連日、ノリピー事件、押尾事件でもちきりのマスメディアに突然の訃報。
中川昭一さんの葬儀が終わったと思ったら、今度は長門裕之さんの愛妻・南田洋子さんが長い闘病生活の末、亡くなられました。
新聞の見出しやらTVのワイドショーでの報道に、どれ程長門さんの悲しみが深く大きなものだったか、ヒシヒシと伝わってきましたネ。
実は、南田さんが亡くなられたのが21日。その1週間前の14日に、明治座の川中美幸公演を観に行ったんです。
それに長門さんも出演中。
普通、「観てますョ!!」って川中さんと長門さんの楽屋に顔を出すのに、その日に限って楽屋裏は忙しいだろうナと思い立寄らなかったんです。
それと長門さんの胸中を想うと、はげましの言葉も束の間のなぐさめでしかないだろうからと、遠慮してたんです。
こんなに突然南田さんに先だたれるんだったら、ひとことでもエールをおくれば良かったナと今更ながら悔やまれます。
長門さんは私よりだいぶ先輩ですが、何故かその「人なつっこい明るい人柄」に惚れている一人です。
昭和九年生まれ。世間では「おじいちゃん」。
でも皆さん誰にも負けない男の色気をかもし出していますネ。
藤村俊二さん、坂上二郎さん、財津一郎さんと多士済済。
最近お会いしてないけど皆さん、悠々自適の生活を過ごされているんでしょう。
長門さんの大邸宅で、御二人揃って大好きなマージャン三昧だろうと思ってたら、何年間も南田さんの看病に明け暮れてらしたわけで......。
そして、南田さんとの永遠の別れ。死別程つらいものはないでしょうネ。
御二人の『闘病日誌』がメディアに露出された事については、巷間、賛否両論取りざされた様ですが、南田さんへの彼の愛情の深さには誰も口をはさめないでしょう。
俳優の話しことばは、ともすれば饒舌に聞こえ、真実も伝わりづらい場合もあります。
サービス精神旺盛なコメントや表情から、又、映像の露出過剰を色眼鏡をかけず、素直に御二人の「キズナ」を感じとって欲しいものですネ。
南田さんは旅だたれました。
アキオさん(長門さん)も、お気持を立ち直らせて、我々後輩、仲間に演技の真髄を示してくれる日が近い様願っています。
長い間お疲れ様でした。
ご冥福をお祈り致します。
