女性自身

ミュージカル『マルグリット』稽古場中継 PART2

Is0n6121_2 今回は、2月10日から幕を開ける『マルグリット』の稽古密着写真とともに、ヨコ様ご本人の“稽古場中継”をお届けしましょう。

今年芸能生活45年を迎えるヨコ様。
67歳にして初のミュージカルに初挑戦されていますfuji

[E:note]今年最高の話題作と評判の『マルグリット』。オペラの『椿姫』がモチーフにした作品で、ミュージカルの本場、ロンドンのウエストエンドで昨年5月にワールドプレミアが開幕したばかりの日本初上陸作品。
そのオリジナル公演と全く同じ脚本家(アラン・ブーブリル/クロード=ミッシェル・シェーンベルク)、演出家(ジョナサン・ケント)、作曲家(ミシェル・ルグラン)……と世界に名だたるクリエイター陣が集結しました。

ヨコ様はジョルジュという役で、主演の春野寿美礼さん演じる娼婦(マルグリット)のサロン仲間とでもいいましょうか。お稽古場で拝見しましたが、元宝塚スターや声楽家、ミュージカルスターといった豪華共演陣の中で、見事な歌声を披露しています。

マルグリットの恋人役にはミュージカル初挑戦となるテノール歌手・田代万里生さん、そして2人と三角関係となるドイツ将校役には寺脇康文さん、とキャスティングもとても魅力的です。ぜひ、劇場ですばらしいステージをご覧ください。


2月10日~18日/東京公演:赤坂ACTシアター
2月25日~3月5日/大阪公演:梅田芸術劇場
3月12日~29日/東京公演第2弾:日生劇場

詳しくは公式ホームページへ[E:soon] http://marguerite-japan.com


ここからは、ヨコ様のお稽古場中継となりますよ[E:mailto]






ロンドンから来日したミスター・ジョナサンケントの稽古が始まって二週間が過ぎました。噂通りの粘りと細かさだ。

これ迄私が体験してきた芝居づくりだと、何十年も前に所属していた新劇の老舗「俳優座」では、先ず読み合わせ稽古を何日間か、そして台本を持ちながらの稽古から台詞を覚えた段階で本格的に一ヶ月以上の稽古に突入する。
商業演劇の大劇場公演や歌手座長公演等は十日足らずで仕上げて初日を迎える。又、以前出演した(ハムレット、ロミオとジュリエット、にごり江、ニナガワ・マクベス)の四本は、稽古初日から全員台本を持たず、自由に演技し、それを「世界のニナガワ」さんが整理、構成していく。
私の頃は伝説の灰皿は飛んで来なかったが、若手の女優さんには「子宮で芝居をしろ!」と生々しく厳しいダメが、よく飛んでましたネ。


そんな中で今回のミュージカル『マルグリット』は、先ず日本側の声楽コーチの元でボイストレーニングと原曲の下ざらいが昨年の十一月下旬からスタート、十二月早々にロンドンの音楽監督ミスター・ショーンが来日、三日間の集中のレッスン。
年明け早々、演出助手のミスター・ロイドが来日、演出台本にのっとった具体的な芝居がため、そして大御所ミスター・ジョナサン・ケントが来日、最終仕上げとなり二月十日の初日を迎えるという国際色豊かな芝居づくりだ。

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ジョナサン・ケント氏(左)とクロード=ミッシェル・シェーンベルク(右)と夢のスリーショットを撮影しました[E:camera]

そうそう、ミスター・ジョナサンの前に振付とステージング担当のミス・ニッキーも登場してきたんだった。


稽古場の仕掛けも半端じゃない。ロンドン公演と同じ基本舞台装置を稽古場につくってしまった。床(フロア)は「八百屋」といって、舞台の客席寄り(手前)から正面奥にむかって七十センチ程高く傾斜しており、その真中に外盆、中盆、内盆と分離して逆回転するリモートコントロールで作動する装置をつくってしまった。

衣裳もロンドンから男女二人のスタッフが来日、採寸して新調中。家具、調度品は全てロンドンから運び込まれた。イギリス側スタッフ十二人が来日、と何せお金ががかかっている。


そしてキャストは、宝塚トップスターだった春野寿美礼さんにオペラ界の期待の星、若手実力派の田代万里生君。今人気沸騰中の中年の魅力あふれる寺脇康文さん、その上アンサンブルメンバーは、声楽のコーチからプロダンサー等々、業界をリードする実力派ばかり、そして、年齢とキャリアは誰にも負けない大ベテラン(?)の私。
これじゃあ恐らく、日本のミュージカル至上に残る話題を提供するのも当然かな!?

マルグリット役の春野さんは、男役トップだったという宝塚時代の色やクセを全く感じさせないどころか、むしろロンドン公演のヒロインより心(しん)の強い中にも、日本的な幸薄い、守ってあげなきゃといった私の父性が騒ぐ程。
宝塚対談後初の舞台で肌もかなり露出させるし、田代君とのカラミも多いし、御本人はさぞ不安や決断が必要だったろうに、少しもそんな様子は感じさせずいつもにこやかに応対している。誰も敵をつくらない素敵な女性だ。

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田代君は多分両親の愛情を一身に受けながら音楽の英才教育を受けてきたのだろう。その済みきった声音は、若者の激情と、繊細な傷つき易い感情の起伏を見事に表わしているし、その卓越したピアノテクニックは、皆さんを感動さえるだろうね。
汚れない美しさ、さわやかな笑顔は、男の私が思わず頬ずりしたくなる程!?

寺脇ちゃんは言うまでもない。今が最も旬な男性的魅力あふれる俳優。彼のコミカルでひょうきんな芸風は、今回のドイツ将校役では封印されているが、最近やたらブラウン管に登場する「洗剤」のコマーシャルでは実に楽しそう。生きてて良かったなぁ!!風で、観ている私も思わずクスッとしてしまう。

ミスター・ジョナサンとの稽古も佳境をむかえる中、音楽監督のミスター・ショーン氏の再来日。仕上げにむかって連日の稽古で、緊張感はいやがうえにも高まっています。

又御報告します。

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プロフィール

横内正

■横内 正(よこうちただし)
■1941年7月1日生まれ、福岡県出身。俳優座養成所・第13期生。人気時代劇『水戸黄門』(TBS)の格さん役、『暴れん坊将軍』(テレビ朝日)の大岡忠相役ではお馴染み。近年は、NHKの大河ドラマ『風林火山』をはじめ、舞台、ラジオ、バラエティー、旅番組などに精力的に出演。また、その渋く低音の魅力で声優業や多くのナレーションも手がけている。趣味は500玉貯金、特技は餃子を速く作ること。

■TYプロモーションホームページ http://www.ty-pro.com/

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