あの「恐縮です」のフレーズで、どんな芸能音痴でも知らぬ人はいない、芸能レポーターの草分けともいえる梨元勝氏が急逝されました。
最近、あの濃いお顔をメディアで拝見しなくなったナと思ってたら、闘病中だったんですネ。
先夜、友人、知人の見送りを受けて「しのぶ会」が某ホテルで催され、1000人もの方が出席されたとか。ついこの間、現役バリバリのコロッケちゃんのパーティーの出席者でも800人だったんですから、如何にも人望のある愛される人柄だったんだということをしのばせますね。
実はかく云う私も、御多分に漏れず、梨元氏とはある軋轢があった一人でした!!
例の、世間を賑わせた私の離婚騒動には、彼が深く関わったことが発端だったんです...!?
当時は渦中の人物であり、相手(堀越陽子さん)のこともあるし。私はずっと口を閉ざしてたんですがネ。もう時も経たことだし、もともと彼は仕事の鬼、情の深い人間っぽい人柄だったんだとわかった今、私もこうして別れを惜しむ気持が湧いてきたんでしょう。
以前からギクシャクしていた関係に、いい加減疲れてしまった私は、とうとう我慢出来ず家を飛び出したワケ。もともとプライドの高い相手は「まさか私が家を出るとは!!」と、腹に据え兼ねたんでしょうネ
昔、所属していた親しいプロダクションの社長に相談して、私にお灸をすえる為の「チーム」が出来たようです。敢て断言はしません。飽く迄も推測として聞いて下さい。
当時、新しいプロダクションを立ち上げ、現在も私とパートナーシップを発揮して頑張ってる、我がTYプロモーションの代表も、まだその頃は女優を引退した直後で、私の「新しいお相手」では!?と、かなりしつこくメディアにマークされたのです。
遂には、私や彼女の全く知らない関係者のコメント等が続々と出てきて、彼女の身内の方にまで害が及びはじめたわけです。
さあ、そこで彼女は勇を鼓して梨元氏に会見を申し入れたんですネ。そして、あまりの一方的報道に納得出来ない。相手の言い分ばかり取り上げているが、こちらには一切取材しなかったのはあまりにも意図的すぎます、等々。
二人で色々と話し合ったところ、独断的だったと非を認めたそうです。
以来、季節の挨拶を交わす打ち解けた関係になり、今回の「しのぶ会」にもお別れに招かれたワケ。彼の様なベテランでも男気故か、思いこみで動くこともあるんですネ。
その「しのぶ会」に「前の女性(ひと)も顔を出すかもしれないヨ!!」とふざけて言ったところ、まさに出席してたそう。とても綺麗になられてました、と代表が言ってました。まあ色々な人が出席してたそうで、流石梨元さんの付き合いの広さを示しています。
離婚騒動のさ中、明治座で松井誠さんの公演に出演する事になり、劇場ロビーで制作発表があり、松井さんと西岡徳馬さんと私の三人が並んで座ったんです。
その開始時間の一時間も前から、記者席の真ん前の真正面に陣取って梨元さんは私の登場を待ち構えてました。そして、国会の野党の口撃よろしく、ガンガン私を攻めてきて、挑発された私がまたムキになって反論、その部分だけが直後くり返しくり返しテレビで流れ、自分の軽率さに後悔したものです。
舞台の話題には殆ど触れてもらえず、松井さん、西岡さんには本当に申し訳なかったんですが、二人とも「気にしないで、どうってことないですヨ!!」と、かえって慰められ、励まされました。
お別れの会場には、梨元さんに攻められ?いじめられた?芸能人も多勢出席してたそうだし、別れの言葉を述べたショーケン(荻原健一)も、喧嘩相手だったそう。梨元さんも今頃は天国で「恐縮です!!」と言いまくってることでしょうネ。
今思えば、梨元さんのような個性的な、敵に回せば厄介だけど、味方になればこんな情の厚い、頼もしい、そんな人物は見かけなくなりました。もちろん、他に親しくさせてもらってる芸能レポーター、評論家の方も何人かいますが、今日は、梨元さんとのお別れでおわりにします。では又。
黙祷。
