいですから、お話ししてみたいっす。クリント・イーストウッド作品担当の配給会社の方、いかがでしょうかあああ〜 
sign02 wink




プロフィール

sekiguchi

関口祐加 最新作 『此岸 彼岸』

1957年5月、横浜本牧生まれ。
フト気が付けば、すでに在豪28年目、日本に住んでいた時よりも長くなり、唖然。映画を作り始め20数年たつが、母親は、今に至るまで私が、何をしているのか全く分からず。だって、今回の「THEダイエット!」で、やっと監督作品3作目と超寡作。最新ドキュメンタリー映画作品「此岸、彼岸」は、そんな母を被写体に2009年9月に撮影が始まったばかり。更には、<衝撃的な>初劇映画作品「嘘をつく女」をメノポが、ヒドクなる前に作るのが、大きな夢ですっ!「戦場の女たち」「When Mrs. Hegarty Comes to Japan」「THEダイエット!」(原題:Fat Chance)ともに、内外で受賞数多数。

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