女性自身

2012年1月アーカイブ

2012年1月31日 (火)

明治神宮に、この一年間の平穏と昇運を願ったのがついこの間。
それが、もう2月に突入。
子供の頃は、過ぎ去る一日の何と長く感じたことか。
それが、今はまるで超音速ジェットに乗ってる様。

そのくせ、私は生来のナマケ者。
芝居は好きだが稽古は嫌い!?
なのに、レッスンでは皆に稽古しろ、勉強しろと、口をすっぱく繰り返してるんですから、勝手ではありますネ。

久しぶりに、この1月は舞台公演も休み、海外での正月も自粛。部屋にこもっていました。
有り余った時間を、この際だから、これ迄の何十年もの間にたまった出演ビデオの整理、編集にあてる事にしたんです。

今の鮮明なデジタル画像に比べて、アナログでピンボケの色素の落ちた画像を見ながら、時の流れを感じさせられた次第。
自分の若い若い頃の懐かしい作品を眺めながら、この先もう誰の目にもとまらないだろう一コマ、一コマに、感慨深いものがありました。

私たちの仕事は、瞬間、瞬間、演じているその場から消え去っていく、形の残らない芸術であり、仕事ですからネ。
映像を見ても、過去の影ですからネ。

まあ、劇場で観る映画、ツタヤのDVD等、全て影を楽しんでるわけです。映画や、TVドラマはともかく、ライヴの舞台迄記録される時代ですが、そこからは、俳優のナマの息づかいなんか伝わる筈もないんですが......。

しかし、テレビの始まりは、プロレス中継か、歌舞伎中継を、1台のカメラを据えっぱなしで放送してたんですからネ。
その頃共演した皆さんの姿を懐かしく見入ってると、大女優と評される方々と共演、中には熱い!ラブシーン等もあり、私も結構イケメン系の俳優だったんだナと、秘かに鼻をヒクヒクさせたものです。
いまだに驚く程の美貌を保っている方もいるし、すっかりおばさんに、又、老俳優の風格を漂わせている方も。

まあ、余りの本数の多さに、この先、ビデオからDVDに移し替える作業も、間に合わずに、途中で映像は消えていってしまうんでしょうが......。
ですが、過去の映像は忘れて、私自身、まだまだ一瞬の輝きを追って、ステージや画面から皆さんに見ていただけるよう頑張ります!
さあ、2月は、鬼は外!福は内!からスタートです。では又。

横内 正


2012年1月17日 (火)

年明けて、事務所恒例の日曜レッスンが始まってもう2回目。昨年は、12月に入るとあの「水戸黄門」終了騒ぎに明け暮れ、(知る人ぞ知るですが)やっとそれも、もう過去の出来事として消え去っていった様です。
実は私は、レッスン場まで電車で通ってるんですが、ついこの間まで、駅のホームの壁や、電車の吊り広告に、やけに目についたのが「水戸黄門」のDVD発売の宣伝でした。
それも、私が出演してた当時のシリーズで、その頃の若い若い格さんの私が、東野さんの黄門さまと、里見さんの助さんと楽しげに旅してるスナップが印刷されて。
まあ、便乗企画でしょうが、「これでもう製作は終わったんですよ、今のうちに記念として購入したら如何?」ということでしょうネ。週刊誌の見出しに名前が載るのもそうですが、やはり、皆さんの目にされる広告の真下に本人が立ってるのも、面映ゆいもんですね。
レッスンでは、時代劇には欠かせない日舞講座も常設し、なるべく皆も習える様な環境をつくってるんですが、なかなか積極的に習う人は少ないですネ。
以前、ワークショップで、立ち廻り(殺陣)の短期講習をした時は、全員参加といっても良い位、男女合同で稽古したもんですが。皆、努力の割には即、成果の見えない習い事は敬遠しますネ。まあ、これ程TVから時代劇が撤退する現実を見れば、意欲が失せるのはわからなくもないですが、やはり寂しいですネ。
しかし、舞台も映画も時代劇を見捨ててません。今年スタートした、NHK大河「平清盛」で、松山ケンイチさんが、熊の原点の様な、武士の剣の舞を舞ってましたが、恐らく特訓した事でしょう。
外国人から見たら、日本の俳優なら誰でも、日舞や能、サムライ・忍者の立廻りが出来るものと思ってる様です。まあ、着物が身体になじまない様じゃあ、日本の俳優なんて云えませんからね。今や、国際スターの一人、あの真田広之さんも、子役で水戸黄門に出演、私と共演したんですヨ!
折角、時代劇をそこそこ知ってる私から、彼等がもっと何かを盗んでくれたらナと、これからも教材を選択して指導していこうと思ってますが。
最近の舞台を観ると、立廻りというよりアクション、スピード感、モダンな現代風デザインの衣装と、基礎等なくても成立するものが溢れる一方です。でも、どう現代風にアレンジしても、そこに流れる源流は、これまで先輩諸氏が作り上げ、守り続けてきた基本である事、わかってほしいですネ。
いくら「大奥」が新解釈でつくられたからって、まさか「襖」を足で開けるなんてしないでしょう?いや、ひょっとしたら......。この間観た舞台「大奥」では、女優さんたち、「打ち掛け」引きずって舞台を走りまわってたからナア。
まあ、こんな風に愚痴をこぼして年寄りあつかいされたくないので、これでおしまい。
私自身、今年上半期に控えている作品は、外国物を日本に翻案した時代劇と、歌舞伎界の出演者たちに加わった時代劇と、時代物が続きます。まだまだ学ぶことが多そうで、楽しみですネ。
次回は、舞台裏での私の知られざる素顔?をお見せしようかと思っています。
では又、近々!

横内 正

2012年1月 6日 (金)

明けましておめでとうございます(?)
待てよ。
果たしてこんな「めでたい」なんて云って良いのかナと、先ずそれが頭に浮かんでしまいます。
いざ年賀状を前にして、ためらったり、戸惑ったりした人も多かったでしょうネ。
私も例年、400枚位書くのですが(直筆ですぞ!)、今年は迷いながら、ごく限られた枚数だけで失礼することにしました。
本当は、こんな時だからこそ、明るく、励ましあって、という想いもあるのですが、被災者の心情を思うと、やはりためらいますね。

そんなこともあってか、今年は賀状頂く枚数も、かなり少なかった様です。まあ、新年というよりもう寒中見舞いですがね。

今年も恒例の参拝に行ってきました。
一昨年は伊勢神宮、昨年は名古屋の熱田神宮、今年は通常の明治神宮。
大勢の人並みにもまれながら、若者や外人の姿が多いのに驚かされました。
それに、私の様に連れもなく、一人での参拝は、何だかわびしいものがありますネ!?

もう少し以前は、私も芸能人真似ごとの様に、毎年正月は、ワイキキやゴールド・コーストを散策したものです。
でも、今はすっかり日本での正月を寛いでいる次第。
まあ、昨年、一昨年共、正月早々から名古屋の舞台に出演してたこともありますが。

去年の仕事納めは、久しぶりに映画に出ましたが、その前日迄、懐かしい「水戸黄門」への出演。
多くの方々から「拝見しました、面白かった」とか「白いヒゲが似合ってた」とか「黄門様が二人いるみたいだった」とか、色々な感想が届き、打ち切りにはなったけど、日本中にまだまだ「黄門ファン」は健在なんだなあと、感慨深いものがありました。

最後の黄門様‐里見浩太朗さんと私の対談が掲載された本誌「女性自身」読んでいただけたかナ?
ロケやセットでは、一番楽しそうに仲間達と語り合いながらカメラの前に立ってたのが里見さんでしたね。
もうだいぶ高齢ですが、まだまだ現役OK。
日本中の黄門ファンの為にも、パナソニックが駄目なら、どこかがスポンサーになって、また、スペシャルがつくれたら、皆さんに喜ばれるでしょうがね。

さあ、8日からまた、若い人たちとのレッスンがはじまります。
失礼、50代以上のプライムカンパニーの皆さんも。
皆さんとても熱心だし、教えがいがありますネ。
安易に楽してスターに!といった若者たちじゃなく、地道に堅実にレッスンする真摯な彼等が大好きです。
今年辺り、新たに、又堅実に俳優の道を歩もうとする若者たちや、第2の人生に夢を馳せる年配の仲間達が門を叩いてくれたらなあと、期待しつつ、いざスタート!!
今年もよろしくお願いします。

平成24年1月6日                       横内 正

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プロフィール

横内正

■横内 正(よこうちただし)
■1941年7月1日生まれ、福岡県出身。俳優座養成所・第13期生。人気時代劇『水戸黄門』(TBS)の格さん役、『暴れん坊将軍』(テレビ朝日)の大岡忠相役ではお馴染み。近年は、NHKの大河ドラマ『風林火山』をはじめ、舞台、ラジオ、バラエティー、旅番組などに精力的に出演。また、その渋く低音の魅力で声優業や多くのナレーションも手がけている。趣味は500玉貯金、特技は餃子を速く作ること。

■TYプロモーションホームページ http://www.ty-pro.com/

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