四月十三日、久し振りに懐かしく楽しい夜が過ごせるナとその時間が来るのが待ち遠しく感じたナ。
そんな風に言えば、普通、相手は可愛い女の子か、魅力あふれる妖艶な女性だろうと思いますヨネ。
でも最近はそんなつやっぽい話とはすっかり御無沙汰。
そう、相手は男性、それもかなりユニークな売れっ子の芸人? タレント? 歌手? 俳優?
その全てをあわせ持つ物真似王の「コロッケ」ちゃん!!
ちゃんづけするには大物過ぎるけどネ。
そして、落ち合う場所は銀座の某食事処の個室。
やはり私の年代には和風の、女将さんがかいがいしく世話してくれて、洒落た小鉢の付き出しが次々と運ばれてくる、そんな店をコロッケちゃんは喜んでくれるだろうとセットしたわけ。
その店にはオマケがあって、女将さんは白い割烹着のオバサマじゃなく、未だ二十代の最近『フラッシュ』のグラビアにセミヌードで登場した美女で、胸元もあらわな黒のシルクブラウスで「おでん」等の和風の品々を運んでくれるというオマケつき!!
そもそも私とコロッケちゃんとのとり合わせが意外と思う方が多いかナ。
十二年も前の春、ミタ・コロ・コン公演という漫画みたいなタイトルの舞台で、ミタ(三田村邦彦)、コロ(コロッケ)、コン(ピンキーと今陽子)のトリオに私が参加した“将軍家光忍び旅”という芝居でした。
昨年十二月公演を最後に閉館した新宿コマ劇場。
舞台は結構大真面目に(?)芝居をし、引き続きてのショーでは、ピンキーの『恋の季節』から、抱腹絶倒のコロッケちゃんの物真似。
舞台をハネた後は毎晩飲み会、気心の知れた付き合いになったワケ。
以来、互いに公演中の楽屋をヒョッコリのぞく程度でしかなかったけど、私が日本中の何処かの劇場で公演しようと、バースデーパーティだろうと欠かさずミタ・コロの花が楽屋に届けられるんです。
そんな律儀で義理堅いミタ・コロちゃん。
残念ながらミタちゃんは当日地方ロケで帰京かなわず。
コロちゃんは、超多忙な中よく時間を空けてくれたナと嬉しかったナ。
勿論大盛りあがり。
コロちゃんがあの『水戸黄門』に仇役でレギュラー出演したのには驚いたネ。
そのコロちゃんに当時、京都東映の教え好きベテラン役者たちが手とり足とり立回り(チャンバラ)を伝授。
そのコロちゃんが今じゃ私とチャンバラ談義をするんだからネ。
「今の若い子は背も高く腰も高いので帯が上がって様が悪いですネ」と。
本当に彼は何にでも夢中でのめり込むタイプなんだナ。
そうそう、前から思ってたことなんだが、
「北島三郎さんや、美川憲一さん、五木ひろしさん等の物真似って、御本人の許可を得て演ってるの?」
と聞いたところ、見切り発車で勝手に演ってしまってたそう。
でも、何の問題も起こさず、かえって真似された皆さんからエールを送られるんだから、やはりこれも彼の人柄なんだろうネ。
その夜はハシゴした店で彼のナマ歌を聞かせて貰ったけど、舌を巻くほど上手かったです。
最後にコロッケちゃんが、一軒目の店の自慢のメニュー「コロッケ」を、うまい! うまい! と共食いしてたのには大笑いした次第。
以上、チャン、チャン!!
