いよいよミュージカル『マルグリット』の稽古が始まった。
今年の仕事初めは、音楽と英語が飛びかう熱気に満ちたスタートとなった。
若いみなさんにかこまれて40代の男性歌手が二人程、女性は若干、年長組?
いや皆さん若い人ばかり。
そこにヒロインの春野寿美礼さん、ヒーローの田代万里生君、『相棒』の寺脇康文さん、そして飯野めぐみちゃん、山崎裕太君にTEKKAN君。
となると、やはり最年長は私か!?
年明け早々5日にスタートした稽古は、最初、ナチスドイツに支配されていた当時のフランスの世相を、人間関係、人物相関図、と何とも固いテーマをドキュメンタリー映像をみながらのレクチャーを、イギリス人演出助手のロイド氏の解説を通訳されながらスタート。
ミュージカルの稽古に抱いていた華やかなイメージからかなり離れたテーマ性の高い舞台造りが想像される。
さあ、この中に私が溶け込んでいけるのかな?
ほんの少し心が揺れたが期待も持てそうだナ。
それと一人ひとりのモチベーションの高さに驚いた。
もともとミュージカルは稽古量の多さで知られているが、やはり噂どおり初日から何時間にもわたり稽古がはじまり、間に何十何分の休息、とその細かいこと。
そして、もう一度、もう一回と繰り返す。でも、誰ひとり「もううんざり!」という表情を見せないのは流石。
私なんか「いささか……」というとこが本音かな?
しかし、こうして緻密に練り上げる稽古があるからこそ、本番の舞台では、最終幕の「ドンチョー」が下りた後のカーテンコール、そしてスタンディング・オベーションと感動的なステージを迎えることが出来るんだろうナと実感するネ。
私もプロのミュージカル俳優にかこまれて「ソロ」を唄うシーンがあり、音程が外れなきゃいいがと落ち着かない声を出している次第。
先発隊で来日した演出助手のロイド氏(未だ20代かも?)が、ロンドンの初演で演じた俳優たちの動きや位置ぎめ等を日本人の俳優たちに移しかえる作業が延々と続く。
翌日「ニッキー」さんという陽気な女性振付師が来日、早速、当時のセレブ族の所作、マナー、ダンスナンバーの振り付けが始まった。
時代劇はお手のものだが、久し振りに体験するミュージカルはどうも足が地に着かないというか、照れくさくて落着かない。
それと、稽古が始まる前にかなりハードなストレッチ(体慣らし)と発声練習があり、年長組にはいささかしんどいかナ。
12日に演出家ジョナサン氏が来日。いよいよ本格的稽古に突入した。
皆さんがこのブログを観てくれる頃は、こうして連日の稽古を積み重ねて2月10日の初日を迎えるわけだ。
舞台上で展開するドラマは2時間半位かも知れないが、それをこうした準備と入念な稽古で仕上げるわけだから、やはり余程この世界が好きで、かなりのテクニックがないと成立しないだろうとつくづく思うネ。
まあ、私の年代でこうした本格的なミュージカルに挑戦する俳優はやはり珍しいらしく、かなり注目されている様だね。
本誌の新年号に登場して大評判だった私のコーナーのスペシャルゲスト『Gackt』さんも私を自分のコンサートに招待してくれているし、私も彼を誘ったら来てくれるかも? いや是非来て欲しいナ。
東京は赤坂アクトシアターで2月10日初日で18日迄。大阪は梅田芸術劇場で2月25日初日で3月5日迄。そして東京日生劇場で3月12日初日で3月29日千秋楽。
皆さんも是非来て欲しいナ。
さあ、初日にむかって前進あるのみ。
