政界でも屈指の論客で、年齢を超えたキャリアと人望を持たれていた人だけど、
思いがけなく早世されてしまいました。
何故、中川昭一さんと私? と思われるでしょうネ。
中川さん御自身も私の事を覚えておられたかどうかも定かじゃないしネ。
告別式の弔問客の中に杉良太郎さんの顔も見え、
「アァ、水戸黄門の初代の助さん、格さん両方と御縁があったんだナ」
と、今更ながら懐かしさと親しみの想いがわきあがってきました。
御尊父の中川一郎さんが突然他界され、急遽昭一氏が政界に転身されたわけだけど、
どうしてか私がその中川昭一さんの応援演説をおおせつかったんです。
もともと私は政治への関心は多感(?)な青春時代にはおおいにあったものの、年を経るに従って薄らいでいくなかに、まさか応援演説を引き受ける事になるなんてネ。
当日は、俳優座に所属してた頃の先輩「近藤洋介」氏と、年齢は一歳上だけど後輩になる「大出俊」氏との三人で、昭一氏の地元釧路の地を降りしきる雨の中、踏んだわけです。
演説会場は、舞台公演では大変出来ない異様な位の熱気につつまれており、
大歓声の中迎えていただき、全くのアドリブで何か懸命に皆さんに
「昭一さんをよろしく!!」
と支持を訴えた事を覚えてますネ。
そのあと、昭一氏の後援会長の御宅での晩餐。
オホーツク海で獲れたという、洗面器に手足がくっついている様なドデカイ毛ガニや、
寿司屋のカウンターで見かける木折にギッシリ並んだ生ウニ、イクラの数の多さ。
おおいに御席は盛り上げました。
そんな酒席の想い出に、中川さんの酒での失敗談が重なって、政界でのストレスの多さを想像したものです。
衆院選での大敗、御自身の敗選と、気の休まる間も無かったことでしょうネ。
どうか心安らかにおやすみ下さい。
御冥福をお祈り致します。合掌。
