第1回では、福士誠治さんの初の時代劇がじつは『水戸黄門』だったという事実に、改めてお二人の「深い縁」というものを感じました。そして、今回はさらに、NHKの朝の連続ドラマがお二人にとっての出世作というお話に展開……。
ヨコ様の20代の思い出が次々と飛び出し、福士さんも驚きの連続です!!
本誌 お二人ともNHKの朝の連続テレビ小説のご出身という共通点がありますから。
横内 福士さんもNHKに出られたんですってね?
福士 僕は2年半くらい前ですか、『純情きらり』(2006年4月)に出させていただきました。
本誌 今回、『蝉しぐれ』で共演される逸平役の崎本大海さんと与之助役の内野謙太もNHKの朝ドラに出演されていましたよね。
福士 そうなのですよ。彼ら2人は『わかば』(2004年9月)に出ていたのですよね。
横内 そうなのですか? その3人がみんなNHKの朝ドラに出ていたなんてね、すごい偶然だなあ(笑)。僕がNHKの朝ドラ『旅路』(1967年4月)に出たのは、本当に大昔でね、君が生まれるずぅっと前。当時はモノクロだったの。
福士 まさしく『三丁目の夕日』の時代ですね。
横内 そうそう、本当にそうだよ。昭和42年だったから、君の生まれた年は?
福士 僕は昭和58年です。
横内 その福士さんと俺が今一緒に話しているんだから、なんだかフシギな気分ですよ。
本誌 これがそのときのお写真なのですよ(横内さんの事務所のホームページから印刷したヨコ様の写真をお二人にお見せしました)。横内さんが25歳から26歳のころです。
福士 へぇ~これが横内さんですか? 僕が今年25歳なのですよ。
本誌 横内さんと日色ともゑさんの『旅路』が最後のモノクロ放送だったのですよね。
横内 その翌年からカラーなったのですよ。
福士 やっぱり、カラーのほうが良かったですか(笑)?
横内 いや、モノクロはモノクロでとっても味があって良かったよ。
福士 僕、モノクロの作品を一度やってみたいのです、映画とか。
横内 そうかぁ、今はかえってモノクロは少ないからね。当時はフィルムで撮っていましてね、フィルムで撮ったものをビデオテープに焼くようなことをやっていたから、予算はかかったし、当時の映像はアーカイブでもほとんど残っていないのですよね。
福士 えっ、フィルムで撮っていたのですか? すごいですね。
横内 小林綾子さんの『おしん』(1984年)が出るまでは、『旅路』が視聴率トップだったのですよ。
本誌 資料では、平均視聴率が45.8%で、最高視聴率が56.9%とありました。
福士 どんだけなんですか?! それは凄すぎませんか。
横内 その当時でドラマと言えば、NHKの連続テレビ小説と大河ドラマくらいでしたからね。あなたたちは1年放送だったのかな?
福士 いえ、半年です。
横内 僕らのときは放送が1年間。撮影期間は8か月か9か月、毎日撮影所に通っていましたよ。
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