女性自身

天地人・侍たちの同窓会

もう一度、NHK大河『天地人』の話をさせて貰おうかナ。

先日二回目の出演を済ませました。
今回はリハーサルから参加。そこではじめて、尾上菊五郎夫人で、寺山しのぶ、尾上菊之助の御母上『富司純子』さんにお会い出来たのは嬉しかったですネ。

私の青春時代は片肌脱いでツボを振る姐さんの艶やかな姿、高倉健さんとのしっとりとした演技、向田邦子さんの『あ、うん』の日本女性らしいオットリとした温かい女性を感じ、素敵な女優さんだといつも想ってたんで、実際初対面のあいさつも、唯「おはようございます」の一言を言うのがやっとで残念、情けなかったですネ。

当分というか、もう今後お会いする事もないかも知れないよ。

ビデオ録画の本番当日は、ベテランのおじさま達が勢揃いで、まあそのにぎやかなこと!

スタジオ内のセットの飾りつけの間は俳優達は外の廊下のコーナーで待機するのだが、今回は何十年も共演してきた仲間や先輩、後輩が同じシーンで顔を合わせることになり、先日クランクアップした映画『沈まぬ太陽』に続いて、同窓会の様な楽しい現場になりました。 

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そんな仲間たちの中で先ず筆頭は、俳優なのか釣り師なのかといわれる程、日本近海から海外とところ選らばず、幅が馬の腹程もある身の丈4メートル、350~400キロという超大物まぐろを釣り上げたという自慢話に周囲が驚嘆の声。

その人こそ若い頃プレーボーイで名を馳せた、渋さの中に男の哀愁を漂わせる梅宮辰夫さん、じゃなかった松方弘樹さん。

仲間達は彼のことを「お兄ちゃん」と呼んでいるんです。
でも、一歳年長の私が弘樹ちゃんに「お兄ちゃん」と呼ぶのはいささか抵抗があったものだが、時が経った今では「お兄ちゃん、お兄ちゃん」の連発。

その最も熱心な聞き手が『上杉景勝』役の北村一輝君。
北村君が余りに素直に反応し熱心に聞くので、松方のお兄ちゃんもすっかり乗ってきて、というか、私と中尾彬で煽ったからかも?

彼の離婚前の京都生活から、東映入社当時の十七、八歳頃の初々しい青春時代に迄遡りましたネ。

『丹下佐膳』で有名な時代劇の大先輩、大河内伝次郎さんは、大河内山荘という広大な面積の別荘が(二万坪?)嵐山にあり、東千代之介さんの旧居住地は、今は千代之介団地と呼ばれる住宅街に。
片岡千恵蔵(山の御大)、市川右太衛門(北大路の御大・北大路欣也さんの御父上)と、京都の東映時代劇で二大勢力を誇り、御二人の財力、貫禄に比べれば、「自分は中の下」と謙虚にニヤつきながら北村君にしゃべる「お兄ちゃん」の邸宅は、何千坪という敷地に大邸宅を構え、庭ではプールはもちろん、ヘリポート迄あるというスケール。
サウナ風呂も二つ、三つあるといっていたナ。

まあ、それを聞く北村君の驚くこと!


先日突然他界したスーパースター『マイケル・ジャクソン』の様に自宅に遊園地をつくる程のスケールの大きなスターは、さすがに日本には居ないけど、それでもすごいですネ。

まあ日本映画も又元気を取り戻して、佳作が続々とつくり出される様になったのは何よりです。

『おくりびと』がアカデミー外国語賞受賞。渡辺謙、真田広之さん達のハリウッド進出。この先、北村一輝君、妻夫木聡君、小栗旬君たちもどんどんハリウッド進出を狙うと良いですネ。

『天地人』の本番当日、松方のお兄ちゃんや、中尾彬、宇津井健、笹野高史、妻夫木、北村、小栗君、そして私。
年代を超えた俳優の輪は、恐らく周囲にもかなりオーラを振りまいていたでしょうネ。

珍しい顔合せに、担当の若手女性プロデューサーの発案で、集合写真撮影となりました。


じゃ、次回は『中尾彬』さんのおじさまエピソードなど御報告しましょうネ。

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プロフィール

横内正

■横内 正(よこうちただし)
■1941年7月1日生まれ、福岡県出身。俳優座養成所・第13期生。人気時代劇『水戸黄門』(TBS)の格さん役、『暴れん坊将軍』(テレビ朝日)の大岡忠相役ではお馴染み。近年は、NHKの大河ドラマ『風林火山』をはじめ、舞台、ラジオ、バラエティー、旅番組などに精力的に出演。また、その渋く低音の魅力で声優業や多くのナレーションも手がけている。趣味は500玉貯金、特技は餃子を速く作ること。

■TYプロモーションホームページ http://www.ty-pro.com/

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