女性自身

認知症の最近のブログ記事

2010年6月11日 22:52

演技デビュー!!

ゆうべは、近所にあり(bicycle チャリ距離!!)母の事でいつも色々とお世話になっているケアマネさんがいる本牧原地域ケアプラザに10歳の姪っ子と行って来た〜  happy01

本牧原地域ケアプラザ.jpg実はさ、この地域ケアプラザでは、不定期にはらっぱ劇団をやってんのよ。で、今月の26日(土)に<グリーンリーフ特別公演>と称して、「本牧健三郎と地域の物語り」という劇をやるんだ〜downwardright

はらっぱ劇団・シナリオA.jpgもう大体、想像が、ついちゃったでしょっsign01wink  そうなんすよ〜姪っ子とアタシ、一緒に劇に出ちゃいますから〜!(きゃっ、ハズイ!!)アタシは、堂々とずうずうしくも主役の本牧健三郎役で、姪っ子は、アタシの孫役。

初主演で、男役!!しかも、一人暮らしのふて腐れた認知症役なんだぜ〜コレってメソッド手法でも間にあわないぐらい、スゴイ役ざんしょ?カツラつけて、ステッキも使うんだ。heart

昨日は、夕方の6時からキャストが集合して、読み合わせだった、というワケ。happy02 後もう1回、リハして26日の本番を迎えるという強行スケジュールだよっ。セリフが、頭に入るだろ〜か?????

でもね、今回の公演は、マジな理由なの。26日は、民生委員の人を対象に行うんだけど、ゆくゆくは、地域の中で広まったらいいなあ、ってホント、思ってる。認知症サポーターの印、オレンジ・リングが、もらえるんだけど、このオレンジ・リングのことをもっと広めたい、というコトもあんの。

それだけ、それぞれの地域に認知症の人が、増えているんで、アタシ達が、地域の中でサポート出来る体制を作っていかなきゃナラナイ。皆にも知って欲しい、という崇高な目的ざんす。我が家だって、今やヒト事じゃ、ないもんね〜 

ちなみに姪っ子は、シドニーの息子と☎で話しをして、ごくフツ〜に会話の中で「おバアちゃん、アルツハイマーなんだよ。」と言ってたね。息子も「知ってるよ〜おバアちゃん、アルツハイマーだって。ドンドン忘れるし〜。」と答えた、と教えてくれたよ!

しっかし、映画監督は、すべからく役者との関係に悩むモンですな。と、まあ、突然に演技論にハナシが、飛ぶよっ!!自ら演じてみて分かる役者のココロ、タイヘンさ、ですかね。

我が師、原一男監督は、初劇映画監督作品「またの日の知華」では、桃井かおりさんとの関係でイロイロと苦労した、と言っておりやした sad

アタシ自身は、90年代にオーストラリア国立映画学校で監督コースを勉強したんだけど、さ。コースの1つの名前は、ACTORPHOBIAっつうの。監督からの観点で、役者フォビア=恐怖症ってコトね。監督と役者の関係を構築し、役者からベストの演技を引き出すのは、ナマヤサシイもんじゃないと教えられたんだ〜

で、我ら監督は、全員簡単なシナリオで<演じるコト>をヤラされたのでありんす。coldsweats01  演じるこコト自体に照れちゃって、コースの先生からは「Get rid of your grin!! ニヤニヤするなっ」って叱られたことだけは、今も覚えている。役者としての素質ゼロ、だ〜ねshock

そんなアタシが、主役やっちゃっていいんだろ〜か。

でもま、ゆくゆくは、カーネギ・ホールでも公演、演りますからっsign01(よくゆ〜ヨ。wobbly






2010年6月 5日 01:12

ある予感

アタシが、今生きている世界は、ナント狭いんだろ。coldsweats02 毎日、母のことを思い、母に振り回され、母に笑わされ、時には、母に苛立ち、という具合に母一色だもんねえ〜 

ナンたって、撮影が、あるだ〜ね。movie

先日、母が、初めてカメラの前で<荒れた>んだよ〜angry っつうか、母が、荒れたから、即カメラを回した、と言う方が、正しっかsign01

最近の母は、カメラに慣れちゃってるカンジが、する。あんまりアタシのカメラに反応しなくなっているんだよね〜。それだけアタシが、母に対してカメラを向けているっつうこともあるし、母には、そんなアタシの光景が、日常化しているのかも知れない。

あるいは、認知症が、悪化しているのかも知れないなあ・・・ catface

で、母が、荒れた理由は、初期アルツハイマー病の診断から早くも2週間経ち、再び脳神経外科に行こうって誘ったのをエラク嫌がって、怒ったんだよ!

「私しゃ、どこも悪くない。ナンで脳の医者なんかに行かなきゃならない!!」ってさ。まあ、母の根拠なき自信ですけど、ね。でも、きっと、MRIや認知症を診断する長谷川方式は、イヤだったんだろ〜な。そのイヤだったっつう感情だけが、残っていたんじゃないの。何となくそんな気が、するよ〜 think 

母の脳と胸のCTスキャン.jpgだって、アルツハイマー病診断後、疲れたらしくその後2週間、一度も家の外に出ず、だよっ!!その間、アリセプトを処方されて服用、3回大下痢(本人申告だけど)までしてさ〜

う〜ん、ここが、ムズカシイとこですな。介護する立場 vs. 介護される立場という関係。ちまたには、いずれも、いずこも介護する側のハナシは、多いわな。とっても親切に、忠告をしてくれる諸先輩たちも、完璧に介護する側からの視点の発言。(いや、もっちろん、ありがたく拝聴してますよっ!scissors

でもさあ、介護される人間の立場のハナシや感情的な気持ちを綴ったモノは、あんまり見かけないような気がする。特に母程度のアルツハイマー病の人のハナシ。介護される側にとって何が、ベストなのか。これってホント、人様々だ〜ね。十人十色のはず、だよね。でも、アタシらは、一般的にマニュアルがおスキ。マニュアルは、ココロの安定剤みたいなのかもね・・・

母にとって何が、ベストなのか。更に母のベストは、他の介護される人のベストとは、限らない。しかも、介護側のベストとも、必ずしも一致しないじゃん。

ああ、
大いに悩むよっ
sign03

昨日の午後、母に思い切ってインタビューして聞いてみたんだ〜「忘れていくってどんな気持ち?」って、さ。もちろん、撮影したよ!母は、素直に「忘れた、ということを思い出す時もあるけれど、何を忘れたんだか、全く分からない。もう諦めの心境だよ。」ってカメラに向かって言ってくれた。

ここで突然なんすけど、アタシ、この母の最新映画で、ドキュメンタリー映画から足を洗うような気がしますって、まだ完成してもいないのに、そんなコト、言っていいのか〜happy02 でも、これ、確信的な予感sign01

一つには、これまた確信的に、アタシは、これから先、母以上の被写体に出会えるとは、思えないから。少なくともこの「此岸、彼岸」は、アタシのドキュメンタリー映画における集大成になるだろうって感じている。撮影中にこんなコト、思うのは、初めてなんだけどさあ〜 wink

笑う母(母の誕生日).jpgとにかく、母には、いっぱい笑ってもらいながら、up彼岸に辿り着いて欲しい・・・アタシの今や彼岸、いや悲願だよっ。

と思いつつ、カメラを回すのであった。













 

ここ2〜3日、このことをブログに書こうか、書くまいか、ちょっと迷っておりやした coldsweats02 いや、さ、いくら<セキララな呟き>でも書いていいことと、悪いことがあるんじゃなかろうか、ってね、とまあ、アタシには、珍しく良心的な気持ち(?)になったのでありま〜す sign03

何の話しか、だって? それは、とっても真面目な<認知症介護者のつどい>のことざんす。このアタシだって、超マジメに参加してきましたよ。これ、ホント。信じてね。もちろん大変有意義でございました。何たって川崎にある認知症の応対には、有名なクリニックから臨床心理士の先生が、来て下さって話しをしてくれたんだから。good

ちなみに、横浜の自宅周辺には、チャリ距離の地域ケア・プラザが、2件もあるんだよ。hospital 今や、アタシの駆け込み寺になりそう・・・母の現況だったらこうしたらいい、というようなアドバイスから、こんな集いがあるから、どうですかと誘って頂いたり、で、今回の集いを教えてもらったのが、そもそもの始まり、始まり〜 confident scissors こういう地域に根付いたサポート制度は、認知症患者は、もとより、患者の家族にとっては、一番頼りになると心底思います。(アレ、イヤに神妙だねえ。自分に照れるゼ happy02

が!何故ブログに書こうかなあ、と思ったのは、有意義だけじゃなくて、スッゴク楽しかったんだよ〜 heart04 happy01 「不謹慎!」と言うなかれ。スバラシイ臨床心理士の先生のお話しが、小1時間も過ぎた頃、先生が、我々に振ってくれて、ようやく話しをする機会を得たんですね〜そこに、日頃介護をしているというオバサン3人が、勢いよく話しをしてくれましたあ!

全員、旦那さんの介護ですわ。1人の方は、9年も認知症の介護をしているってsign03 shock 9年は、確かに長いよなあ。で、毎日、旦那さんと薬を飲んだ、飲まないでケンカをしているとか、旦那が、夜中に起き出して身も心も休まる時がない、だとか。もう1人の方にいたっては、旦那の首を締めて殺したい時が、あるって言ってました!残りの1人は、日頃の介護の疲れからでしょうか、部屋が、とても暖かかったこともあって、ほとんど寝ていましたあ!

しかも、エラ〜イ臨床心理士の先生が、介護の理想は、<見ない、聞かない、触れない、関わらない>ですよ、そして、時には、認知症の人が思っている人になること、つまり役者になることも大切です、っていう話しの後なんですう。つまり、先生の話しなんて、全く聞いていないのね。ブラボ〜!!shine

でもね、考えてみれば、そうやってストレスを発散することってとても大切で、それが、<認知症介護者のつどいの意味>なんだとすぐに理解しました。確かに先生のお話しは、タメになったけれど、生身の人間と人間のぶつかり合い(介護する方とされる方)では、なかなか出来ることでは、ないもんね。

アタシなんかより、もっとセキララにお話しをするオバサン達に、ああ、これぞ、生きることそのものなり、とマジに感動しました〜次回の会は、3月18日です。絶対に行かなくっちゃ! wink

ところで、ここだけの話しなんだけど、ついったーでボチボチ、アタシのツイートをブロックしてくる人が、現れ始めましたあああああ。全員認知症の介護関係の方達です。weep いや、まあ、理由は、分からないでもない。だって、ついったーでもセキララっす、アタシ。happy02

例えば・・・ 

母は、今日2回ウンコした・・らしい。1回目は、便秘で、5分あかずとトイレに入ってその時は、下痢だと教えてくれた!そんな母との生活は、ホント飽きないのだ〜#followmejp 9:52 PM Feb 21st


とか、
母の髪の毛は、今や海苔頭だ!!だって、1週間以上お風呂入ってないもん。7/3に分けられている。さ〜て、いつ入るかな?10:27 PM Feb 22nd

なんてつぶやいているからさ。これで、アタシからフォロー・ミーって言われたらブロックしたくなるかも。ちなみに、ブロックして来るのは、全員女性で〜す。coldsweats01 この場を借りて、陳謝 sign01気分を悪くされたら、ゴメンチャイ。でも、これって、<表現者>の業なんです〜書かずには、いられない、撮らずにはいられない、という・・・

でも、誤解しないでね。アタシは、認知症になる前の母より、これから壮絶になるだろうなあ、と予期しつつ、今の認知症の母の方が、ある意味では、大スキ heart02 だって、とっても自分に正直に、本能的に行動したり、発言したりしているから。ああ、やっと働いていた頃の<世間体>みたいなものから解放されたんだなあ、と思って感慨深い。crying

とは言え、我ながら、何でこう下ネタが、スキなのか、とは反省します。でも、実は、死んだ父も下ネタ、大スキだったんだよ〜。だって、英語を知らない5歳か6歳くらいのアタシと一緒にお風呂に入って、「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、セックス、エイト、ナイン、テン!!」って教えたんだぜ〜happy02 それを嬉しげに母の前で言うと、母は、即、父に怒りまくってましたがな。そんな母が、アタシの下ネタに動じなくなったんだからエライでしょ。

娘「シドニーの友だちがさあ、肉屋の兄ちゃんといい仲になって、肉欲に走っていたら、その兄ちゃんが、セックスだけでは空しい、とか言い出したんだって。」
母「へ〜え。肉屋の兄ちゃんってオーストラリア人なの?」
娘「そうだよ。友だちは、日本人。そういうのセフレ、って言うんだね。セックス・フレンド。」

母 「私の若い頃じゃ考えられないね〜女には、いい時代になったもんだ!」

てな具合です。これも、ついったーだとブロックされちゃうかしら?

でも、マジメに福祉介護士、看護士、そしてケアマネージャーの皆さんを尊敬し、ココロより感謝申し上げます。(ホントだよっ)






2010年1月22日 00:13

ああ、切ないねえ・・・

昨日のこと。かつての2階の自分の部屋を仕事部屋として使っているんだけど(母親が、部屋をそのまま残してくれていてありがたや〜 scissors )パソコンのキーをパチパチと打っていた時のこと。母親が、真っ青な顔をしてやって来て、隣りのイスにヘタヘタと座り込んだ。

母 「お金が、一銭もなくなった・・・」
娘 「エッ、全然ないの?」
母「お金にこんなに詰まったことは、ないのに・・・」
娘 「今度、年金入るのは、いつ? 私のオーストラリアのお金もあるから、何とかなるよ。」
母(突然に) 「暮れに詐欺に会ったのが、大きい! impact

怒り心頭の母親の話しは、とってもディテールに富み、つい、ストーリーとして惹き付けられてしまうんだなあ、これが!  bearing  こんな具合でした・・・

アタシが、シングル・マザーで、息子と二人分の飛行機代を捻出するのも大変だろうと、母は、アタシの日本の銀行口座に30万円を入金することを思い立った。(注:アタシと息子は、すでに帰国jしていたんだけども、ね。)で、近くのコンビニ 24hours に出かけたんだって。ちなみに、このコンビニの左隣りは、postoffice ゆうちょ銀行ですがな。

さて、コンビニの atm で母が手間取っていると、カウンターの向こうから親切に声をかけてくれたのは、お店の人。「お手伝いしましょうか?」

母「そのコンビニ女をすっかり信用して、虎の子の30万円をカウンター越しに手渡しちゃったんだよ。待つこと、小15分、その女は、とっとともう姿を消していた sign03」  あっじゃ〜 dash

でも、その前は、同じコンビニから私に30万円入金しといたよ〜という話しだった。もちろん、アタシの口座には、1円足りとも入金されていなかった・・・だって、アタシの銀行のキャッシュカードがなけりゃ、入金も引き出しも出来ないし、何よりもカードの暗証番号を知らなけりゃ、どーにもなんないもんね。coldsweats02

今年80歳になる母は、50歳を過ぎた娘をまだ心配し、30万円の妄想入金なり(字余り) 認知症の母が、娘のアタシを心配してくれる気持ちは、山よりも重い。ああ、ひたすら切ないなあ・・・こういう時、ウレナイ映画監督をしているアタシって、何て親不孝、と自省します。 crying  ごめんね、母ちゃん!

そういやあ、90歳に近い母親が、60歳過ぎの息子に毎月1500万円入金している、っつう話しも最近、ありましたなsign01しかも息子は、母親が入金してくれていることを<恥ずかしながら>知らなかったって。bearing  こっちは、節税対策、ですかあ???? eye







プロフィール

sekiguchi

関口祐加 最新作 『此岸 彼岸』

1957年5月、横浜本牧生まれ。
フト気が付けば、すでに在豪28年目、日本に住んでいた時よりも長くなり、唖然。映画を作り始め20数年たつが、母親は、今に至るまで私が、何をしているのか全く分からず。だって、今回の「THEダイエット!」で、やっと監督作品3作目と超寡作。最新ドキュメンタリー映画作品「此岸、彼岸」は、そんな母を被写体に2009年9月に撮影が始まったばかり。更には、<衝撃的な>初劇映画作品「嘘をつく女」をメノポが、ヒドクなる前に作るのが、大きな夢ですっ!「戦場の女たち」「When Mrs. Hegarty Comes to Japan」「THEダイエット!」(原題:Fat Chance)ともに、内外で受賞数多数。

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