女性自身

2009年6月アーカイブ

2009年6月29日 (月)

もう一度、NHK大河『天地人』の話をさせて貰おうかナ。

先日二回目の出演を済ませました。
今回はリハーサルから参加。そこではじめて、尾上菊五郎夫人で、寺山しのぶ、尾上菊之助の御母上『富司純子』さんにお会い出来たのは嬉しかったですネ。

私の青春時代は片肌脱いでツボを振る姐さんの艶やかな姿、高倉健さんとのしっとりとした演技、向田邦子さんの『あ、うん』の日本女性らしいオットリとした温かい女性を感じ、素敵な女優さんだといつも想ってたんで、実際初対面のあいさつも、唯「おはようございます」の一言を言うのがやっとで残念、情けなかったですネ。

当分というか、もう今後お会いする事もないかも知れないよ。

ビデオ録画の本番当日は、ベテランのおじさま達が勢揃いで、まあそのにぎやかなこと!

スタジオ内のセットの飾りつけの間は俳優達は外の廊下のコーナーで待機するのだが、今回は何十年も共演してきた仲間や先輩、後輩が同じシーンで顔を合わせることになり、先日クランクアップした映画『沈まぬ太陽』に続いて、同窓会の様な楽しい現場になりました。 

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そんな仲間たちの中で先ず筆頭は、俳優なのか釣り師なのかといわれる程、日本近海から海外とところ選らばず、幅が馬の腹程もある身の丈4メートル、350~400キロという超大物まぐろを釣り上げたという自慢話に周囲が驚嘆の声。

その人こそ若い頃プレーボーイで名を馳せた、渋さの中に男の哀愁を漂わせる梅宮辰夫さん、じゃなかった松方弘樹さん。

仲間達は彼のことを「お兄ちゃん」と呼んでいるんです。
でも、一歳年長の私が弘樹ちゃんに「お兄ちゃん」と呼ぶのはいささか抵抗があったものだが、時が経った今では「お兄ちゃん、お兄ちゃん」の連発。

その最も熱心な聞き手が『上杉景勝』役の北村一輝君。
北村君が余りに素直に反応し熱心に聞くので、松方のお兄ちゃんもすっかり乗ってきて、というか、私と中尾彬で煽ったからかも?

彼の離婚前の京都生活から、東映入社当時の十七、八歳頃の初々しい青春時代に迄遡りましたネ。

『丹下佐膳』で有名な時代劇の大先輩、大河内伝次郎さんは、大河内山荘という広大な面積の別荘が(二万坪?)嵐山にあり、東千代之介さんの旧居住地は、今は千代之介団地と呼ばれる住宅街に。
片岡千恵蔵(山の御大)、市川右太衛門(北大路の御大・北大路欣也さんの御父上)と、京都の東映時代劇で二大勢力を誇り、御二人の財力、貫禄に比べれば、「自分は中の下」と謙虚にニヤつきながら北村君にしゃべる「お兄ちゃん」の邸宅は、何千坪という敷地に大邸宅を構え、庭ではプールはもちろん、ヘリポート迄あるというスケール。
サウナ風呂も二つ、三つあるといっていたナ。

まあ、それを聞く北村君の驚くこと!


先日突然他界したスーパースター『マイケル・ジャクソン』の様に自宅に遊園地をつくる程のスケールの大きなスターは、さすがに日本には居ないけど、それでもすごいですネ。

まあ日本映画も又元気を取り戻して、佳作が続々とつくり出される様になったのは何よりです。

『おくりびと』がアカデミー外国語賞受賞。渡辺謙、真田広之さん達のハリウッド進出。この先、北村一輝君、妻夫木聡君、小栗旬君たちもどんどんハリウッド進出を狙うと良いですネ。

『天地人』の本番当日、松方のお兄ちゃんや、中尾彬、宇津井健、笹野高史、妻夫木、北村、小栗君、そして私。
年代を超えた俳優の輪は、恐らく周囲にもかなりオーラを振りまいていたでしょうネ。

珍しい顔合せに、担当の若手女性プロデューサーの発案で、集合写真撮影となりました。


じゃ、次回は『中尾彬』さんのおじさまエピソードなど御報告しましょうネ。

2009年6月23日 (火)

さて、昼帯(毎日月~金のお昼に流れる連続30分シリーズ)の『かりゆし先生、ちばる。』に1本だけゲスト出演した話。

熱海ロケの為、私と同じシーンに出演する、私の秘書役の岩本君や、私の身の回りの世話をしてくれる研修生の野沢君、事務所のホープで新人の志村君、そして事務所代表の詩笛さんと総勢5人の小旅行。

早朝6時半、事務所前出発の為、深夜に炊飯器のタイマーをセット、5時半起きで準備した私の手作りのオニギリ弁当を携えて、の出発となりました。

彼らは私の手作り弁当に眼を鳩の様にはんまるくして、戸惑いながらも嬉しそうに走る車で食べてくれて、つくったかいがありました!!

広々とした車内なので、ゆっくりと車窓を流れる景色を楽しみながらといきたかったのだけど、生憎の雨模様。

そう、当女性自身の私のブログで今迄数々のレシピを紹介してきたから、知る人ぞ知るかもしれないけど、私は料理をいたします!
意外だ、と思われる人が多いけど、以前はTVの料理番組なんかからよく呼ばれて出てたんですよ。

先日或るTV番組で大竹まことさんがゲストで登場。20分内で三品つくるコーナーがあったんですョ。彼は他のギャラリー(出演者)たちとトークしながら、野菜を刻む手元に目をおとさないで早いスピードの包丁さばきを見せ、皆驚嘆してたけど――。

実はは私もそれ位の早いスピードでキャベツの千切りなんて出来るんですぞ!!
キュウリもみのキュウリなんか向こう側が透けて見える程薄くもネ。

時代劇の刀さばきより包丁のほうが慣れてるかもネ~。


熱海のロケ現場は、山の高台に位置した山荘風の別荘で、玄関にたどり着くには急勾配の丸木と丸木の間を土で固めた、その粘土状のぬかるみをズルッと滑らない様に踏みしめて登るのです。

30メートルも登ったらもう息はゼエゼエ、膝はガクガク。
日頃ジムに通って筋トレにはげむ成果もあがらず、ガックリ。

こりゃ『ヨコ様』の奥の横道なんて言ってられないナ。
もうひと踏んばり、ジムで頑張らなくちゃ。


撮影は、午前中と昼食後に1シーン撮れば終了の予定。それが順調に進んで午後からのシーンも撮りはじめたのですが、実はそのシーンの台詞、昼食事に覚えれば良いやと未だ完全に覚えてなかったのです。

で、NGの少ない俳優と認められていた私も、NGを三回。レギュラーの俳優諸氏に迷惑をかけてしまい恥ずかしかったナ。
まあ、私一人で台詞をしゃべるシーンではあったけど。

次からは無精なことをせず、ちゃんと台詞を覚えて現場に行かなくちゃ!!

山荘ロケ現場にはヒロイン役の国分佐智子さん、ヘアースタイルがオダギリ・ジョー風のイケメン西興一朗君、中年の渋い美木良介さんの三人がすでに到着済。

先日の『沈まぬ太陽』も、私の出演シーンがUPした夜はかなりの雨足だったし、この日も又降りしきる雨。
今迄天気男と思い込んでたけど、どうやら雨男に変身かナ!!

そうこうしてるうちに世の中不況の梅雨入りのまま晴れ間が見えなくなったネ。
つらいネエ。

では又。

2009年6月18日 (木)

久し振りの発信かな?
このところ何かと忙しかったので、何から報告したら良いか迷います。
この前は確かNHK大河の『天地人』のスタジオ風景をお知らせしましたネ。

そう、その後テレビ東京の昼ドラマ『かりゆし先生ちばる』にゲスト出演したり、今秋上映の邦画大作、山崎豊子原作『沈まぬ太陽』の撮影等に加え、私の所属するTYプロモーションの俳優達、レッスン生達の指導、と結構ハードな一週間の繰り返しでしたネ。

『沈まぬ太陽』は随分前から映画化が話題になり、主演の渡辺謙さんに三浦友和さんが決定した後、すっかり情報が流れなくなり、一体撮影はどうなったのかと思われてる人が多かった様です。

実は撮影はすでに何ヶ月も前から進行しており、アフリカロケ等の重要なシーンはもう終えていたんです。唯、今回の作品は余りに出演者の数が多く、皆さんよく御存知の著名なスター、俳優、女優がたった一言のセリフ、ワンシーンだけの出演にキラ星の如く50人も60人も出演しているので、そのスケジュールの調整やキャスティングの手直し、変更等大変だった様です。

で、全てがクリアされる迄は情報開示は厳禁と、セキュリティが厳しかったのです。
随分問い合わせがあったのですが、やっとこの15日にクランクアップしたので、こうして皆さんに報告出来る事になりました。

ドラマは御巣鷹山の日航機遭難にまつわる人間模様を壮大なスケールで描いたドラマチックなストーリー。私は『国民航空』(仮称)の現社長。官僚出身のキレ者で天下って社長になった派閥抗争の仕掛人ともいえる人物。
私の出演シーンは4シーンと少ないけど、かなり印象に残る人物じゃないかナ?

撮影現場はこれ又、NHK『天地人』と同じ懐かしい仲間達と会えました。運輸大臣の後輩の小野武彦さん。他に三浦友和、石坂浩二、小林稔持、西村雅彦、田中健、渡辺いっけい等の諸氏。国会の委員会や取締役会の答弁の緊張したシーンの合い間に石坂さんや小野さん達と雑談に花を咲かせ、和気あいあいの中に無事終了。
そうそう、石坂浩二さんがシーンの中で書面に目を通す時にかける眼鏡のフレームは"マンモス"の牙だとか!?
スクリーン観る時確かめたら? 珍しい一品だから石坂さんもかなり自慢そうだったしネ。

それから監督からの提案で、料亭のシーンでパイプを吸ってみたらどうだろうとすすめられたんです。了解したものの、超ヘビースモーカーだった私も、禁煙して20年。果たして煙を吸い込んで頭がクラクラしないだろうか? 内心心配ではあったんですが、これ又無事終了。

唯、終わった後も口の中はずっとニコチン臭くってかなわなかったナ。早くアルコールでうがいしたい気持ち!!
あれ程スモーカーだったのに今度でまず二度と吸いたいと思う事はないと確信しましたネ。

赤坂プリンスホテルの別邸での料亭シーンで私の出演は全て終了。撮影スタッフ、関係者の「お疲れ様でした!!」の声と拍手の中、頂戴した花束を抱え、ジャジャ振りの雨の中を歩いて本館のロビーに移動しての一休憩。
一仕事終えた余韻を楽しみながら、さて今晩は何処で祝杯をあげようかと、あれこれ思いめぐらす楽しいひとときを過ごしました。

今秋には上映されるでしょう。あいだに休憩をはさんだ三時間以上の大作。誰が何処かに出演してたか見つける楽しみもあるかも。

とにかく素晴らしい作品になると思うので、皆さん足を運んで下さいネ。

では又次回。

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プロフィール

横内正

■横内 正(よこうちただし)
■1941年7月1日生まれ、福岡県出身。俳優座養成所・第13期生。人気時代劇『水戸黄門』(TBS)の格さん役、『暴れん坊将軍』(テレビ朝日)の大岡忠相役ではお馴染み。近年は、NHKの大河ドラマ『風林火山』をはじめ、舞台、ラジオ、バラエティー、旅番組などに精力的に出演。また、その渋く低音の魅力で声優業や多くのナレーションも手がけている。趣味は500玉貯金、特技は餃子を速く作ること。

■TYプロモーションホームページ http://www.ty-pro.com/

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